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2024.0403 O.A 市立釧路総合病院 院長 森田研氏&薬剤師 大屋太郎氏&薬剤師 福田健吾氏 [close to you <dr.編>]

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以前にもご出演いただきました薬剤師の大屋太郎氏。「地域におけるCKDの重症化予防とリスク軽減に対する多種連携を通じた取り組み」という論文を発表なさいました。今回はそのことを伝えたいと森田氏から依頼があり、薬剤師界全体が協力してなさっていることなので、病院の薬剤師ということで福田氏、そして調剤薬局の薬剤師ということで大屋氏にお越しいただきました。
そもそも、慢性腎臓病(CKD)は全身各臓器の障害と深く関わり、一方では透析の医療費等、社会保障費高額化の要因ともなっているということで、全国各地でCKD対策が行われています。釧路市では、他の地域に比べて腎不全による死亡率が高いという課題もあり、釧路市の様々な団体が共同で「くしろCKDネットワーク」としてこの問題に取り組むことになったのが2018年。対象者のお薬手帳に貼る目的でCKDシールを作り、この貼付は薬剤師が中心となって行いました。
その取り組みの経過や考察等々が載っています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/144/2/144_23-00171/_html/-char/ja
この活動を始めて5年ほど。明らかに医療スタッフの意識がアップしたと感じるそうです。病院薬剤師も保険薬局薬剤師も連携しながらCKD患者に対する業務を進めてきたのです。もちろんこれからも。
目に見える結果はすぐ現れるものではないかもしれませんが、いかに長く継続するかの方が大事で、そこにモチベーションを保つためにも日々努力をなさっているのです。そのための一つとして、薬剤師を対象に4月12日(金)には講演会も開催します。そこで福田氏は「くしろCKDネットワークにおける薬剤師のこれまでとこれから〜5年間を振り返って〜」というお話しをなさるそうです。

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