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hanyu hikaru exhibition [close to you <art編>]

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現在、羽生輝氏の展覧会が釧路市内3箇所で開催されています。
それぞれの角度から羽生氏の制作された作品が鑑賞できる内容です。美術館では、美術館所蔵の作品の大きな作品の他、少し珍しいと思われる作品が展示されています。
色合いはいつもの羽生氏のものですが、描いている対象が柿。とても渋い感じがします。ナイフを使っている雰囲気がなんとも言えず・・・。
小さな作品ですが、趣を感じる羽生氏のある一面を見せてくれています。
そして、海外でスケッチされた風景の作品も青の色合いがとても素敵。厳しい冬の寒さを描く羽生氏とはうってかわった側面を感じさせてくれます。
ザ・羽生輝といった大きな作品も見応え抜群。道東の冬の厳しい海とそこに暮らす人の息吹を感じる作品です。
「この風景はどこに行ったら見ることができますか?」という質問をよく受けるそうですが、羽生氏の作品は半分がフィクション。
実際にある場所、ある岩、ある番屋を組み合わせて、一つの大きな場面に構成されているで、描かれたその場所というのはないのです。
「厳しくて優しい方」と言われる武束氏の言葉通り、作品にもそのあたりが反映されているのではないかと私は感じるのです。
この冬、3館(美術館・芸術館・文学館)を巡ってそれぞれの羽生輝に触れてみるのも面白いと思いますし、この様な企画はまずないと思います。
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(羽生輝展は12/12まで釧路市立美術館で開催中)