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スコットランドのハイランド(中村 隆文編) [varied experts]

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4.jpgスコットランドは南のローランドと北のハイランドに大きく分かれ、今回はハイランドのお話しです。
ローランドは平地が多くイングランドが近いのでその影響を受けているのに対し、
ハイランドは山が多くあまり拓けていない感じ。
イングランド的なものもなく、「自分はスコティッシュ」という方がハイランドには多いそうです。
名誉革命で議会が王位継承に大きく関与する制度が生まれると、「議会が王位継承に関与すべきでない」とし、
追放されたジェームズ2世こそが正当な王位継承者だと主張する反革命勢力「ジャコバイト Jacobite」が台頭し、
各地で反乱が起こったのです。
当時のイングランドとスコットランドは、アン女王時代に成立した「1707年連合法」に基づき両国の議会は統一され、
「グレートブリテン王国」という一つの国家となっていました。
このように、ハイランドは、ジャコバイトの反乱に続くハイランドの伝統的な文化の廃止などの要因が絡み合い、
「ハイランド・クリアランス」、そして、産業革命期の都市部への大量移動があったそうです。
また、言語にスコットランド・ゲール語、ハイランド英語も用いられているのも特徴と。
ハイランドはイングランドよりアイルランドとゲール語やケルト音楽等文化的共通項があるといわれているそうです。
以前は消えてしまったものを復興させたものの中にはハイランドゲームズと呼ばれるものがあります。
有名な丸太投げ、石投げ、ハンマー投げなどのほか、バグパイプやハイランドダンスのコンテストも行われるそうです。
歴史は古く、その由来は諸説あるそう。毎年5~9月にスコットランドの各地で開催されているそうで、素朴ながらもその歴史を知ると実際に見てみたくなりました。
※尚、写真は中村隆文氏からお借りしました。

2021.1126 O.A 「道東の魅力いっぱい!」 [varied stories]

達川慶輔さん(ゲストハウスオーナー)
https://thegeek.jp/

道東に移住して早1年半。道東の魅力にとりつかれて移住した彼にあらためてその魅力の一部を語っていただきました。
道外からも道内、道東からもお客様がいらっしゃる中で、道東の方からよく聞かれることの一つに「ここには魅力ないから・・・」という言葉。
ちょっとまった〜という感じで彼が考える魅力その1。「釧路といえば、阿寒湖、夕日、湿原。もちろんそれはそれで素晴らしいのですが、一番はすみやすい気候。
これってすごいことだと思うんです。」夏の涼しさはもちろん、冬は雪が少ない。年間を通して過ごしやすいということ。意外とこれが移住の決め手になると。
確かにこのところ、長期滞在の方が過ごすNO.1の街になっていることからも頷けます。
それから、国内唯一の坑内掘稼行炭鉱である釧路コールマインがあること。さらにその資料館で歴史を勉強できること。
魅力その2。釧路町の仙鳳趾の牡蠣。厚岸の牡蠣は有名だけど、この殻にこの大きさの身というリーズナブル感が素晴らしいとおっしゃっていました。
魅力その3。厚岸町の牡蠣とウイスキー。2016年に蒸留を開始し、「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SWSC)2020」
「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SWSC)2021」で最優秀僅少2年連続受賞。
さらに「ウイスキーバイブル2020」でLiquid Gold awardを受賞するなど、短期間でのこの賞の受賞とはなかなか取れない賞なのでこれもすごいことと。
魅力その4。標茶町。ここは住んでいることもあり魅力満載。人口に比べてその10倍近くの数を数える牛。
現在、牛のおならとげっぷが地球温暖化を加速させる等言われていますが、それを逆手にとって街が人が牛と共生する道を見つけることができたら・・。
彼曰く、それは最高のポテンシャルと。課題視されていることを今後の展開でいかようにも変化させることができるのでは?とおっしゃっていました。
他には自分の街にあまり自信を持っていない高校生が様々な課題を自分たちで見つけ、問題解決のために能動的に動き出す。
その現実を目の当たりにして達川氏は地域振興のために大学生がやるようなことを手がけるその素晴らしさに感動したと最後に教えてくださいました。
※写真は達川慶輔氏からお借りしました。
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