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気候危機と釧路(黒田 理編) [varied experts]

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釧路の気温、本州の人たちからはうらやましがられています。特に今年は各地の気温が記録的に高いだけになおさらです。しかも、この猛暑、日本に限ったことではありません。ヨーロッパ、アメリカ、中国などでも大変な猛暑に見舞われていています。
今年は南米のペルー沖の海面の温度が高くなる「エルニーニョ現象」が発生。大気の流れや気圧に変化を及ぼし、地球規模で異常気象を引き起こすと言われています。
ギリシャでは過去50年間で最高の気温45度を記録。加えて野火、林野火災も発生し、被害が広がっているそうです。ロードス島という観光客の多い島では3万人が避難を余儀なくされたそう。火が道路にも及び、消火活動を阻んだそうです。ギリシャでは熱波、猛暑の定義を39度以上としているそうですが、これが20日近くも続き、ギリシャ当局によると過去に例がないとのこと。パルテノン神殿のある首都アテネの世界遺産アクロポリスでも見学中に体調不良になる観光客が続出し、一時昼間の見学が中止されたそう。ヨーロッパではイタリア、スペインも猛暑に苦しめられています。ヨーロッパは猛暑で昨年、6万1千人が亡くなっているそうです。今年も相当の被害が予想されています。イタリアではシシリア島で47度まで気温が上がりました。ここでは2年前の8月にヨーロッパ過去最高の48,8度を記録、これに近づく勢いです。この猛暑、熱波の波は中国にも及んでいます。新疆ウイグル地区では最高気温が52度を超え、首都北京でも約1カ月35度以上の最高気温が続いたと・・・。
また、米国も猛暑に襲われています。米国西部カリフォルニア州のデスバレーでは最高気温が53度を超えました。ここは110年前、1913年7月に世界で過去最高の気温、56.7度を記録した場所。四方を山脈に囲まれ、熱がこもりやすい地形をしているそうです。デスバレー、つまり死の谷。
「私自身はここまでではないですが、かつて真夏のイラクで取材したときはかなり暑さに参りました。活動できるのは午前中の数時間のみ。午後はホテルで冷房に当たっているほかありません。イラクの人たちも職場や自宅でじっとしているだけです。なんとも効率が良くないなあと思いました。かつて駐在していたエジプトのカイロでは一般の人、裕福ではない人たちはエアコンを自宅に持っていません。20年前のことですが、夜11時になると、ナイル川に架かる橋が家族連れらでにぎわいました。ナイルを渡る風で涼むためです。現地の新聞が「貧しい人々が生み出したリゾート地」と皮肉っていました。」
一方でこの涼しい釧路。これをいかさない手はありません。実際、釧路に避暑目的で滞在する人は増えています。道と市町村が取り組んでいる体験移住事業に「ちょっと暮らし」というのがあります。移住や2拠点居住を希望する人たちが生活体験をしてみたい、と道内各地に滞在する日数をまとめているそうですが、利用者数、滞在日数とも釧路市が11年連続で道内1位。直近の2021年度の数字で、利用者数は1362人、滞在日数は1万7087日。2位の上川管内東川町はそれぞれ91人、9785日。
そして、この様な人たちの多くは夏の間の避暑を目的にしているよう。22年度上半期の釧路市の長期滞在者は前年同期比785人増の1695人、滞在日数は5361日増の1万8440日。この数字は釧路市がホテルやマンスリーマンションを経営する業者からの報告を基に3泊4日以上のビジネス目的以外の滞在者を集計したもの。滞在日数が最も多かったのが8月の6592日、7月の4490日がこれに続きます。避暑目的での滞在であることは明らか。1カ月を超す滞在者も80人いたそうです。居住地は関東、近畿が大半を占め、年代では60、70代が全体の8割を占めたとおっしゃっていました。
「今後は日本国内に限らず、アジア・欧米から、自然とともに涼しさをもっともっとアピールしたほうが良いと思いますね。」

2023.0804 O.A 「大阪の秋葉原・・・」 [varied stories]

田伏伸次さん(レコーディングスタジオクーパー代表)
https://studio-cooper.jp/

暑い暑い大阪を歩きながら収録におつきあいいただいた今回。
やはり観光客の方はコロナ前の状態に戻ったみたいです。欧米、中東、東南アジア・・・ほぼ全ての場所からいらしゃっているそう。
そんな海外からいらした観光客の方達は、地元の人たちはほぼ食べないと思われる1本1000円以上する神戸牛の串焼きやら、タラバガニの串焼きやら、とっても高価な海鮮丼に舌鼓をうっているとか。
SNSの影響なのか?ある日突然、たまに行くラーメン屋さんに長蛇の列を発見し・・ということで昼ごはん難民になってしまうこともあるとおっしゃっていました。
海外からの観光客の方はUSJ、お城巡り、新世界とか昭和を感じるノスタルジックな街も楽しまれていることでしょう。
さて、popo氏のスタジオは繁華街にあります。そのスタジオの前には大阪の秋葉原と呼べる様な電気屋さんがたくさんあったそう。それがオーディオ・ラジオに変わり、そしてパソコンに変わり、現在はオタクの街になっているそうです。
そこにはメイドカフェもあり、オープン前には店の前に行列を作るとか・・・。popo氏はご自身では行かれることはないそうですが、たまに大阪にいらした方をアテンドする時に一緒に入ることも。皆さん楽しまれているみたいです。
ほかに、アニメやカードゲームのお店、フィギュアのお店も。。。
どちらかというと男性が多いのかな?とも思うのですが、最近では女性の方も結構いらっしゃるみたいです。
※写真は田伏伸次氏からお借りしました。
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