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2024.0118 O.A アイドル  [chord 5]

・芽生え / 麻丘めぐみ
・天使も夢みる / 桜田淳子
・恋のインディアン人形 / リンリンランラン
・甘い経験 / シェリー
・みかん / 大竹しのぶ
・ペッパー警部 / ピンクレディー
~今回は邦楽アイドル編。70年代アイドルデビュー曲特集です。
セレクトは齋藤氏。出演 齋藤氏&midoriでお送りします。

冬の造形美探し〜塘路湖(境 智洋編) [fun science]

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風が冷たいある日曜日、氷の状態を確かめに塘路湖へ・・・。12月の下旬です。
まるで春のはじめといった氷の状態。昼はプラスの気温でした。
薄い感じの氷が見えるだけ。そして所々には下の水の色が浮き上がっています。
まさに氷と水のせめぎ合い。色が優しい。白黒つけない感じ。水墨画みたいです。
境氏曰く、「ゼロまたぎの時と気温差が非常にある時は美しいものが見えるのです。
だから僕は一番寒くなる1月下旬から2月初旬の朝がどんな素晴らしいものと出会えるか楽しみですし、美しいと勧めています。」
氷の上の模様も水としての表情も決して同じ模様はありません。その時の気温、湿度、風、天候・・・・・様々な条件で見せてくれる表情は変わります。
自然が作り出す造形美は一期一会ということをまたあらためて感じた取材でした。
さて・・・放送の頃には塘路湖はどんな表情を見せてくれているのでしょう。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/7848qhsl7bGZ8PaxnkVQZd

2023年鯨類界そうまくり(笹森 琴絵編) [nature treasure]

笹森① ザトウと釧路.png笹森② マッコウと釧路.png笹森③ キタオットセイ.png
昨年1年を振り返って、何より印象に残ったのは、春に知床羅臼で起きたシャチへの過干渉。
SNSに載ったのを契機に様々な感想が出て、笹森氏も属する日本クジライルカウォッチング協議会が適正な距離を保つこと、人間側からの過ぎた干渉を否定し、非難する旨の声明を出す事態になったこと。
ただ、それで一件落着ではなく、そこからが重要。「これは、私たちにとっての懸案事項の野生動物との付き合い方、距離感について、改めて自制が必要と強く感じる出来事でした。私たちの協議会は、ウォッチングという事業を教育的で環境保全に寄与し持続可能なものにしたいという目的を掲げて設立。野生の鯨類に過剰接近したり飼育下の動物のように扱ったりすることを決してしない、また断固として反対することを基本姿勢としています。シャチを常識的、倫理的に色々な見方が見解もあると思いますが、そういう立場からも、今回は決して軽視すべきでないと感じました。同時に、協議会に名を連ねている団体・組織・事業者全員で鯨類観察方法について見直す上で、とても良い転機となったと私自身は感じています。結果論ですが・・・。」
また、夏にマッコウやイルカの大群、オットセイ等が思いがけない場所に出現、相次いで報道されました。さらに、遊泳場で人と交流するイルカも話題になりました。
イルカが現れた当初は、可愛らしく楽しい遊び相手として歓迎され、たくさんの方がビーチを訪れて一緒に泳いだりしていました。フレンドリーで可愛らしいイメージのイルカも、実は人間の思い通りになる都合の良い遊び相手では決してないという事が次第にあらわに・・・。噛みつかれたり、尾びれで叩かれたりする人が出てきて、危険生物として扱われ嫌われものに。でも、そのようなイルカの行為は、そもそもは背中にのし上がったり、背びれや尾びれを掴んだり、人間の方が過剰な接触を行ったことに始まったのではないでしょうか。相手は野生動物。私たちの価値観や感覚、期待や妄想で都合よく行動したあげく、何かいざこざが起きた時には、その結果を負わされるのは野生動物であることを忘れないでほしいと笹森氏。「とにかく、イルカや鯨がいても、生きていても死んでいても、決してうかつに近づいたりしてはいけないことを忘れないでほしい。」
さらに、11月17日に釧路町のオシャマップの漁港にザトウが迷い込み、話題になりました。「私たちの調査でもザトウクジラは、毎年10〜11月に釧路沿岸ではなく沖合で遭遇していました。つまり、いるのが自然な種なんです。ただし、港に入ったというのは、少なくとも北海度沿岸では見たことも聞いたこともありません。夏の餌場のアリューシャンなどから、繁殖域で越冬域の小笠原や座間味、さらに南方の温かい海へと南下のために通過していくだけなので、長くても数日でいなくなるのです。基本的に北の餌場を離れたら戻るまで断食する。南下の目的は繁殖。直前に大しけが続いたこと、そのあたりはシャチが闊歩する海域であること、これらなどで、何かから逃げているうちに、港に迷い込んだかもしれない。でも本当のところはわかりません。」
最近は、気象と同様、水温だけでなく海象も激化しています。それにより、鯨やイルカが大時化で遭難したり、迷い込んだりといった目に見える変化はもちろん、思わぬ行動変化も・・・。例えば、水温変動で餌とする生物の分布状況が変われば餌場はもちろん、繁殖や子育て海域も換えることを余儀なくされる種も出て来るかもしれないし、すでに起きている可能性もあります。実際に小笠原や沖縄に冬に来遊するザトウは、伊豆諸島辺りに越冬域を変える個体もいるそうです。緯度が高いほど、温暖化の影響は顕著だと言われていますが、北海道も昨夏の暑さは異常と感じた方が多いと思います。当然、その変化は海も同じ状況です。「今後も人間活動が原因でクジラ、海の生き物たちが脅かされる事もあるでしょう。クジラの姿を通して見える海の変化も・・・。今後も彼らから目をそらさずにいたいと思います。」
※写真は笹森琴絵氏からお借りしました。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/5QLvT05VpiOQsW942d4rY3

