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上からトマチセの海岸を望む(境 智洋編) [fun science]

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一度確認してみたいところがあるんだけど・・・と境氏。いつも訪れるトマチセの海岸。
タコ岩やトド岩があるあたりに古い集落の跡があります。そこに住んでいた人たちはどの道を使っていたのか?もしかすると道があるかもしれないとずっと考えていたそう。
確かに私が海岸線を見ていても、いつも先生は集落の奥の方で探検をしていたのです。
そこで国道沿い、トマチセの看板があるところに車を止め、歩いてみました。
紅葉が綺麗です。道無き道と思いきや、意外と歩きやすい。ただ、クマがいるのでは?なんて心配ばかりしていました。シカの足跡はしっかり見つけましたが・・・。
林?森?を抜けると一気に視界がひらけ、目の前には海が広がりました。
そして・・・目の前に現れたのがトド岩。以前ロッククライミング如きにチャレンジした岩の上に当たる場所でした。
この場所からは遠くはローソク岩もしっかりと確認でき、もちろんタコ岩も見え、そして立岩も。
ロケーションは最高です。ただし、絶壁、このままダイブできそうな・・・そんな場所なので、注意しなければなりません。
境氏の疑問は晴れなかったのですが、おそらく・・・のちに行ってみた別の道が集落へと続くと感じました。
ものすごく急な坂で、もちろん前には進みませんでしたが、道は見えたので、おそらくそれでしょう。(ということに・・・)
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/1hPtQJIotDqJ5Xeiw8ohFY

遠い国から来た若者たち〜JICA(笹森 琴絵編) [nature treasure]

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先月1日から約1ヶ月間、青年海外協力隊で有名なJICA(国際協力機構)が、海外から青年を招いた研修を実施しました。これを受託したのは江別の酪農学園大学。
研修内容の柱は「環境管理(海洋ゴミ対策)」で、北海道の行政・民間企業・市民活動の取り組みや活動についての講義や実習を全道各地で行ったそうです。
やってきたのは、セーシェル、ジャマイカ、モーリシャスや南アフリカなどからの10人。皆30歳前後で、自国では環境問題の研究や管理などを担う若者たち。
会場は登別マリンパークニクス、施設の見学や館長からのレクチャー、講義などで5時間ほどを過ごしたそう。
「せっかく北海道に来たのだから、まずは北海道のクジラやイルカの種や生態、来遊条件や目的などを紹介しました。次に鯨類が直面する海ゴミ問題、温暖化による
環境変化、海中騒音など人間活動による被害の状況も。研修の柱が海洋ゴミ問題だったので、ゴミが巻き付いたイルカや、知床の海岸でゴミをあさるヒグマなどの写真も
交えてお話を。後半は、情報やデータを実際の保護活動に落とし込むうえで、SDGsとのリンクや他団体や組織との連携が必要であることについて話しました。」
翌日は、室蘭で「鳴り砂を守る会」という団体のビーチクリーン活動に参加し、実際のゴミの状況を目に・・・。研修生が各地で経験したのは、それぞれ別の活動や講義、
とはいえ相互に連続性があり、より広く深い理解を彼らにもたらすことができたのでは?と。
実はアフリカの海に面した地域の沿岸や島々には、イルカ数種やマッコウクジラ等が来遊するですが、ウォッチングは教育でも観光でもさほど活用されておらず、彼ら自身、鯨類を見たことない人がほとんどだったそう。
野生動物を観光資源として大切に利用し地域の活性に役立てるという考え方は、タスマニアやオーストラリア、ガラパゴスなど自然を管理しつつ経済を支える礎としようと
いうエコツアーの概念が現実に活かされ成立している国などで根付いています。(例え100%ではなくても)
せっかく素晴らしい観光資源、そして環境教育のための素材をもちながら利用できていないのは、もったいない。また、その様な生き物が身近にいると気づけば自然との
接し方、利用の仕方もそれに応じて変わらざるを得ないはず。でも、全く知らずにいることで、それらに対する配慮や管理を欠く、ひいては動物の生存を脅かすことに直結する。そういう意味で、怖いということなのです。
研修生から「ゴミと汚染とどちらがより鯨を傷つけているか?」と聞かれ、「どちらも、あるいは、ほかのものも含めて全て」と答えたそう。ゴミ・水温変動・海中騒音・水質汚染など、人間活動の産物のうちのどれかではなく、全て抱き合わせで取り組むのが理想的。
「私にとっての鯨の様に、魚や海鳥などの専門家もそれぞれの立場で自分の興味や専門を入り口に問題を訴えることができれば、聞き手そして話し手の双方にとっても視野に広がりを持たせられて、イメージしやすく、より現実的になり説得力も増すと思います。どんなに見過ごせない大変な問題もイメージできなければ、深刻さも切迫性も
共感も呼べないものですから。」
※写真は笹森琴絵氏からお借りしました。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/5VTqsKlILLRkAXOBqonGRt

