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定点調査〜宿徳内(ノジュール)編(境 智洋編) [fun science]

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IMG_7980.jpg写真だとダイナミックさが伝わらない。
面白さが伝わらない。
ワクワクが伝わらない。
かもしれないのですが・・・地学が好きになる場所です。
何度も訪れていますが、行くたびに感動を覚えるところです。
そして、こんなに大きなノジュールには今まで数々の海岸線を歩いてきて会えたことがありません。
そんな場所です。ここが気になって仕方ないのは形を変えていることです。
1年と言っていられないほど、侵食が激しいのか、風景がどんどん変化します。
今まで見ていてあの砂岩脈はどこに行ったの?消えちゃった・・・
大きなノジュールの形が変わった、半分になった?
あったはずの大きなノジュールは?
消えるにしても崩れるにしても、それは 自然の為せる業。私たち人間にはその変化は止めることができません。
ノジュールの中から3000万年前に生きていた貝が顔を出し、2023年の空気を浴びる。
不思議な感覚です。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/2EP6aWpH8fZSWvkO6SdE0W

ライトアニマル(笹森 琴絵編) [nature treasure]

笹森1 ライトアニマル b.png笹森2 釧路沖のシャチ.png笹森3 釧路沖のザトウ.png
あらゆる動物種との仮想的な出会いを提供できるデジタル展示システム。展示の一例を挙げると、プロジェクターを使ってCGで作成したクジラを実物大で投影。観客は実際には見ることが難しいクジラの形や大きさや動きを学べ、また、クジラは自由に操作できるので、子どもはクジラと遊んだりもできるということ。野生動物についてよく知る・学ぶ方法は?多くは、水族館やウォッチングで実物に遭う事とお答えになるでしょう。確かに水族館やウォッチングは、環境教育や情操教育、研究、啓発などの場として大きな役割を発揮できると期待できます。一方で、これらの施設や事業が行っている事は、人間側の都合や目的のために野生動物を利用する、動物虐待的行為という批判もあります。「水族館やウォッチングが抱える問題や課題を解決するために、この様な取り組みが持つ良い点・優れた点を可能な限りデジタルツールで再現しようとする試み、それがライトアニマルだと私は理解しています。」
ライトアニマルの運営者はお二人。そのうち、アニメーション作成と監督を担っている河合氏は、1997年に三重大学の熊野灘マッコウクジラ調査以来ゆるく繋がっている方と。「2010年に彼のライトな鯨たちを初めて見せてもらった時には、正直、まだぎくしゃくした動きで本物までは遠い道のりだなと思っていました。あれから10年ほどたちましたが、彼のシャチやクジラたちは、今ではもう目を見張るばかりの完成度。海で本物を30年見ている私も圧倒されるほどです。」河合氏は<世界ではSDGsや動物福祉がどんどん向上していて、自分の仕事はそこにマッチしてるはず>と。動物福祉、環境教育という観点に加え、生き物を飼育するよりも遥かにコストを抑えられるライトアニマルで、豊かな生き物教育の持続に寄与したいともおっしゃっているそう。世界は、シャチやイルカの展示が彼らの権利を侵害していることに気づき、あるいは認めて、規制を始めています。彼の活動は、まずはそうした動物保護の思想や理念で成熟している欧米各国などから注目を浴びたそう。ただ、残念ながら国内ではまだ知名度は高いといえないのが現実のようです。人々の価値観や文化・生活様式などの変化、人間活動がもたらす自然界の変貌をみていると、子供たちが水族館で本物のイルカやアザラシの代わりにライトアニマルと出会う、そんな時がやってくるのは遠くないかもしれない気がすると笹森氏。私たち人間が地球にかける負荷、動物の福祉などからみると、そうあるべきとも思えます。「シャチとの遭遇での醍醐味は、絆の強い群れが集まったり離れたりしながらぐんぐん泳ぐその力強さ・勇壮さだと私は思っています。自分は水族館に閉じ込められた姿は見たくないけれど、子供達にはあの感動を体験してほしい、私のような立場のものが抱える葛藤は結構凄まじいものがあります。でも、ライトアニマルはそんな罪悪感なしにシャチの本来の姿を見てもらえる、知ってもらえる。彼らの取り組みは今やそれくらいの完成度にまで到達したのだと感じています。ただ、ライトアニマルが普及する背景が<シャチやザトウなど生き物たちが絶滅したので>なんていう筋書きはあってはならないこと。地球の宝物を子供たちにしっかりと手渡せるように、海や生き物からたくさんのものをいただき、奪ってきた私たち大人が価値観や行動を転換するなど、今できることを懸命にすべきだと思っています。」このライトアニマル、札幌のAOAO SAPPOROで会うことができるそうです。
河合さんからのメッセージを!「気候変動を始め自然環境が危機的状況になり、大量絶滅が始まった今、生き物を思いやり、配慮を願う人々を増やしていくことは、人類存続に繋がる喫緊かつ最重要の教育問題だと考えています。その問題解決にライトアニマルは教育と動物福祉と省資源を実現しつつ貢献できると考えています。」
※写真は笹森琴絵氏からお借りしました。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/7AV3C0B5U4hZn2Dzz4x89b

