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creative arts and・・・as an advisor. [close to you <art編>]

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昨年11月にスタジオでお話をしていただいた苫小牧在住の藤沢レオ氏、その続編からスタート。
台湾(台南)で北海道アーティストのグループ展が開催されました。本来は現地での制作の予定でしたが、コロナ禍でオンラインを使っての進行。
基本、毎回北海道の他のアーティストと現地のスタッフがリモートで打ち合わせをし、素材を現地で調達し、それを北海道に送ってもらい北海道で制作し、
作品を台南に送るという流れ。彼は今まで取り組んで来た「模刻のモニュメント」「糸を使った重力の彫刻」を展開しました。
「毎回皆で揃って会議、打ち合わせをするので、普段できない体験をすることができて刺激的でした。
例えば、他のアーティストの交渉の仕方とか、制作過程をみることができるとか面白かったです。」
もしかすると現地に赴くよりも密度の濃い時間だったのかもしれません。
展覧会の評判もよく、今後も台南と北海道のアーティストのプロジェクトは続いていくことでしょう。
そして、札幌のギャラリーCLACでスタートしたプロジェクト。ここに彼はアドバイザーとして関わっています。
サポート企業と連携し、アーティストにあった職種や雇用条件で、働きながら制作に打ち込める生活環境づくりをサポートするという内容。
今回は20代から60代までのアーティスト7人が選ばれたそう。日本画、油彩、写真、CG、現代アートインスタレーション等々ジャンルも様々です。
数多くいるアーティストが次のステップに踏み出すための継続的支援を目的とした取り組み。全道に広がってほしい企画です。
選ばれた7名はこれから1期生としてそれぞれが動き出します。各企業と、また他のアーティストと、はたまた全く関連のない世界と様々な化学反応を起こしつつ・・・
今後はどんな展開になっていくのか、とても興味深く、目が離せないプロジェクトだと思います。
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※尚、写真は藤沢レオ氏からお借りしました。

2023.0301 O.A 釧路赤十字病院 内科 古川真氏 ~1~ [close to you <dr.編>]

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今回は、去年11月に開催されました「釧路糖尿病day 市民公開講座」の復習編です。
会場にいらっしゃることのできなかった方にぜひお聞きいただきたいとのことで、お話しいただきました。
さて、カロリーを気になさる方が多いと思います。そのカロリーって一体何?エネルギー量を表す単位としてのカロリーはcalと表記し、本来は熱量を表す単位。
人間が食品から摂取したエネルギーは最終的にほとんどが熱として体外に排出されるため、熱量を表す単位が用いられています。
その秘密がここにある・・とスタジオにお持ちいただいたのが「カラムーチョ」お菓子です。ムーチョとはスペイン語でとてもという意味。
カラはおそらくスペイン語でいうカローからきていると。日本では辛いを当てたのでは?と古川氏。カローというのはラテン語で熱という意味。
だから熱いとか辛いという意味になり、そこからカロリーという単位を生み出したそう。単位の基本中の基本はメートル(m)。そこからメートルの話が始まりました。
そもそもこのメートルはどう決めたのでしょう?地球の長さを基準にしたら世界中誰も文句を言えないということで1790年、フランスの数学者が地球一周40000kmに
しようと決めたのです。それを1/4の長さ10000kmに。メートルというのはギリシャ語で測るという意味なのだそう。
地球の一千万分の1を測ったよというのを1メートルと名付けて、これを全人類共通の長さにしようと言ったのがメートル法。ただ、日本で正式にメートルが
使われるようになったのは1958年。この1メートルが定義されないと単位は全て定義されない。カロリーも単位なので、1mが定義されないと定義できない。
1メートルが決まると、1キログラムが定義できます。1mが定義されると10cmが定義できる。10cm×10cm×10cm、その中に水を入れる。
すると1リットルの水が入ることに。それを1キログラムと決めました。1カロリーというのは、1cc・1グラムの水が1℃温度が上がった熱量。
「20℃室温の水を100℃に沸騰させる。80℃上がりました。これが80キロカロリー。バナナ1本。だからバナナ1本食べるということは、
それくらいのパワーを体に取り入れるということなのです。自分が今日どれくらい体を動かすのかを考えて、カロリー摂取しないと、動かさなかった部分は
余剰になってしまうので、それが太っちゃう〜という状態になっちゃうのです。だからカロリーは気になるし、気にしてほしいのです。」