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ginsaji ~ silver spoon [close to you <art編>]

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十勝出身の漫画家、荒川弘。代表作は「鋼の錬金術師」ですが、この「銀の匙」も話題作です。その原画が200点ほど、さらに多くの関連資料も展示されています。
荒川氏は「銀の匙 Silver Spoon」で2013年第58回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。
彼は農業高校に通い、漫画家デビューをするまでは、北海道にある実家で酪農や農業に携わっていたそうです。ですからこの漫画にはたくさんの彼の思い出が詰まっているのかもしれませんね。
「実際のお顔はわからないんです。常に自画像は牛なんですよ。ちなみに丑年、おうし座だそうです。」と齊藤氏。
北海道のエゾノーを舞台に、都会育ちの主人公、八軒勇吾の成長を描いた漫画です。2011年に週刊少年サンデーで連載を開始し、2度のアニメ化や実写映画化。
大きな反響を呼んだ作品です。
「概略を映像で紹介しているのですが、その音がとても心にしみるんです。毎日私も聞いているのですが、聞くたびに涙が出そうになります。」なんて。
身近な動物と人との関わり、喜怒哀楽が入ったストーリー展開。どんどん引き込まれていくそうです。荒川氏の観察力、表現力が素晴らしいとおっしゃっていました。
「原画ではその迫力、漫画とのタッチの違いも感じていただけると思います。また、漫画を描く過程の映像等もありますのでじっくりご覧いただけると嬉しいです。」
「銀の匙」を読んだことの無い方もその世界に引き込まれる・・・
今まで読んだことがある方も再度その魅力にハマってしまう・・・そんな展覧会の様です。
※尚、写真は北海道立帯広美術館 齊藤千鶴子氏からお借りしました。Ⓒ荒川弘/小学館
(銀の匙 silver spoon展は12/4まで北海道立帯広美術館で開催中です。)

2022.1026 O.A 杉元内科医院 院長 杉元重治氏  [close to you <dr.編>]

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コロナ関連の対応が色々と変化していますが、その辺りのお話しからスタートです。
全数の把握がなくなったとはいえ、医師が見た患者さんの登録はしているので、あまり作業量的には変わりはなさそうです。確かに重症化している方、入院される方は
少ないと感じるそうです。ただ、クラスターが出たりとかまだまだ予断は許さない状況の様です。
一度患者さんが減ったかな?という時期はあったそうですが、また10月に入ってじわじわ増えて来た感じがするともおっしゃっていました。
オミクロンの特徴である喉の痛みや咳等で熱が高くなる中で、ネットを使って色々やると言っても難しいのが現状では?と。
現在は、北海道陽性者健康サポートセンターへ電話をする様にとなっているのですが、結局そこにかけても、以前やっていた様に近くの感染を担当する施設に・・とか、
近くの医療施設にかけてくださいとなっているそうで、あまり進んだ様には感じないとのことでした。
ですからクリニック等に連絡される方が多い様に感じるともおっしゃっていました。
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kst/hokennsienn1.html
私たちが今後気をつけるべき事とは?インフルエンザやそれ以外の風邪症候群等を予防するためにもマスクの着用、手指消毒は徹底するべきだと考えているそうです。
そしてなるべくなら自身でキットを購入し、チェックするというのが良いみたいです。
「私見ではあるのですが、風邪かなと熱がある時には、可能であれば医療用の検査キットを購入して、もし陽性となった場合には十中八九陽性だと思うので、
その段階でお薬をお渡ししています。この検査キットは必ず医療用を使用してください。研究用は意味がないので。」自分で自分の身体を管理するのが大事ということ。
インフルエンザとの関係ですが、今年はどうなのでしょう?今まではコロナウイルスが流行っていると他のウイルスがあまり表に出てこない感じでしたが、今年は小児科で夏にしばらく流行っていなかったRSウイルスが流行した事実があります。もしかするとインフルエンザも同じ様な現象が起こるのでは?と。
さらに南半球のオーストラリアでコロナとインフルエンザの同時流行があったという事実、今年の冬は北半球でも同じことが起こるのでは?と。
ですからインフルエンザのワクチンもなるべく受けておいた方が良さそうです。特に高齢の方や子供たちは受けていただきたいとおっしゃっていました。
「現在コロナワクチンの3回目、4回目をどうしようか迷っている方も多いと思うのですが、僕の意見としては、75歳以上の高齢の方は、高齢者施設に入居されている方は
なるべく早めにうってほしいです。あとは介護に携わる方々、医療従事者とともにうっていただきたいと思います。3年前のワクチンのない状態から比べると、私たちも知識や対応策等がはっきりしてきたのと、ワクチンはそれなりに皆さんうっているので、バタバタと亡くなる人がいるということは現実ないと思うんですね。
それと、以前は飲み薬が特別な人にしか使えない状況だったのですが、今はクリニックの医師が処方できる様になったので、少し武器が増えてきたのかなと思います。」