200 years of akkeshi kokutaiji temple~3 [close to you <art編>]

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大きな仏涅槃図です。文化3年、1806年に描かれたもの。今回の展示の中でも一番大きな作品ではないかと思います。横2mくらい、縦3mくらいはあるでしょうか。
実はこの写真は一枚の大きな涅槃図からピックアップして撮影させていただいたもの。
これでも全部ではありません。一体どれくらいのキャラクターが存在するのか?下部には動物や虫等も描かれています。
生きとし生けるものが全て網羅されているかの様です。
仏教の祖、釈迦は沙羅双樹の下に横たわり、この世を離れ涅槃に入る時を迎える。この場面を描くのが仏涅槃図で、主に涅槃会の際に懸け法要が行われるそうです。
仏涅槃図は様々ありますが、この仏涅槃図はとてもカラフル。さらに釈迦は黄金色で描かれています。
そして通常銀色で描かれる月が、金色で描かれています。
あまり嘆き悲しむ姿は見られませんが、目に手を当てていたり、あまりの悲しさに気絶してしまったり、細かく見るとそこに描かれている表情やキャラクター、
そして着ているものが一つとして同じものは無いように思います。
忘れてならないのが、向かって右上の御一行様。実は釈迦のお母様が描かれています。
釈迦が亡くなるということで駆けつけていらして、間に合わないと薬を投げました。それが届かず木に引っかかってしまいます。
赤い巾着みたいなものが大きく描かれています。このエピソードから「投薬」という言葉が生まれたともいわれているそうが、真偽のほどは定かではありません。
色々と見ていくと1つの作品ですが、その空気感に飲み込まれそうな感じにもなります。
「実は左下には描いた方のお名前が記されているのが、その部分が他の黒に比べて薄い感じがしませんか?もしかするとこの背景の黒は後から塗り足されたもの
かもしれませんね。」と熊谷氏。そうお聞きするとまたじっくりと眺めてみたくなるのです。
(厚岸・国泰寺の200年は11/23まで北海道立釧路芸術館で開催中です。)

