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how to live... experience all approaches in art. [close to you <art編>]

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どう生きるか・・・
どう暮すか・・・
どう死ぬか・・・
それが彼にとって制作の最大のテーマであり、唯一のテーマ。そのためアートであらゆるアプローチを試みる。
彼のテーマは当初からブレが一つもありません。
ですから様々な素材を使い、場所が違っても、彼にとってはやっていることは一緒なのです。
それぞれの作品展で展示する作品は毎回、扱うものが違っていても、それは彼の一部分。
メインは鉄、木、糸を使用しますが、表現されているものはテーマに深く突き刺さるものばかり。
今回は苫小牧在住、金属工芸家であり、彫刻家の藤沢レオ氏のご自身の作品について伺いました。
今年はすでに福岡、札幌、そして地元苫小牧と八戸の交流展への出品が決定しているそうです。
そして、彼はまた新たな扉を開きました。この4月からは先生として、そして生徒としてまたその幅を広げようとしています。
毎回お話を伺って刺激を受けています。彼のコミュニケーション能力の高さ、でもそれを感じさせない雰囲気。
そして、目的に向かって突き進む力。でもそれを感じさせない不思議な魅力をいつも感じるのです。
※尚、写真は藤沢レオ氏からお借りしました。

2023.0308 O.A 釧路赤十字病院 内科 古川真氏 ~2~ [close to you <dr.編>]

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脂肪に関する数字、言葉で浮かぶものは?といきなり質問からスタート。脂肪肝、中性脂肪、コレステロール等はご存知の方が多いと思います。
でもその違いはなかなかわからないと思います。実は繋がっているけれど全然違うそうです。
脂肪肝の脂肪は脂肪細胞。体の中に身についた脂肪は細胞。この脂肪細胞には2種類あり、一つは褐色脂肪細胞。
そして圧倒的に多い白色脂肪細胞。これはどちらかというとエネルギーの貯蓄。この細胞の中は中性脂肪がメイン。中性脂肪は体の脂肪の中でもエネルギーになる脂肪。
検診の項目にはTGと書いてあるそう。トリグリセリド。トリはトリプルのトリ。グリセオール、グリセリンみたいな細胞に3つ脂肪の単位が付いている。
この1個1個の脂肪が脂肪酸といわれるもの。ドコサヘキサエン酸とかエイコサペンタエン酸と聞いたことがあると思いますが、それがエネルギー源になっているそう。
いざ、エネルギーが足りないとなったら、その中性脂肪が細胞の中に入っていき分解され、細胞の中でエネルギーとして使われるという構図。
コレステロールというのは、エネルギー源ではない。体の中で必要なものを作るときの材料や原料になるイメージと。人間60兆もの細胞があると言われています。
実は細胞は一つ一つ細胞膜という袋で覆われています。その袋を作るときの原料がコレステロール。ほかにはほとんどのホルモンもそう。
ステロイドってありますよね。このステはコレステロールのステ。脂肪にも色々な大きさがあり、中性脂肪があり、脂肪酸があり、コレステロール等、
とにかく脂肪にはものすごい種類があるそうです。その種類により大きさが違う。例えばLDLコレステロールは密度が低い、HDLコレステロールは密度が濃いという意味。
よく悪玉といわれているのはLDLコレステロール。材料が余ってしまう、余剰のコレステロールが出てくるとそれが酸化することがあり、
そうなると動脈硬化の原因になるということで悪玉と言っているのです。HDLはサビ取りのイメージ。
中性脂肪とコレステロールで同じ脂肪といっても全然役割が違うということなのです。食べる量や運動量で中性脂肪の値は上がったり下がったりすごく激しいそう。
コレステロールは材料なので急激に上がったり下がったりはせず、かなり長期的な動きをするそうです。
そもそもコレステロールは、最終的に何を気にするかというと、圧倒的に心筋梗塞。動脈硬化が起こるから。
「コレステロールの数値が高いといっても年齢、性別、その方の持っているバックグラウンドが違うので、そのリスク因子を把握した上で数字の持っている意味を
考えることが本当は一番大事なのです。」
食べた脂肪が吸収される時、リパーゼによって脂肪細胞をぶつ切りにするイメージ。小さな単位にして行かないと吸収できない。それを吸収させないように、
リパーゼという消化酵素をブロックする薬が出たのです。オルリスタットというもの。最近マスコミでも取り上げられていました。
この薬が春以降処方箋不要で薬局で購入できることになりそう。「体の中の脂肪分というのは摂取した脂肪だけではなく、糖分が巡り巡って代謝されて脂肪にかわることがあるんです。だから脂肪分だけを薬で吸収させなかったとしても効果は限定的だと思いますし、脂肪が腸の中に残ると脂肪便が多くなるので僕は良し悪しかな・・・
と思っちゃったりしますね。」とおっしゃっていました。