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contemporary Japanese painting [close to you <art編>]

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偶然、博物館浴の実証実験に高校生を引率していらっしゃっていた上野秀実氏に釧路市立美術館でお会いしました。
以前から色々なお話をしている中でアートというものを今一度語る収録になりました。
収録時間に比べるとその前の打ち合わせ?時間の方がどれだけ長いの?といった感じ。。。
アートは別に意識しなくても、すぐそこにある。
常に私たちの生活に密着しているもの。
自然はアートとつながっていて、その自然の中にはアートがたくさんあって・・・。
博物館浴でWell-beingを感じ、自然の中でWell-beingを体感し、湿原を歩いてWell-beingを感じる。
釧路には沢山の要素があり、それをそこに住む私たちは享受する環境にあるのです。
Well-beingとは、心身と社会的な健康を意味する概念。 例えば、満足した生活を送ることができている状態、幸福な状態、充実した状態などの多面的な幸せを表す言葉。 瞬間的な幸せを表す英語「Happiness」とは異なり、「持続的な」幸せを意味するのがウェルビーイング・・・と資料にはありました。
「そんな環境にあるのならやはり利用しない手はないですよね。もったいないですもの。幸せを感じて健康になって、心が豊かになるのなら。」
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上野氏が参加なさっている「鼓動する日本画」という展覧会が札幌で開催されています。
札幌三越 本館9階 三越ギャラリーで8月14日まで開催中。
8月12日と13日には出品作家によるアーティストトークも14:00から開催されます。
上野氏は13日にアーティストトークをなさるそうです。
https://www.mitsukoshi.mistore.jp/sapporo/shops/art/gallery/shopnews_list/shopnews0030.html

2023.0809 O.A 市立釧路総合病院 院長 森田研氏 [close to you <dr.編>]

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6月23日&24日 第25回日本医療マネジメント学会総会参加レポート(国際会議場のあるパシフィコ横浜)が開催され、そこに参加なさった森田氏に2回に分けて色々とお話しを伺いました。以下は、森田氏の要点を記したメモです。
この学会は、
・医療全体に関わる全般的な諸問題・医療の質や効率の向上・医療福祉の連携、安全管理 診療科や、医療従事者の垣根なく、横断的な組織で様々な立場の方々と同じ問題を平等に議論することができる利点・医療におけるデジタル技術の発展・危機管理チームの平常時の工夫・医療をスムーズに行うための病院間協力「招請講演」 NHK の筋肉番組の谷本道哉准教授(順天堂大学)が「人生110年時代を目指すたのしく嬉しい体づくり」などがテーマで長年開催されている学会です。
●さて、 今回のレポートは、どのようなトピックがあったのでしょう?メインシンポジウム「パンデミック・災害と BCP から求められる医療」では、コロナのパンデミックと同じように緊急対応をすることが望ましく、気候変動や人口減少時代の危機に対するBCP(事業継続計画)については 4人のシンポジストがそれぞれの立場から報告を行ったそうです。
・災害時の極めて厳しい状況におけるBCPを特に災害時弱者と言われる高齢者にどのように適応するか
・災害による病院機能のダメージで限られた施設
・スタッフのマンパワーによる
・地震火災や大きな津波など最初の危機を逃れた生存者を病院の機能分担によって戦時医療としてどのように受けるか計画を事前に十分検討。
・災害による直接死亡( 8-9割)を逃れた瞬間から、長期間続く「災害関連死」との戦いが始まる。
●現在行われている災害対策は、何を元に検討されているのでしょう・・・
・地区防災計画は阪神淡路大震災・東日本大震災という大きな災害で 経験が蓄積され、修正され、平時から多くの通常患者診療を行う医療機関と、緊急時に立ち上がる防災組織との連携が課題。
・平時から災害拠点病院と地域密着型病院、介護保険施設とで地区防災計画を拡大しておき、避難行動に支援を要する高齢者などの自治体・行政対応とリンクさせて訓練を行っておくことが重要(東北医科薬科大学・医療管理学教授の伊藤弘人先生)
・地震や津波の大規模災害では8-9割の市民が現場で病院搬送前に犠牲になるため如何に避難行動を取るかが災害時の生存率を左右。
・避難行動を指導・訓練する医療健康コンソーシアムを防災計画に形成。
・避難行動要支援者に常日頃からのリハビリを兼ねて訓練。
・1000年以上前から東北地方にメッセージとして残っている「末の松山」の話松の根本まで津波は上がってきたのだから、普段からそこへ緊急時に急に歩いて避難できるように、高齢者は足腰を鍛えて訓練しておこう、という言い伝え。
・丸山嘉一(日本赤十字社の災害医療統括監) 医療救護から生活維持に至る災害防災計画。
医療界のみならず、一般の方にとっても気になる話題、応用できるものがあるのでは?とお話しを伺って感じました。