2022.1019 O.A 市立釧路総合病院 院長 森田研氏 [close to you <dr.編>]

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マイナンバーカードがついに来年の4月から、それを配備していない病院や薬局だと正常な診療報酬が取れないということになる様です。
医療機関とマイナンバーカードは紐付けされるということ。それがなくても今まで通りの健康保険証や診察券だけでも受診はできるそうです。
ただ、再診料が変わったりとか、マイナンバーカードを使った方が有利になる様なシステムになり、かつ、病院・医院・クリニック・薬局は顔認証つきのリーダーを
揃えていないときちんとした経営ができなくなるということみたいです。森田氏はすでに活用なさっている様ですが、私は作ったものの、大事にしまってある状態。
それが社会のルールとして使わなくてはならない局面がだんだん増えて行くのでは?と。
実際にマイナンバーカードで病院にかかるとなぜ良いのか?例えば、CKD関係。自分の腎機能の値をどう病院に持って行くのか?薬局に伝えるのかという問題。
定期健康診断の結果等がコンピューターで転送されるのでそれが全部カードに入っているそう。「このマイナンバーカードのリーダーに入れるとそういうデータを使って良いですか?と毎回聞かれるので、良いというボタンを押した方は、自分の検査の数値や他の病院でどんな薬をもらっているのかという情報が自動的に行くので、マイナンバーカードをしっかり配備した方はお薬手帳もいらなくなるかもしれませんね。」ということは、腎機能の働きが少し悪いので、この量では薬が多すぎますよ。とか、
一緒に飲んではいけない組み合わせの薬も自動的に感知されるということの様です。「これは本当に今病院でも困っているのは、お持ち頂いた薬の中で一緒に飲んでは
いけない薬があってもわからなかったり、さらに3~4箇所病院にかかっていて、同じ薬が出されていたりするんですよ。そういうのを基本的にマイナンバーカードを
かざすだけでわかる様に。他に検査数値に関しては、同じ検査をあちこちでなさる場合があるじゃないですか、それも病院間で利用できるのではないかと思っています。」
もちろん病院以外でも健康保険証以外、IDとして使う様になって行くのかもしれません。「個人情報が漏洩するのでは?とか、ネットワークで詐欺されるのでは?と色々と心配なことはあると思いますが、こういう経験を積んでいかないと社会全体が成熟しないので、アメリカやヨーロッパ、中国等はもうすでにそういう状況になったり
しているので、日本も取り残されない様にする為にも必要なのでは?と思います。」さらに、電子処方箋が来年1月から開始するという記事が日経新聞にも載っていました。
医療機関や薬局が患者の処方歴を把握して不適切な飲み合わせなどを未然に防ぐメリットがあり、海外では普及が進んでいます。その導入にはマイナンバーカードを保険証
として使うためのシステムを医療機関が用意する必要があるということの様です。
「だんだんデジタルになってきましたね。日本はこの様な事がすごく遅れていて、それに対する犯罪対策もすごく遅れているんですよね。
学んでいかないと世界の潮流に乗っていけないと思うので、そこに進めばまた新しいリスクも生じ、そこに対してまたしっかりやるという繰り返しになると思います。」

ストーリーからおう〜小鍛冶(中西 紗織編) [varied experts]

