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2023.0505 O.A 「Ebb Tide 引き潮」  [varied stories]

逸見光寿さん(写真家)
https://coju.info/

彼の新作「Ebb Tide / 引き潮」は釧路町の海岸線を撮影したもの。釧路町の海岸線は何がすごいのか
・・・目の前に広がる断崖絶壁が連なる海岸線と奇岩、地層。
そして潮が極端に引いた時でないと入っていけない場所が多く、ほとんど誰にも知られていないこと。
北海道の海岸では、乙部町の滝瀬海岸や根室の落石海岸に匹敵する美しさがあるそう。
1:ローソク岩
極端に潮位が下がる日と時間帯をアプリで調べて何度もトライ。撮影した日は、露呈した白っぽい海藻と表情が抜群だったそう。
ローソク岩、海藻、断崖絶壁、雲の位置関係や表情を確認しながら撮影。限られた時間の中で撮影しなければ戻れなくなるのでスリリング!
2:汐見の滝
この滝を撮るには空の表情が重要になってくるとのこと。上手い具合に厚い雲が出てくれたそう。
小さくてわかりにくいが、飛んでいる鳥が写っているのが、断崖の大きさを物語っていて良いと。
この辺りはグランドキャニオンを連想させるような地層の重なりが素晴らしい。
3:怪獣岩
まさに奇岩。ゴジラ岩は全国各地にあるが、かなり良い線いってるのでは? と逸見氏。
目がくり貫かれている感じがすごい。撮影したのはジリの日で、雰囲気が最高になったとおっしゃっていました。
写真は手前の岩を入れてシャドウを作ったのがポイント。ジリの白さとの対比と構図が作品を際立たせる。
4:又飯時〜宿徳内
潮位が下がると、岩場が顔を出す。又飯時には岩のトンネルがあり、それもフォトジェニック。
そこでは、岩々の間に押し寄せる波をどう表現するかがポイントとなる。撮った画像を確認しながら、撮るタイミングやシャッタースピードを調整。
光が強いと作品にしにくいので、曇天時を選んで撮影したそうです。
※写真は逸見光寿氏からお借りしました。
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