words that create art・・・2 [close to you <art編>]

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昨年にお送りした展覧会の第2弾。後半の作品を武束学芸員にご紹介いただきました。
今回も私と武束氏の勝手なおしゃべりが続いています。
まずは小林 一雄「風景」とても大雑把なタイトルにも感じますが、北大通りの賑やかだった頃が描かれています。釧路デパートや山下書店、金物屋さん、そして、とにかく歩道を歩く人の姿がすごい・・・1969年の作品です。
阿部 貞夫「樹林」道東の自然に魅了されて数々の作品を残しました。東京出身の彼は留萌の地に長く暮らし、その後釧路に移り、版画家関野準一郎、刷師の平井孝一の指導を受け、版画家として大きく飛躍。道東の自然、釧路の街等を題材とした版画を制作したのです。
森田 曠平「桃山おとめ」一見して作者がわかるような特徴的な目元の表現。そこに一目惚れして購入なさったのが釧路の鷹田善朗氏。武束氏との会話の中では着物の柄が気になる・・・描かれた藤の花、松、そして梅にはどんな意味があるのでしょう?
久本 春雄の素描 本来なら作家としては世に出したくはない作品だと思います。なぜならあくまでそれは本画のために描かれたデッサンだから。それにしても観察眼が鋭く、細かい。あらゆる方面から対象物と向き合い、そこから何一つ逃すことなく真実に迫ろうという雰囲気が伝わってきます。
作品に対峙するのはもちろんですが、作品横のことばからも何かを感じ取っていただけると思います。
誰かと一緒に、武束氏と私のように、勝手に妄想しながら作品鑑賞をなさる方法も・・・面白いですよ。
(美術をつくることば は2/4まで釧路市立美術館で開催中です。)