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IMG_5857.jpg 今回は《小鍛冶》をご紹介いただきました。
天下一の刀剣とそれを鍛え上げる二人の登場人物がいわば主役といえるとのこと。
能《小鍛冶》は前場・後場ともに変化に富んだ、見どころの多い能です。
この刀には名前があり「小狐丸」といいます。前場では稲荷明神の化身がシテで童子、少年の姿で登場します。
後場では稲荷明神の姿となって後ジテが現れ、刀鍛冶の名工(この人がワキ)と二人で力を合わせて刀を鍛え上げ、
霊験あらたかな名刀が誕生する内容です。
能《小鍛冶》・・・作者不詳
登場人物・・・・・前ジテ:童子 後ジテ:稲荷明神
         前ワキ:小鍛冶宗近 後ワキ:同人 装束を変えて再登場
         ワキツレ:勅使    アイ:宗近の下人
場所・・・・・京都三條粟田口小鍛冶宗近の屋敷
季節・・・・・季不知(不定)(曲柄:五番目 略初番目物)    
●勅使(ワキツレ)登場、勅諚を述べる:ワキツレの勅使が出てきて名乗ります。「これは一條の院に仕え奉る橘の道成にて候」と。
そして三條小鍛冶宗近に帝の勅諚を伝えに行くところだと語ります。一条天皇(980~1011 在位986~1011)は平安時代の実在の人物。
●勅使は宗近の邸へ勅諚を伝える:一条天皇に仕える勅使は宗近(ワキ)の邸を訪れ、直接勅諚を伝えます。帝が不思議な夢を見、宗近に剣を打たせよとお告げがあったと。
宗近は当代一の刀鍛冶の名工、優れた職人です。ですから勅命が下ったというわけ。帝の命ですから「喜んで」となるはずですが、宗近は大変困った様子。
なぜなら自分と相槌を打てるほどの名人がいない。相槌役の名工がもう一人いないと、帝の意向に値するような刀は作れないという事なのです。
●前ジテ登場:宗近がふと思い出したのは、「あ、私の氏の神、つまり氏神さまは稲荷明神だった!これから直ぐにお稲荷さんにお参りしてお願いしてみよう」と。
宗近が一心に祈っていると、「なうなう あれなるは三條の小鍛冶宗近にて御入りそうろうか」と呼びかける声が。不思議な童子、前ジテが呼びかけてきました。
宗近は驚いて「私を名指しでそんな風におっしゃるあなたはどういう方なのですか」と聞いてみます。
すると、「帝から剣を打って持参しなさいという命がありましたね」と、勅諚のことも知っているのです。宗近はさらに驚き「返すがえすも不審なり」と解せない様子。
●前ジテは故事を引き刀剣の物語をする:昔々……と語り始めた童子は、中国と日本の故事を引いて、霊力をもつ剣の話をします。
我が国では、日本武尊の東征、東の方の蛮族をたいらげたという武勇伝が語られます。敵が四方を囲んで火をかけてきたというのです。そこで日本武尊は剣を抜いて燃える草を薙ぎ払ったと。剣の精霊は嵐となり敵の方へ炎は吹き返されて、ついに敵は滅ぼされたのでした。この霊力あるモノスゴイ剣が、有名な草薙の剣なのです。
その様な故事を勢いよく堂々と語った童子は、祭壇をしつらえて私を待つようにと言います。「通力の身を変じ必ずその時節に参り会ひて御力をつけ申すべし」
つまり、神通力を持つ存在としてその時に現れお力添えをしましょうと言うのでした。そう言うと童子はいつの間にか姿を消します。
●中入り 狂言の語り: ここで中入りとなり、ワキの宗近も一旦退場。アイの宗近の下人が現れ、剣の威徳を称えた物語を改めて語ります。
●一畳台が運び込まれる:いよいよ後場、しめ縄が張られた、一畳台が運び込まれ舞台の正面先のところに置かれます。これが祭壇。
その上に刀を鍛えるための台と槌、そしてこれから鍛えられる刀身がそこに置かれています。宗近は風折烏帽子をつけ正装して再登場します。
●後ジテ稲荷明神登場:神聖な場所で宗近が祈りながら舞っていると、稲荷明神が姿を現します。頭に狐をいただいた冠がのっています。稲荷明神は登場すると囃子の音楽にのり勇壮に舞います。稲荷明神は宗近に向かい、膝をついて深々とお辞儀をする、とても感動的な場面。
●稲荷明神の相槌によって刀が鍛え上げられる:一畳台に宗近と稲荷明神が乗り、二人で交互に相槌を打ちながら刀が鍛え上げられていきます。「表には小鍛冶宗近と打つ」「小狐と裏に」表と裏に二つの名が刻まれた名刀「小狐丸」が完成します。天下一の名工の技と稲荷明神の神様の力が込められた剣です。
完成した剣は無事勅使に捧げられ、めでたしめでたし。それを見届けると、稲荷明神は雲に飛び乗り空を飛び、瞬く間に稲荷山へ帰っていくというエンディング。
見どころも多く、爽快感たっぷりのわかりやすい物語で、歌舞伎や文楽にもなっているという事です。

2022.1014 O.A 「芸術の秋堪能!!」 [varied stories]

菊田真寛さん(会社役員)

