SSブログ

the ogawa kenichi [close to you <art編>]

IMG_5878.jpgIMG_5880.jpgIMG_5882.jpgIMG_5883.jpgIMG_5884.jpgIMG_5886.jpgIMG_5887.jpgIMG_5888.jpg
インタビューの間、ずっと手を動かし私をスケッチしていらした小川けんいち氏。
このスタイルは15年ほど。
「いかに力を抜くか・・・何の気なしに描いたものが良いんですよ。」
私がとっても気に入った犬のイラスト。実はこれも実際はとても小さく、フッと描かれたものの様です。この犬の表情がなんとも言えないのです。
もちろん人物もその人の顔の表情や着ている感じ、そしてその姿勢というか格好。全て味があるのです。
気負わない、自然体。インタビューの時に「息をしているかの様にペンを動かす」と以前表現されたとおっしゃっていましたが、まさにその通り。
今回、この展覧会のために描かれた入り口近くの大きな作品。美術館のキャラクターが面白おかしく表現されています。ここもじっくりご覧くださいね。
とにかく小さな頃から絵を描くのが好きで、それを家族に見せると笑顔になってくれた・・・そこが彼のまさしく原点。
難しいことは考えずにふっと小川けんいちワールドに足を踏み入れると・・・そこは見る人にとって必要な栄養がスッと入ってくる場所に。
どんな楽しみ方をあなたはするでしょう。それはあなた次第。自然体の彼のエッセンスが知らないうちに染み込んでくると思います。
「言いたいことは入り口に全て凝縮されているんです。」と小川氏。
IMG_5889.jpgIMG_5890.jpgIMG_5891.jpgIMG_5892.jpg
(小川けんいちワールドは11/13まで釧路市立美術館で開催中です。)

2022.1012 O.A 釧路赤十字病院 研修医 千田和希氏 [close to you <dr.編>]

cd1012千田dr.jpg
大学まで東北で過ごし、4月から釧路へ。4月から9月までは内科で研修を終えたばかり、10月からは外科で研修なさっているそう。
ほかの病院だと細分化されている場合が多いのですが、日赤病院は違うそうです。
「内科だと古川先生が全身すべて診ることができないといけない・・みたいな考えなので、内科と標榜している感じです。古川先生が糖尿病とか膠原病とかが得意なので、その様な病気が中心にはなるのですが、それ以外の病気でもよほど専門的なものでなければなんでも診るといった感じです。」
なぜ北海道、釧路にいらしたのでしょう?実は大学3年の時に春休みで釧路にいらしたそう。この自然のダイナミックさやタンチョウやオオワシ、オジロワシ等素晴らしい
動植物が身近にいる環境に感動し、腰を据えて住んでみたいと思われたから。その時には札幌から釧路に入り、根室や野付半島、知床にも足をのばしたそうです。
釧路に住んでからは北海道の津々浦々に車で出かけているそうです。襟裳岬にいったり、北海道の有名な山に登ったり。道南以外はほぼドライブでまわれたかな?なんて。
動植物が昔から好きで、大学もその方向に進もうと考えていたそうです。農学部系に興味があったそうですが、進んだのは医学部。
実は大学にいるときも医学の勉強は楽しいと感じていなかったそうですが、働いてみて、医師の仕事は目に見える形で社会貢献できる、自分が社会に役に立っているということが実感できる仕事だと思ったので、今は医師になってよかったと思っているそう。6ヶ月の内科の研修では、いきなり外来をやることになったり、実戦重視の教育をする先生なので、それで独り立ちをするようにしてくれたのかな?と。「その上司の古川先生はとにかく全身を診ることができることを含めて、この人の元にいたら安心できるという絶対的安心感はあります。」影響を受けた先生はもちろん古川先生、そして1年上の先輩。たった一年しか違わないのにすごいと感じたそう。
自分が1年でそうなれるか・・・自信がないと、でも精進しますとおっしゃっていました。今のところは、古川先生の様に分野に偏らず、全身を診ることができる内科医に
なりたいと思われているそうです。もちろん理想のドクター像も古川先生。「初めて見た医者が古川先生。本格的に自分が医者になってから見た先生、
一日中過ごしている様な身近な先生、ほぼ古川先生しか知らないとも言えるのかもしれませんが・・・(笑)患者さんからの信頼感もすごいと思います。」
高校時代山岳部だったこともあり、北海道でも登山を再開しようと、1ヶ月に1回位ハイキング程度に山にいかれているとか。今は体力をつけたいと思っているそうです。
「指導医の目が届く環境、患者さんともじっくり話すことができる環境が気に入って釧路赤十字病院にきたこともあり、今後、患者さんから信頼されるドクターに
なりたい。教科書通りではないということを半年で学んできたので、患者さんの希望を聴きながら柔軟に色々なことに対応できる医者になりたいと思っています。」