SSブログ

as glass wants to go [close to you <art編>]

IMG_2323.jpg IMG_2324.jpg IMG_2325.jpg IMG_2326.jpg
IMG_2330.jpg
透明なところがガラスの魅力とおっしゃる長沼在住のガラス作家の西山亮氏。
ガラスは色もつけることができるし、いろいろな加工もできる。でもやっぱり透明なものに戻ってしまうとおっしゃいます。
フォルムもシンプル。あえてあまり手を加えず、奇を衒わず。
ガラスのオブジェを作ることも、色をつけて器を作ることもなさっています。
ただ、どうしてもいつも透明なガラスに戻っていくと。
おそらく元となるガラス本体に魅力を感じていらっしゃるからなのかなとも思います。
窯に入れて短時間勝負。迷っている時間はありません。
そこから先はガラスに任せ、本来なりたい方向へ導く・・・。
「形を無理に変えようとしてもダメなんです。」ガラスの思うまま、なす様にした方が、力を抜いた方が良いとおっしゃいます。
全てシンプルにこだわる西山氏、フォルムは例えば陶芸や木工など他のものからの発想が多いそう。
作品からはシンプルな中に使いやすさや自然体の空気が流れます。
そして、手吹きによるあたたかみのある作風も感じとることができます。
制作に煮詰まったら全く別のことをしつつ、これからもガラスとともに暮らしていく西川氏の姿が垣間見られるそんなお話しでした。

2021.0901 O.A 林田クリニック 院長 林田賢聖氏~2~ [close to you <dr.編>]

cd0901林田dr2.jpg
今回は塩と心臓の関係について。心不全は色々な心臓病がきっかけで血液の循環が難しくなり息切れが出たり、むくみが出て、徐々に心臓の機能がおちて亡くなってしまう病気。心不全はほぼ毎年8万人近い方が亡くなっているそうです。実は介護が必要になる病気の一つでもあるそう。遺伝だけではなく、生活習慣によるところが大きいということも。日本のデータで心不全で繰り返し入院している人はどのくらいいるかというと、1度入院すると約1年以内に2割近い人が再入院を繰り返すということがわかっているそう。1回しか心不全で入院していない人と、繰り返し入院している人では1年以内の死亡率が50%も違うことがわかっているそうです。
塩は必ず必要です。問題はその量。今年の7月にアメリカの心臓病協会からニュースで「塩がどれほど良くないのか」を特集が組まれました。米疾病対策センター(CDC)によると、アメリカ人の約9割がまだ塩分過剰だというもの。そのアメリカの塩分摂取は平均1日9g。日本は10g。また、オーストラリアでは6.2g。フランスは7.5gと減塩できているそうです。「我々日本人は塩分過剰国にいるんですよということをまず頭において欲しいんです。」この研究によると、塩分をとると浸透圧が関係して体に水分を引き込みます。その水の1/3くらいが血液やリンパに流れ、血液量が増えるので血圧が上がる。血管はナトリウムとかで調節しているので、それによって血管が収縮することにより血圧が上がるのです。問題はこの影響がどのくらい出るのかなのです。過剰に摂取した場合30分以内に血管の拡張性が低下するそう。今開発されている血圧の薬は大多数が血管拡張薬なので、薬を飲んでいてもたくさん塩分をとるとその薬の効果も減少してしまう。その塩はどこから出て行くのか?汗や尿から出てくるのです。
ところが尿から出る量というのはゆっくり出るので、最短でも数時間、ほとんどの人が数日かかると。しょっぱいものは大概美味しいものが多いのですが、間隔を開けて食べましょうということに。心臓や腎臓にも影響しますし、脳卒中の原因にもなり、脚のむくみにもつながるということなのです。さらに最近言われ始めているのは、
過剰な塩分は免疫系にも影響を及ぼすということ。慢性炎症を起こし、腸内細菌バランスも崩すというエビデンスも出始めているそうです。
もちろん塩分が適量であれば、尿に適量で出てくるということなのであまり影響はないとおっしゃっていました。
最近日本で日本人を対象とした研究結果から甘い飲み物についてのお話もありましたが、それは放送でチェックしてくださいね。