東京の美術館巡りpart2、プラス、乗り物好きの菊田氏が初めての成田空港近くの航空科学博物館に行かれたお話しです。
日本黎明期の日本経済発展に貢献された財閥である三井家の三井記念美術館、同じく財閥の住友家所蔵の美術品が展示されている泉屋博古館東京。
そして、東急の創業者である五島慶太氏の古美術を展示している五島美術館。さらに東京芸術大学大学美術館を巡ったそうです。
まず、五島美術館では「禅宗の嵐」という展覧会。鎌倉時代に本格的に伝来した禅宗の高僧の墨蹟、写経などが多数あったそうです。
彼は書道を少し習っているので、禅宗の墨蹟に興味があったそう。
鎌倉時代の蘭溪道隆の「風蘭」という全紙での勢いのある作品が印象的だったと。強くキビキビした筆跡に勢いを感じます。
東京芸術大学大学美術館では、「日本の美術をひも解く」という展覧会、伊藤若冲の代表作である国宝「向日葵雄鶏図」が強烈。
また、日本一有名な鮭、高橋由一の「鮭」。それをモチーフにした「KIRIMIちゃん」グッズも販売していたそうです。
「北海道人としては写真しか観たことありませんでしたが、実際に観ると、なんとも味わいと本物感があり、好きになりました。」
三井記念美術館では、リニューアルオープン第二弾「茶の湯の陶磁器 景色の愛でる」重要文化財の茶碗、楽焼黒茶碗(雨雲)が素晴らしかったとおっしゃっていました。
「以前から焼き物、陶器には興味がありました。この茶碗、形はすこし歪みがあるのですが、黒楽焼という温かみを感じる実に素晴らしい茶碗と感じました。
三井総本家に伝わった光悦の名作とのことです。」
泉屋博古館東京の「古美術逍遥 東洋へのまなざし」では《線刻仏諸尊鏡像》国宝をじっくり鑑賞。
直径15cmほどで、白銅の鏡(8枚の花弁のような縁をもつ鏡)です。釈迦如来が彫刻されていて実に綺麗で繊細な作品だったそうです。
「国宝や重要文化財を直で観る機会がなかなか無いのですが、そのチャンスに恵まれ鑑賞しました。それぞれが凛とした感じがしたり、色や形など、吸い込まれる感じが
する作品もありました。古美術品のいわゆる本物を直で見ることができて嬉しかったです。素人でも素晴らしいと感じました。」
最後は自動車、飛行機を観ることが大好きな彼が、一度行ってみたいと思っていた成田空港近くの航空科学博物館へ行ってきたというお話し。
国産旅客機、YS-11など展示されていたそう。「何がすごいかというと、成田空港から離陸する旅客機の離陸直後の音と姿を下から見ることができるのです。
音を聴きに行ったと言っても過言ではないかも・・・。」なんて。あらためて、すべてにおいて、本物をみること、聞くこと、大事だなと感じたそうです。
※写真は菊田真寛氏からお借りしました。
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2022.1013 O.A BAND [chord 5]

・The Voice Of Enigma / Enigma
・Principles Of Lust / Enigma
・Callas Went Away / Enigma
・Mea Culpa / Enigma
~今回はバンド編です。Enigma 特集です。
今回も、秋の夜長はゆっくり音楽を聞こう企画です。
「バンドというよりは、いろんな人が関係したプロジェクトみたいな感じなのですが、
おそらく、自分しかセレクトしないだろうと思うので・・」と河口氏。
出演は、河口氏&midoriでお送りします。

パロマローザ(野村 香編) [fun science]