2024.0117 O.A 林田クリニック 院長 林田賢聖氏&新潟大学 医歯学総合研究科 榛沢和彦氏~1 [close to you <dr.編>]

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今回はzoomで新潟大学の医歯学総合研究科 先進血管病、塞栓症治療、予防講座特任教授の榛沢氏にご出演いただきました。以前から災害医療についてご紹介したい先生がいらっしゃると林田氏からお聞きしていて、やっとそれが実現した感じです。心臓外科医の第一人者であり、災害医療(特にエコノミークラス症候群等)にも熱心に取り組まれている先生とのこと。以前釧路でも講演なさったことがあるそうです。色々な海外の現地に赴き、エコノミークラス症候群の予防検診をなさってきたそうです。最初のきっかけは新潟県中越地震。車中泊が3万人ほど。エコノミークラス症候群がすごくあり・・というよりも突然死が多かったと。これはおかしいと調べに行ったところ、脚に血栓がいっぱい見つかり肺塞栓症に・・・はじめはその報告も信じてもらえず、苦労なさったそうです。それが今では車中泊でエコノミークラス症候群=危ないということが常識になったと思うとおっしゃっていました。
以下、少し前まで行われていたクラウドファンディングの榛沢氏の紹介文からのご紹介です。
ーーーーーーー私たちエコノミークラス症候群予防・検診支援会は新潟県中越地震で肺塞栓症による死亡者が出たことから地元の医療関係者などで結成され、エコー検査を行い車中泊経験者でDVTが多発していることを発信しました。その後の震災でもエコー検査を行い、東日本大震災避難所では多数のDVTが見つかり避難所の生活環境と関連あることがわかりました。またイタリアの避難所を視察した経験から日本の避難所に欠けている、水洗トイレ、暖かい食事を作るキッチン、簡易ベッドの3つを48時間以内に準備するTKB48を提言し避難所・避難生活学会を立ち上げ初代会長をつとめました。なお現在も被災地でエコー検査などを行っています。
私がこの研究を通して成し遂げたいことは、まず震災被災地で車中泊や避難所でDVT(足の深部静脈血栓)ができてしまい、それが残っている人たちの健康被害の予防です。DVTはガイドラインで6ヶ月の治療で終了して良いことになっています。しかし我々のフォローアップ検査ではDVTが20年近く残存し続けている人も少なくなく、その中に症状が悪化したり、肺塞栓症になる人もいます。さらに脳梗塞、心筋梗塞などの循環器疾患が多いのです。そこで定期的にエコー検査を行うと同時に動脈硬化の検査も行って指導して健康被害を予防したいと考えています。またエコー検査を続けることで世界的に少ないDVTの超・長期予後と合併症が検討できます。次にDVTは避難所環境と関係あることからDVTを指標にして避難所環境を改善したいと考えています。日本の避難所環境は先進国で最低レベルです。これは避難所環境を客観的に示す指標が無かったことも原因です。DVTは本人の意志で発症させることはできないため客観的に避難所環境を評価できます。避難所でDVTを検査することで災害対策本部が避難所環境を把握し改善することで災害関連死が予防できると思うのです。ーーーーーーー
現在、情報共有の重要性をとても感じていらして、さらに立法府との連携をとらないと変わらないと思うとも。災害救助法をかえないといけないと。現在の市町村中心でやっているとその力の差で準備が変わってしまう。それは不公平になってしまうこと。ですから県や道や都が中心になってできるようなカタチにしないと格差が出てしまうとおっしゃいます。「本当それは嫌というほど見ているんですよ。」
榛沢氏は今、質の高い車中泊というものを提唱しているそうです。ユーザーとメーカーと地方自治体とマスコミが協力しないと危険性の低い車中泊は実現できないと。ただ、我々が知っていなければならない知識として教えてくださったのは、セダンタイプだと大人2人が限度。幅は80cm、長さは身長プラス10cm。まずはスペースの確保。それから水分の準備。水分とるためには必ず近くにトイレがあること。我々が知ること、自治体やメーカーが準備すること、マスコミが知らせる。長野県はそれをhpでも公開しているそうです。

能の台詞〜いかに申すべき事の候(中西 紗織編) [varied experts]