lisa larson seen and unseen [close to you <art編>]

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スウェーデンの陶芸家 リサ・ラーソン。彼女の初期から近年までの代表作に加え、初公開作品を含むユニークピース(一点物の作品)や、ガラスやブロンズの作品、スケッチ画など250点ほどを展示しているそうです。
彼女はグスタフスベリ社というスウェーデンの老舗の陶磁器会社に勤め、そこで製品となるフィギュアの原型をつくっていました。彼女が制作した原型から製品となり、それが会社から販売され、世界に広まっていったのです。
ユニークピースとよばれる、一点ものの作品も多数出品され、特に、1980年に会社をやめてフリーの作家となってからアトリエで日々制作した作品は、彼女の創造性の豊かさをよく表していると敷田氏。「陶器の筒から人間が出てこようとしていたり、逆にダイブしていたり、などというようなユーモラスな作品から、身近な人たちをモデルにした作品、また、様々な釉薬や模様をもちいた陶器の器などもご紹介しています。さらには、リサさんの夫で画家で版画家のグンナルさんの作品も展示し、彼らがインスピレーションを与え合っていたこともおつたえする内容です。」
そして、忘れてはならないのが、未知の動物という空想上の動物たち。制作のきっかけは、1950年代のスウェーデンの流行歌に触発されて作り始めたそうです。実際に存在はしない、なんとも不思議な動物たち。こちらは、日本の展覧会に出品されるのは初めてと。


敷田さんがオススメのコーナーは「マスメディアの中のリサ・ラーソン」。日本で2000年代以降に開催されたリサ・ラーソンの展覧会は今回で4回目なのですが、その中でも初めて組まれた内容です。彼女がスウェーデンでのマスメディアの中でどのように取り上げられてきたか、ということを主に60年代、70年代の雑誌記事などから紹介しているそうです。女性で仕事があり、しかもクリエイティブ。世界中で販売される商品の仕事をしていて、さらに、同じくクリエイティブなアーティストの旦那さんと、子どももいる。そしてアトリエをもっていて、そこで制作活動をしている、というような、リサ・ラーソン、ひいては、当時の人気女性アーティストの立ち位置のようなものが分かるとおっしゃっていました。
「彼女は多分、理詰めで考える人ではなく本能の赴くまま、というか、彼女も言っていますが、まさに手の中から材料を触っているうちに自然に形ができあがってくるような、そういう感性に従って創作を行うタイプの作家のように思います。だからこそ、親近感のある、ずっと身近においておきたくなるような・・・でも、時には、ちょっとドキッとするようなユーモア、もしくは毒のようなものもある作品を作ってこられたのではないかなと思います。」


※尚、写真は北海道立帯広美術館 敷田弘子氏からお借りしました。
(リサ・ラーソン展は11/19まで北海道立帯広美術館で開催中です。)

