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museum on the hill [close to you <art編>]

「丘の上のミュージアム、とっておき10選」会場風景.jpg「丘の上のミュージアム、とっておき10選」会場風景2.jpg矢柳剛《あなたのハートがであうとき》1991076.jpg
今回の展示はとってもゆったり。大きな会場に10点が展示されています。
オンラインアート教室事業 丘の上のミュージアム、とっておき10選というタイトル通り、ユニークな企画です。
帯広美術館と学校や社会教育機関をつなぎ、美術鑑賞や美術館の活動について伝える事業を実施しているそうです。
さらに多くの方にオンラインアート事業を知っていただき、利用していただいたいと特別に開催されているとのこと。
展示は十勝にゆかりのある作家がメイン。油彩、ポスター、彫刻、プリントアート等。
その中から数点ご紹介いただきました。今回の展覧会のキーワード的なものとして、矢柳剛「あなたのハートがであうとき」
〜パリから帰国と同時に制作手法をシルクスクリーンに切り替え、明快で鮮烈な色彩、ポップな感じ、簡潔なフォルムを際立つスタイルを確立。
ハート型の画面に様々な形が組み合わされた作品。人と人の出会い、心と心の出会い、人間社会に置ける愛や絆をイメージさせる作品です。
岡沼淳一「MONSOON〜インパクトのあるダイナミックな彫刻。横から見る、正面から見る・・・立体ならではの見る角度で違う表情を楽しむことができる作品。
木の断面、木目の美しさもじっくりと感じることができる、円と不定形とを組み合わせた洗練されてスケール感のある作品です。
松樹路人「コタン・クル・カムイの詩」〜現実とはなれた夢の世界、想像の世界と感じる人もいるかも・・・。
アスパラ等北海道に馴染みのある野菜などのモチーフがたくさん描かれています。
そこに描かれたストーリーを楽しむことができる作品です。
※尚、写真は北海道立帯広美術館 齊藤千鶴子氏からお借りしました。
(丘の上のミュージアム とっておき10選は6/11まで北海道立帯広美術館で開催中です。)

2023.0510 O.A 市立釧路総合病院 院長 森田研氏 [close to you <dr.編>]

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今回は、この冬の振り返りです。題して・・・寒い季節に注意すべき健康管理。
記憶に新しいと思いますが、去年の終わり頃、雪がたくさん降って雪かきが大変だったですね。この雪かきに注意というお話しです。
実際に病院に運ばれた方が数多くいらっしゃったそうです。どうしてこんなに心臓や血管系の病気で運ばれるのか?と担当医師もおっしゃっていたそう。
冬の寒い時期には体も縮こまり、血管も同じように縮み上がってしまうのです。そこで、無理をして体に負荷をかけることをしてしまうと悲鳴をあげてしまうということ。
寒さで交感神経が緊張し、全身および心臓の血管が収縮。さらに、血圧が高くなれば心臓に負荷がかかり、酸素がたくさん必要になりますが、血管は収縮、
もしくは細くなっていて酸素が足りずに狭心症が誘発されたり心筋梗塞になる可能性が高くなるそうです。
狭心症の原因は、ほとんどが動脈硬化。高血圧その他の様々な要因で血管が柔軟性を失い、硬くなってしまった状態。
動脈硬化が進むと、血管壁が厚みを増し、血管の内径が狭くなります。この様に血流が悪くなった状態が、狭心症。 心筋梗塞の大部分は、
その動脈硬化の進んだ血管壁の内側に脂質(脂肪分)が入り込むことで発症するそうです。
ただ、それを予防する方法は・・・男性は特に注意、喫煙をやめる、コレステロール、肥満予防、糖尿病予防、CKD対策。いわゆる生活習慣病の予防なのです。
冬の話しに戻りますが、そんな時に雪かきを一生懸命するのはNGのようです。「できるだけ良い意味でいい加減に・・・。」これに尽きるそうです。
「健康のためという意味では、何の運動にもなりません。実は僕もそう思っていたのですが。力む運動は良くありません。
重い雪をかいて力むのは血圧や心拍数を上昇させます。しかも寒い朝に準備運動もしていなければ、三重苦で心臓に大きな負担がかかるのです。
雪かきをするのなら時間の余裕を持ち、楽しみながらやることです。近所の方と世間話をしながら。たまにスコップをもつ手を止めて・・・
歯を食いしばって頑張るというのは避けた方が良いのです。このお話を覚えておいてください。また雪の降るシーズンに再度お話しさせていただきますね。」