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IMG_8680.jpg「あの、申し上げたいことがございます」というような意味。登場人物が改めて言いたい事があるという大事な台詞。
そして、この言葉を聞いた相手が、「何事にて候ぞ」と返すことが多い。
言いたいことは何ですかと、さらなる発言を促すわけ。物語はさらに、重要な場面に迫っていく展開へ。
●《雲雀山》
 前ジテ:乳母の侍従 後ジテ:前ジテと同人 子方:中将ひめ姫 ワキ:右大臣藤原豊成 ワキツレ(前);豊成の従者 ワキツレ(後):中将姫の従者 
アイ:鷹匠、勢子(狩猟の場で鳥獣を追い出したり逃げるのを防いだりする役)、いぬびき犬引(猟犬使い)
最初に右大臣藤原豊成の従者(ワキツレ)が登場し、中将姫の身の上について次のように語る。中将姫(子方)は、豊成公の娘ですが、「さる人の讒奏により」「讒奏」つまり、天皇などに対して讒言を奏する、他人をおとしいれるために偽りの誹謗中傷を言う。豊成は、この偽りの言葉を真に受け、従者に、姫を雲雀山の山奥に連れていって殺すようにと命じる。ところが従者は殺すことなどできず、姫に仕えるめのと乳母の侍従(シテ)とともに、雲雀山の庵に姫をかくまう。乳母は、草花を摘んで里へ行って売り、細々と暮らしています。豊成の従者がここまで状況を語ったところでこの台詞。従者は乳母に対して「いかに申すべき事の候」と。すると、乳母は「何事にて候ぞ」と答えます。従者は「今日もまた里へお出かけください」と花を売りに行くように促す。さらに乳母は「では、姫君に行ってきますと申し上げてきます」と言います。そして再びこの台詞。今度は乳母から姫君へ「いかに申すべき事の候」それに続いて、今日もこれから里へ出かけて行って、用が済んだら直ぐに帰ります・・・と。そして後場となり、乳母が里へ向かう途中で、雲雀山に狩りにやってきた豊成公とその従者たちと遭遇。乳母は花売りとして、花にちなんだ漢詩や和歌を巧みに引きながら、自らの境遇を語る。そのうち豊成は、この女性こそわが娘に仕えていためのと乳母だと気づき、自らの行いを後悔し、涙を流しながら、姫君と会わせてほしいと言う。最後はめでたく親子の再会が果たされ、豊成が姫を連れ帰るというハッピーエンド。
●《三井寺》
 前ジテ:千満の母 後ジテ:同人 子方:千満丸 ワキ:三井寺の僧 ワキツレ:従僧(三人)
オモアイ:門前の者 アドアイ:能力
京都の清水寺の観音様に祈る女(シテ)が登場。この女性は生き別れになった息子千満丸との再会を祈っている。すると三井寺へ行きなさいという夢のお告げがあり、女性は三井寺へ旅立ちます。後場となり、三井寺の場面。寺の住職(ワキ)と僧たち(ワキツレ)が、最近寺に仕えることになった少年とともに月見をしている。先ほどの女性は、物狂となって登場。ここは女人禁制の寺。能力、寺の下働きの男(アイ狂言)の手引きで、女性は寺に入り込み、鐘の音を聴いて益々興に乗り、鐘楼にあがり鐘をつく。舞台上には小さな鐘が吊られた鐘楼の作り物が置かれている。そして、少年がこの台詞「いかに申すべき事の候」と。するとワキの三井寺の僧が「何事にて候ぞ」。さらに少年は「これなる物狂の国里を問うて賜り候へ」。この物狂の女性の郷里はどちらなのかおたずねになってくださいと言います。そして、女性が「駿河の国、清見が関」と答えると、少年は「なんと、清見が関の人ですか!」。その声を聞いた女性は、声の主こそわが子の千満丸ではないかと気づくのでした。再会がかない、二人連れだって故郷へ帰るという結末。
●《野守》
 前ジテ:野守の翁 後ジテ:鬼神 ワキ:山伏 アイ:春日の里人
野守とは、野を守る番人のこと。最初に、出羽のはぐろさん羽黒山からはるばるやってきた山伏(ワキ)が大和国、春日の里に着き、一人の翁、野守の老人(前ジテ)と出会う。山伏が、目の前にある由緒ありそうな池についてたずねると、野守は、これこそ「野守の鏡」だと答え、野守の鏡とは、昔鬼神が持っていた鏡だといわれを語る。そしてこの台詞。ワキの山伏が「いかに申すべき事の候」と。続いて「はし鷹の野守の鏡と詠まれたるも、この水につきての事にて候か」。「はし鷹の野守の鏡」というのは「はし鷹の野守の鏡得てしがな 思ひ思はずよそながら見む」の和歌。山伏が、本物の「野守の鏡」を見たいと言うが、野守は、それは恐ろしい鬼の持つ鏡なので、見ることはかなわないと言い、塚の中へ消えてしまう。舞台上には作り物の塚。そして、後場。山伏が一心に祈っていると、鬼神(後ジテ)が大きな丸い鏡を手に持って塚の中から現れる。野守の鏡は、天界から地獄まで、すべてのものを映し出すのだと鬼神は語り、鏡にいろいろなものを映し出して、山伏に示す。やがて、鬼神は、大地を踏み破って奈落の底へと姿を消す。迫力たっぷりの台詞でこの能は締めくくられます。「大地をかっぱと踏み破って奈落の底にぞ入りにける」。

