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well-end meeting of creatures ~ 02 [close to you <art編>]

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あらゆる動物が現在、釧路市立美術館に集合中です。そしてなにやら井戸端会議をしているみたいです。
彼らの生みの親は3人。それぞれ素材は違っているのですが、動物たちの生き生きした表情やその存在感は圧巻としか言いようがありません。
三人の中で一番作品を目にしたことがある方が多いのは切り絵の竹本万亀氏ではないでしょうか。
彼女は当初両生類の切り絵を制作していたのですが、その幅は広がり、現在はインスタレーション。
額に入れるのではなく、天井から作品を吊るしてその影を楽しむ。本体が動き出すことで影も面白い表情を作り出す。
草むらに隠れている目に見えない生き物の様に、静かに存在感を伝える・・・そんな雰囲気を空気感を作り出しています。
ほとんど作品を見たことない方が多いのでは?と思う作家が田塚麻千子氏。
実は竹本氏に中学生の頃、美術を教わった・・・そんな関係です。
油彩で個を重視してターゲットを決めて描くスタイル。とても細かい描写です。一目瞭然!
この描き方はどんどんさらに細かくなっていると武束学芸員はおっしゃいます。
羊の毛の感じ、ブタの柔らかすぎない、でも硬すぎない毛並み。そして動物たちの見せる表情。
何かを語りかけてくる感じがするのは私だけではないでしょう。
そして、ダンボールを駆使して数々の動物を誕生させている吉田傑氏。使っているのはダンボールとカッターと接着剤のみ。
ダンボールのことを知り尽くしているからこそできる表現なのだと思います。
身近なダンボールにこんなことが可能なのだと・・・あらためて観入ってしまう。
彼の手にかかると、柔らかい感じにも硬い感じにも変化するダンボール。そして生まれた動物たちが見せる表情も素敵です。
(いきもの会議は8/27まで釧路市立美術館で開催中です。)

2023.0802 O.A 杉元内科医院 院長 杉元重治氏 [close to you <dr.編>]

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全国的的にも、釧路でも・・・高齢化の波は押し寄せている現実。
釧路市民はもとより、市民を支えてくれている病院のスタッフも同じこと。特に高齢により閉院なさる先生もいらっしゃるとかいないとか・・・。
そうなると、今まで土曜日や祝祭日に当番病院という形で運営してきた医療が、今までと同じようにはいかなくなるのです。
医師会でもこの問題は以前から話し合いがなされてきました。
「当然、今までとは同じようにはいかないと思います。遠くない未来には現在の住吉2丁目の夜間急病センターのところに1本化して、開業医の先生方が持ち回りで診察するという感じになると思います。」
急な展開だと皆さんが驚かれることと思うので、少しずつわかっていることを教えてくださるそうです。
釧路に限らず日本で以前から話題になっている2025年問題。
日本において75歳以上の後期高齢者が急増する社会問題。 2025年には、日本の総人口のおよそ2割が75歳以上となると推測されていて、社会保障制度や医療・介護など、さまざまな分野に影響を及ぼすことが懸念されています。
高齢者が増えると、どうしても医療の問題が関わってきます。その時にどう対応すべきか・・・。今からでは遅いような気もしますが、対策を考えなければ地域の医療が疲弊して、結果的に市民が困ることに繋がってしまいます。
そうならないためにも、適切な救急車の利用方法や、土日の当番病院へのかかり方が問題になってきます。
本来、本当に必要とされる方に医療の手が差し伸べられるように、私たちは今一度そのことを考えてみなくてはなりません。
コンビニ受診とか、タクシー代わりの救急車という言葉が耳に・目に・入らないように、適切な医療へのかかり方をしなければならないと切に思うのです。