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2021.0506 O.A BAND [chord 5]

・Walk This Way / AEROSMITH
・Sweet Emotion / AEROSMITH
・Back In The Saddle / AEROSMITH
・Home Tonight / AEROSMITH
・Kings And Queens / AEROSMITH
~今回のバンド編、お久しぶりの・・・AEROSMITH 特集です。
セレクトはもちろん河口氏。今回の出演は、河口氏&midoriでお送りします。

エルニーニョ・ラニーニャ現象って?(中山 雅茂編) [fun science]

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エルニーニョとかラニーニャとか一度はお聞きになった方が多い単語。一体これは何?というお話しです。
太平洋の赤道域の海面水温が、平年よりも高くなったり、低くなったりする現象のこと。
そもそもは南米ペルーの中でも北部の漁民が、クリスマスの頃に現れる小規模な暖流のことをエルニーニョと呼んでいたそうです。
この季節現象として起きるペルー沖の海面水温が上がることをエルニーニョというのですが、日本でニュースなどで報道されているのは「エルニーニョ現象」これは?
こちらは、数年に一度、熱帯大平洋規模で発生する現象のことを言うのです。
日本の気象庁では、エルニーニョ監視海域というのを決めて、過去30年間の各月の海面水温平均値を比べて、
6ヶ月以上続けて+0.5℃以上となった場合をエルニーニョ現象。逆に−0.5℃以下となった場合をラニーニャ現象としているのです。
エルニーニョ現象が起きると、日本付近では夏:冷夏、冬:暖冬になる傾向があり、ラニーニャ現象が起きると、日本付近では夏:暑夏、冬:寒冬になる傾向があるそう。
毎月、気象庁ではエルニーニョ監視速報を公開しています。それによると、昨年夏から続いているラニーニャ現象は弱まりつつあり、春の間に終息する可能性が高いそう。
さらに今年の夏は、平常の状態である可能性が高いそうです。今年の夏は落ち着いた夏になるかな?
※なお、一部の写真は中山雅茂氏にお持ちいただいた資料です。

オンネトー湯の滝ってすごい!(尾山 洋一編) [nature treasure]

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東海大時代に教授の部屋にオンネトーの湯の滝のポスターがあり、そこから研究者への道を考えることになったのですが・・・。
マンガンが作られるのは通常は海底。ところが、オンネトー湯の滝は陸上でそれを見ることができるのです。世界的にも珍しいそうです。
なぜならマンガンを作るバクテリアがそこにいるから。実は、雌阿寒岳や阿寒富士の斜面での降水が地下に浸透し,十数年かけ溶岩の末端から湧出したもの。
泉源と滝の斜面には,光合成によって酸素を放出するシアノバクテリア。この酸素と温泉水中のマンガンイオンを結合するマンガン酸化細菌等の微生物が生息するそうです。
こうした微生物の複合作用により、滝斜面に二酸化マンガンが形成され、年間1トン以上の沈殿物が生成されるのです。(文化財オンラインHPから引用)
この様な場所は日本各地にあるそうですが、オンネトー湯の滝ほどの規模の大きさはここだけ。それだけ貴重で珍しい場所なのだそう。
さて、筑波大の研究員の時には海外の湖沼を研究していました。中国・インドネシア・カンボジアで調査をなさったそうです。
その地域の湖は日本の湖とは違い、魚の量が多く、その色はどちらかというと濁っていたそう。いわゆる植物プランクトンが豊富という事。
日本の湖は透明で美しいというイメージだったので、そこでまずはカルチャーショックを受けたそうです。
湖の価値というのは、その周りの人たちによって違うものと感じたそうです。