2024.0112 O.A 「この冬の序盤・・・」 [varied stories]

逸見光寿さん(写真家)
https://coju.info/

暖冬で、コンディションを読むのが難しいと逸見氏。「アイスバブルはかなり苦戦しました。湖が結氷しない上に、結氷するかしないかのタイミングでまとまった降雪が・・・。目先を変えて、こんな時しか撮影できない被写体を探しました。」
1:ヤウシュベツ川河口
国道244号に架かる万年橋から望む風景が美しい。青空を映す水鏡の青も美しいが、夕暮れ時は息をのむ絶景に。この日は夕日だけではなく、風蓮湖側のヴィーナスベルトがすごかったと。ヤウシュベツ川は風蓮湖に注ぎ込み、その河口は別海十景に認定されている。
2:尾岱沼
撮影した日は12月にもかかわらず10度を超える気温。冬霞というより、まるで季節外れの春霞?無風で、ぼんやりした風景が水鏡に映る。この野付湾は「日本のウユニ塩湖」みたい。長時間露光で水面を際立たせた。厳冬期は結氷し、水平線ならぬ氷平線が現れる。
3:阿寒湖
冷え込んだ晴れた日に、空気の温度より水温が高いことで、水蒸気が発生し霧となる現象。けあらし。条件の整った日の夜明け前から撮影し、見事なけあらしを捉えることができた。
4:錦沼
今シーズン、オンネトーのアイスバブルがほぼ全滅だったので、ふと行ってみた場所。するととんでもない風景が待ち受けていたと。一度目は雪が多少降った時期で、倒木と雪のコントラストが絶妙。二度目は雪が積もった状態。雪の白の合間に沼から流れる小川のオレンジ色が鮮烈。
※写真は逸見光寿氏からお借りしました。
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2024.0111 O.A 洋楽  [chord 5]

・What’s Goin’ On - Ain’t No Sunshine / Pretty Purdie
・Babylon Sisterse / Steely Dan
・Rock Steady / Aretha Franklin
・Memphis Soul Stew / King Curtis
・What a Wonderful World / Louis Armstrong
~今回の洋楽編。今回はBernard Purdieのドラムサウンドに耳を傾けて〜
セレクトは洋楽担当のRyo氏。出演は、Ryo氏&midoriでお送りします。
なお、Ryo氏のギターレッスン、インスタアカウントはこちら・・・
https://www.instagram.com/kushiro_guitar_lesson?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA%3D%3D

最近の出来事(齊藤 慶輔編) [nature treasure]

