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新年いろいろ(黒田 理編) [varied experts]

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新年の祝い方もところによっていろいろ。イスラム圏の国では、1月1日は特別な日ではなく、ふだんと変わりなく、仕事をして、いつも通りの食事をするそうです。
エジプトも人口の大半がイスラム教徒ですので、新年に特別なお祝いはなく、クリスマスもそう。
それでもよく「盆と正月が一緒に来たようだ」と言われるほど、盛んにお祝いする行事があるそうです。これをイードと言い、そのイードは二つあると。
ラマダンという断食月が終了すると3日間ほどの休日があり、街はお祝い一色に。このイードをイード・アルフィトルと言い、もう一つのイードはイード・アルアドハーと言うそうです。こちらは犠牲祭とも言われているそう。いずれもイスラムの暦に従っています。イスラム暦、太陰暦は、太陽暦より約11日短いのです。
そこでイードの時期も我々の暦からすると毎年、ずれることに・・・。真夏のこともあり、真冬のことも。
昨年のラマダンは4月1日に始まり、5月1日に終わりました。今年は3月22日から4月20日。イード・アルフィトルは4月21日。イード・アルアドハーは6月26日。
ラマダンは私利私欲を捨て、自己を鍛錬し、神への献身、奉仕に努める月。期間中、お金の余裕のある人は貧しい人に寄付したり、日没後の夕食をご馳走したりするそう。
ラマダン 断食月は、日の出から日没まで食事ができません。食事どころか水もダメ、つばを飲み込むのもダメだそうです。ところが、日が暮れてしまえば食事はOK。
OKどころか、普段とは違い、ご馳走なのだそう。仕事もエジプトではたいがい午後3時に終わり、食事に間に合うように一斉に帰宅を急ぐそう。
だからエジプトの人たちはとてもラマダンを楽しみにしているそうです。その様に1ヶ月を過ごした後、イードのお休みに。1ヶ月ぶりに食べる昼間の食事の前に体を清め、新しい服を着るそう。このイードやラマダンは、世界中のイスラム教徒が一斉に行います。イスラム教徒は世界に18億人とも19億人とも言われています。
さて、もう一つのイード・アルハドハー。たいていのイスラム教国では国民の休日となり、家族や友人と食事をともにし、新しい服を着て心と体を清めるとのこと。
こちらは、犠牲祭と言われる様に、各家庭で羊や山羊を「生け贄」として捧げるそう。これはイスラム教の預言者イブラヒムが自分の息子をアッラーの神に捧げようとしたことを祝う行事とされているのです。生け贄にした羊や山羊はその場で解体し、肉は家族で食べたり、周囲の人や貧しい人に分けたり。「残酷と思う人もいたようですが、そこは文化、宗教の違いです。私たちも食べ物のありがたみを知り、神聖な気持ちになりました。」
このイードのお休みの時に、イスラム教の聖地メッカに巡礼に行く人も多くいるそう。イスラム教徒は一生に一度はメッカに行くのが義務とされているそうです。
その為にサウジアラビア政府は特別のビザを出し、旅行会社は特別なツアーを組み、この為にお金をためる人も多いそう。メッカは元々イスラム教徒しか入れません。
新型コロナの影響で、サウジアラビア政府は2020-21年は巡礼者を国内に住んでいる人に限定、昨年は3年ぶりに外国人にも解禁。
「新年の迎え方ひとつをとっても、宗教や国によってさまざまです。その違いを知る事はとても楽しいし、興味深い。相手を理解するためのきっかけになると思います。
日本にも北海道にも多くのイスラム教徒がいます。最近は技能実習生で釧根地域で暮らす外国人も多い。どの国にも人にも文化・伝統・宗教・習慣があります。
こちらから何かを押しつけるのではなく、相手からも学ぶ姿勢が必要だと思います。そうすればもっと私たちの生活も楽しくなるはずです。」

2023.0106 O.A 「2023年も自然体」 [varied stories]

田伏伸次さん(レコーディングスタジオクーパー代表)
https://studio-cooper.jp/

大阪の台所、黒門市場。鮮魚や肉、青果等、新鮮な食材を食べ歩きできる観光客にも人気の市場。
ここが年末は大渋滞になるそうです。流石にコロナ禍では人数は減ったそうですが、2022年末は戻り始めていた感じと。
そもそもは大阪の料亭や小料理屋の方達が仕入れにいらしていたそうで、高級なものから普通に買うことのできるものまで幅広く取り揃えているそう。
「それが年末はすごい人出なんですよ。50m位のところを抜け出るのにどれくらい時間がかかったか・・・・・それ以来僕は行っていないです。
まるで満員電車に乗っているみたい。」
大阪人の定番として、この市場でお正月用のカニやカズノコ、フグなどを買うそうです。
この業界が長いpopo氏。以前は大晦日にライブとか、盆正月はなく、徹夜でレコーディングということもあったそうですが、今では懐かしい話。
近年はそこまで忙しいという感じではないそうですが、もうあの忙しさには戻れなさそうです。(笑)
さて、今年絶対やること!!を伺ってみました。「いや〜〜〜。今、何かを考えなければ・・と思ったほどです。近年は、先が見えない感じだったですよね。
だからやりたいことを決めていないですね。海外旅行も行けないし・・・。」
確かに先が見えないと積極的には仕事を入れていくことは難しいかもしれません。特に音楽業界は。
やはり、年に何度足を運ばれているのかわからない石垣島のおじさまたちの日常を撮影したYouTube動画の制作にとりかかることでしょうか。
確か去年、一昨年の年末にもお話しをしていた様な・・・。スタジオでのYouTube動画の配信にもだいぶ慣れてきたとおっしゃっていたので、
今年こそは!!今年こそは・・・・・・期待したいと思います。
※写真は田伏伸次氏からお借りしました。
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