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stand & stand still [close to you <art編>]

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アメリカのコロンビアカレッジシカゴ卒業し、米中西部の新聞社で専属フォトジャーナリストを務めた大藪氏。
勤務の傍ら全米・カナダで約80人の性暴力被害者を取材撮影し、プロジェクト「STAND:性暴力サバイバー達」を発表しました。
その後、米連邦政府司法省主催の啓発活動にコンサルタントとして携わり、2018年団体Picture This Japanを立ち上げ、
社会でマイノリティーといわれる人たちにカメラを持たせ、彼らの世界を内側から可視化し、声を伝えるプロジェクトのディレクターとしても活動なさっている方です。
その作品展が今回釧路で初開催となり、お話しを伺いました。
写真というツールで自らを表現する。自分の想いを出す、整理することで前を向くことができた人もいるはず。
「人の苦しみや悲しみ、現場で見てきたはずなのに・・・。理解の深さが足りなかった。自分が経験することで気づきがたくさんありました。」
この作品展を主催なさったエシカル+の代表の野村氏曰く「性暴力サバイバーが写真を撮ることで、被害体験や想いを感じ、自身と向き合うワークショップから生まれた写真の展示会。11月25日~12月1日の犯罪被害者週間に併せて、道東初写真展を開催することになりました。当事者ではない人にとっては、
つい目を背けたくなるテーマですが、せめて1年1度、この期間に写真を通して声にならない声に耳を傾け、写真を観て感じる時間を共有して頂ければと願います。」
(写真展 STAND & STAND Stillは11/25〜12/1までイオン釧路店1Fファッションフロアで開催)


2021.1124 O.A 釧路こうわクリニック 院長 小笠原惇氏 [close to you <dr.編>]

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12月1日、間も無く開院する小笠原氏にスタジオにお越しいただきました。医師を目指した時からいずれは釧路でクリニックをやりたいと思われていたそうです。今までは釧路孝仁会記念病院で5年勤務し、急性期の患者さんも数多く診察し、そろそろ今回の開院の運びになったとおっしゃっていました。「今まで働かせていただいた病院は循環器をメインとした比較的大きな病院が多く、重症な心臓関連な患者さんが多かったのです。当然その目の前の病気を直していくというのがまず第一なのですが、やはりその病気になってしまった経緯が必ずあるんですね。例えば高血圧とか、コレステロール、糖尿とかその様な疾患が積み重なって心臓の病気を発症してしまっていることが多いので、一次予防、二次予防等に力を入れて診療を続けていきたいというのが今の目標です。」血液の検査等は少しの血液で検査ができ、なおかつ短時間で結果が出る様な機械を投入し、少しでも患者さんの負担を少なくなる様な事を考えたそうです。
専門は循環器内科、その中で多い症例について教えていただきました。大きな症例としては心不全。循環器の中でも慢性の心不全も今後パンデミックになってくるということが言われているそうです。心臓が原因で、例えば息が苦しくなったり、脚がむくんでしまったり、その様な症状が出てしまう状態の事を心不全状態というそう。必ず心不全には原因があり、例えば昔心筋梗塞をして心臓が悪くなってしまったとか、心臓の中の弁が悪くなってしまったとか、心臓の筋肉に何かしらの障害があり心筋症になってしまったとか。かなり多岐にわたる疾患が裏にはあるそうです。
それを防ぐには・・・日常生活も非常に大事。でも薬も重要と。心不全の薬は小笠原氏が医師になった時から去年一昨年位まではほとんど変わっていなかったそう。それが2年位前から新しい薬が出てきて、その薬を飲むことにより寿命を伸ばすことができるという結果が出てきているので、かなり革新的に薬が進んでいるとおっしゃっていました。また、機械も進んでいて様々なタイプのものが出ているそうです。「クリニックに行くまでもないかなと迷った時に、あそこの先生に相談してみようと思ってもらえる様な敷居の低いクリニック、思っている事を言える様な関係を築いていける様な病院にしたいです。これから在宅診療もやっていきたいと考えています。」