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2022.0225 O.A 「コロナ・・・コアラ」 [varied stories]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

まずは、オーストラリアのコロナに関する話題から。1日の新規感染者は2月2日に3万人を超え、過去最高を記録したそうです。
ただ、その後は減少傾向で、現在は約2万人。(2月17日収録時)
ワクチン2回接種率は約80%。3回目のブースターも40%が接種。公共交通機関や店舗内でのマスク着用が義務付けられている他は、規制もかなり緩和されているそうです。
ニューサウスウェールズ州の小学校〜高校までは、政府から抗原検査キットが配布され、週2回、学校に行く前に検査する事が推奨されています。
そこで、検査の結果、陽性だった場合は最低1週間、自宅で待機し、テストで陰性になるまで通学することができないそう。
オーストラリアは新型コロナウイルスのパンデミックが始まった2020年3月以降、約2年間鎖国状態だったのですが、今月21日から全世界から観光客が
オーストラリアを訪れることができる様に。ただし、ワクチン2回接種済みであることが条件と。 観光業界は歓迎しているそうです。
2019年にオーストラリアを訪れた外国人観光客は1千万人。今年は最大で5割程度の回復にとどまると予想されていて、コロナ危機前の19年の水準に戻るのは
2024年か25年になるとみられているそうです。
続いて、コアラ関連の話題です。 オーストラリア政府は今月11日、ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州、首都圏特別区の東部地域に生息する
野生のコアラの危機レベルを1段階引き上げ「絶滅危惧種」に指定したそうです。干ばつや近年の山火事、都市化が原因とされていると・・・。
特に2019年の山火事では、コアラの自然生息地の約80%が破壊され、6万頭以上のコアラが死ぬなどし、2001年には全国で18万8000頭いたコアラの数は21年には
9万2000頭まで減少したと推計されているそうです。このままだと、2050年までに東部地域のコアラは絶滅する恐れがあるそうです。
そこで、モリソン首相は先月、コアラの生息地回復や個体数調査、治療といった支援などに政府が今後4年間で5千万豪ドル(約41億5千万円)を投じると発表したそう。
それだけ深刻な状態の様です。やはりオーストラリアにはコアラとカンガルーは象徴的存在で、観光面でも重要な存在ですから。
鈴木氏もわずかながらコアラの保護に力になりたいと、オーストラリア・コアラ・ファウンデーションの「コアラの里親」制度に一口加入したそうです。
※写真は鈴木雅章氏からお借りしました。
1オーストラリアンコアラ・ファウンデーションのウェブサイト .png 2「コアラ里親」募集ページ .png 3「里親」になったジミー・ジャムス(もうすぐ4歳).png 4コアラ保護に5千万オーストラリアドルを拠出すると発表したモリソン首相.png
送っていただいた写真は、上の段がオーストラリアンコアラ・ファウンデーションのウェブサイト と「コアラ里親」募集ページ 。
そして、下の段は、鈴木家が「里親」になったジミー・ジャムス(もうすぐ4歳) と、コアラ保護に5千万オーストラリアドルを拠出すると発表したモリソン首相。

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