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今回は森林浴のお話しから・・・。
綺麗な空気を体に取り入れるのと、汚れた空気を体に取り入れるのでは、体にも心にも大きな違いがあることは想像できますよね。
日本の国土は約67%が森林です。温帯林としては世界1位の面積率を占めるそう。そこには多種多様な芳香成分が含まれています。
そんな国に住んでいるのに私たちはその恩恵をあまり上手に享受していない感じがすると野村氏。
自律神経のバランス向上にも森林空間は抜群なのに・・・。
ただ、それは3歳までに決まってしまうみたいです。ですから大人になってからはアロマテラピーを上手に生活に取り入れることが必要なのだと思います。
今回はパロマローザ。イネ科から抽出される精油。フローラルな感じの香りがしました。
爽やかなクセのない香りです。男性にも女性にも好まれる香りの様です。主成分のゲラ二オールは抗菌、収れん、皮膚の弾力性を回復する作用などがあるそうです。
心にも体にも暮らしにも万能なパルマローザ。リラックス感を得られたり、疲れた心を前向きに元気を与えてくれたり、お肌のスキンケアや頭皮のケア、
抗菌・抗ウイルス作用も期待できるそう。ただ、妊婦さんには少し注意が必要とのことでした。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/0NLwl5UmgVtafQQ8cPPnp8

スコットランド滞在記(齊藤 慶輔編) [nature treasure]

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9月に2週間ほどスコットランドに行かれた慶輔獣医。スコットランド エジンバラ大学と日本 京都大学の2国間の学術交流に。
もちろんフィールドワーク、視察、情報交換も行いました。
イヌワシの保全活動の拠点をまわったり、その最前線で活躍なさっている方たちの様子を目の当たりにしたり。その情熱と識別能力はすごかったそう。
慶輔獣医が学生時代、社会人の初めの頃、ホームステイをさせていただいた研究者と再会なさったそうで、とても嬉しかったみたいです。
その方からはオジロワシやイヌワシの移入・再導入、野生復帰技術を学んだそうです。今も現役で活躍なさっていらっしゃるそう。
また、猛禽類の高病原性鳥インフルエンザに関しての講演もなさったそうです。SNSやニュースでもアップされていた現状はさらにひどかったそう。
日本では冬を中心に病原性鳥インフルエンザが発生するのですが、あちらでは夏にも発生し、海鳥たちが大変なことに・・・。
そこでは慶輔獣医が行ったことを話したところ、興味津々で耳を傾けていたそうです。
「スコットランドではスコッチ言わないんですよ、ウイスキーって言うそう。」本場の味はいかがだったのでしょう・・・。
※写真は齋藤慶輔氏からお借りしました。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/5o1USNuZfrm0U8PD8AbjRP

the ogawa kenichi [close to you <art編>]

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インタビューの間、ずっと手を動かし私をスケッチしていらした小川けんいち氏。
このスタイルは15年ほど。
「いかに力を抜くか・・・何の気なしに描いたものが良いんですよ。」
私がとっても気に入った犬のイラスト。実はこれも実際はとても小さく、フッと描かれたものの様です。この犬の表情がなんとも言えないのです。
もちろん人物もその人の顔の表情や着ている感じ、そしてその姿勢というか格好。全て味があるのです。
気負わない、自然体。インタビューの時に「息をしているかの様にペンを動かす」と以前表現されたとおっしゃっていましたが、まさにその通り。
今回、この展覧会のために描かれた入り口近くの大きな作品。美術館のキャラクターが面白おかしく表現されています。ここもじっくりご覧くださいね。
とにかく小さな頃から絵を描くのが好きで、それを家族に見せると笑顔になってくれた・・・そこが彼のまさしく原点。
難しいことは考えずにふっと小川けんいちワールドに足を踏み入れると・・・そこは見る人にとって必要な栄養がスッと入ってくる場所に。
どんな楽しみ方をあなたはするでしょう。それはあなた次第。自然体の彼のエッセンスが知らないうちに染み込んでくると思います。
「言いたいことは入り口に全て凝縮されているんです。」と小川氏。
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(小川けんいちワールドは11/13まで釧路市立美術館で開催中です。)