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IMG_8816.jpg年末年始はいつも忙しいと以前にもお話しを伺いましたが、
今年はとにかくワシやタンチョウの交通事故が多かったそうです。
さらに命を落としてしまっているもの、重症のものが多いとか。
タンチョウが交通事故?出会い頭の事故?ではなく・・・・・
どうやらタンチョウが逃げるだろうと思っていてぶつかったみたいと。
鳥は飛んで逃げていく・・と思っている方が多いと思います。
ただ、車を危ないものとして認識しているかというと?
人間が車から降りるとそれは逃げるそうですが、車は物体として認識している?であれば話は違います。
さらに彼ら、カラダの大きな鳥はすぐには飛ぶことができません。
この北の地に生きている私たち人間も、彼らのことをもう少し思いやる気持ちを持ち、
不幸な事故がこれ以上増えないように願うばかりです。
やはりエサが少ないということがその根底にはある事も忘れてはいけないと思います。
その原因を人間が作り出しているとしたら・・・。
※写真は齋藤慶輔氏からお借りしました。
〜国道脇でエサに夢中になっていたワシ。近寄っても逃げず、窓を開けて声を出したらやっと飛んだそうです。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/1SxMZZN1Yck9vcPgZ21fBi

play back heisei [close to you <art編>]

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今回の展覧会は、平成の約30年間、正確には31年間(1989~2019)に、十勝地域で活動し、制作された作品を展示。
油絵等の絵画や版画、書、写真、創作人形など全部で15点出品とのこと。展示作品の中からご紹介いただきました。
油彩画で、森弘志「それ、普通」という作品。北海道立帯広美術館では、平成10年から10年間、「十勝の新時代」というシリーズ企画を開催しました。そのシリーズ企画は、現在および今後の活躍が期待される十勝ゆかりの作家に着目し、個展形式でその制作活動の現況を紹介するというまさに十勝の美術を現在進行形で紹介するもの。その第1回の作家に選ばれたのが森弘志さん。作品は写実的ですが、描かれるモチーフはよくみると不穏で、なにか黙示的幻想的雰囲気が漂うもの。
八重柏冬雷「花鳥風月~寂韻の響き~」は、前衛書家の作品。前衛書というのは、文字をモチーフとしながらも、文字の可読性を超えた表現世界を展開する領域。書道の典型的な道具である筆だけでなく、ローラーや段ボールなども使い、墨で花鳥風月の文字を表現しているそうです。
池田緑「My Own Speciman」この現代美術の作品は、文字を刻印してラベルなどに使用するプラスチックテープに、作家が生まれた1943年4月3日から、この作品を制作した1999年3月15日までの日付を連綿と刻印したものをつながったまま巻いた状態で透明のアクリルパイプに納めた作品。Specimenとは標本という意味。タイトルは、私自身の標本、という意味です。連綿と刻印された日付は、まさに彼女の人生を標本という形にしたものと言えます。また、その連なる日付は、彼女やそして家族の人生の連鎖を象徴的に表しています。
戸張良彦「104.270480,42.762508 273°」十勝の風景を撮影したもの。タイトルの数字は撮影した緯度と経度、そして、方角を表しているそうです。作家は、むかし札幌で作品を発表した際、美瑛の風景と間違えられたことを契機に十勝の起源ともいえる風景を撮ろうと考え、十勝の風景を撮影しているのです。それは、モノクロームで画面も荒れた感じに撮られていま。誰かが風景の骨格と呼んだそうですが、まさにそのような表現が、より十勝の風景の本質を表しているように見えると敷田氏はおっしゃっていました。
敷田氏曰く・・・「平成という意外に最近のような昔のような、その30年間に十勝で生み出された作品は並ぶと、力強く、大変壮観です。ぜひ、会場で、時代の息吹を感じていただければと思います。」
※尚、写真は北海道立帯広美術館 敷田弘子氏からお借りしました。
(プレイバック平成 十勝美術の30年は3/10まで北海道立帯広美術館で開催中です。)