2023.0920 O.A 市立釧路総合病院 院長 森田研氏 [close to you <dr.編>]

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今回は複数臓器にまたがる癌予防で話題となっている遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)について。
BRCA(Breast cancer susceptibility)遺伝子変異(乳がん感受性遺伝子)は、癌の起こりやすさの原因となる変異。乳がん、卵巣がん、前立腺がん、膵がんに加え、東アジアに多い胃がん、食道がん、胆道がんの疾患リスクを高めると言われているそうです。BRCA遺伝子変異が陽性だと、細胞分裂の際に細かな遺伝子の傷を修復する作用が損なわれるため、細胞分裂のたびに細胞が癌化するリスクが上がるということ。実は泌尿器科では、前立腺がんの治療中にホルモン治療や放射線治療、全身化学療法などに抵抗性の進行がんにこのBRCA遺伝子変異を調べると異常が見つかるという事が数年前からわかってきたそうです。
日本人の女性は、生涯のうちに11%が乳癌を、1%が卵巣癌を発症するといわれているそう。一般的には癌は遺伝する疾患ではないのですが、遺伝性乳癌卵巣癌は親から子へ50%の確率で遺伝するそうです。BRCA遺伝子の異常が無ければ、日々身体の中で起こっている細胞分裂時のDNA複製時の「傷」「エラー」を逐一修復する働きがあるので癌にはなりにくそう。それが遺伝子異常があると家系の中に癌が多いと言うことになるそうです。
癌で手術した組織を調べると、この遺伝子異常がわかり最近では血液からも調べられると。一部は健康保険適応もあるのですが、高価な検査。現在、一定の条件の元、費用を研究費で負担して遺伝子医療拠点大学(北海道は北海道大学)病院で研究参加によって検査を研究費で行う方法もあるとおっしゃっていました。また、自費で数十万円かかりるそうですが血液検査でBRCA遺伝子異常があるかどうか検査を受けることが可能。問題は、結果を本人家族がみんな知りたいかどうかとのこと。
検査をする時に遺伝子検査についての専門のカウンセラーと面談することが推奨されています。自分も肉親が病気になった時に、それが自分にも起こり得るのかな?と気になりますよね。家系だから、体質だから、遺伝だから、と言えるのは科学的根拠が無いから想像して言うだけなので、その根拠が遺伝子検査でかなりはっきりわかるとすれば・・・知りたいという方、逆に知りたくないという方もいらっしゃるはず。釧路には常勤のカウンセラーが居ないそう。「外来に集まったご家族ご本人にお話をしたことがあります。BRCA遺伝子異常があるか検査をしますか?」と。ご本人は陽性だったらそれを修復する薬もあるので、前立腺癌の進行した状態であれば希望の光になるはずです。しかしご家族には、本人が陽性と分かれば自動的に遺伝性があると言うことになり、そのことを誰に伝えるかの二者択一を迫られる・・・。
カウンセラーはその辺を十分把握した上で、どの癌に今後どの程度の確率でなる場合があるのか、例えばアンジェリーナ・ジョリーのように反対側の正常か乳房や卵巣まで予防的に摘出するかどうかまで考えてカウンセリングすることになるそう。現在は出張で複数の大学からカウンセリングの訓練を積んだ医師が定期的に出張してきているそうです。
※出典 https://johboc.jp/guidebook_2021/?fbclid=IwAR1tz9jmoNOI5yTyWy0KEiSGGtjeXb6rshYjIov9rdLJdHwXu4H7n1qBIWE

目のない白いカニ ユノハナガニ発見秘話(満澤 巨彦編) [varied experts]

写真1海形海山の海底に生息するユノハナガニ.jpg写真2最初に見つけた時の野帳の記載.jpg写真3採取するために使用したドレッジr.jpg写真4採取直後のユノハナガニr.jpg写真5公開した時のチラシ.jpg
ユノハナガニは、深海の温泉、熱水活動域に生息する甲羅の幅が5cmぐらいで、全体が白か薄いピンク色のカニ。深海で暗いため目が退化して無くその部分が窪んでいて、正面からみると強面のカニ。満澤氏の把握する範囲では、小笠原海域、その南のマリアナ海域、沖縄トラフ、北フィジー海盆やニュージーランド沖、大西洋の熱水活動域でも同属のカニが確認されているそう。
ユノハナガニを発見したのは1987年6月3日、海外ではその10年前の1977年にガラパゴス諸島沖で海底の熱水活動が初めて確認されていたそうです。日本の周辺でも海底熱水活動の調査が実施され、その発見が期待されていた時期。熱水活動の存在の可能性のある海域として、背弧海盆として海底が拡大している沖縄トラフと伊豆小笠原海域の海底火山が候補となっていたそう。「当時、私はその両方の海域で実施されていた複数の調査航海に参加、年間100日ぐらい船に乗っていました。」
ユノハナガニを見つけた航海は有人潜水調査船「しんかい2000」とその母船「なつしま」による伊豆小笠原海域の深海調査。ただ、見つけたのは「しんかい2000」ではなかったそうです。「私自身は海底火山周辺の海水温の分布や、海底の流れの計測が目的で母船「なつしま」に乗船していました。調査していた場所は、西之島の南約60kmの海形海山という海底カルデラ。すでに数回、地形や地質調査の調査が「しんかい2000」で実施。熱水活動は見つかっていなかったとおっしゃっていました。
最終調査日は天候の関係で「しんかい2000」の潜航ができなかったため、母船「なつしま」に搭載されていたディープトゥ・カメラを使いカルデラ内の中央火口丘周辺の調査を実施することに。海底の映像を船上でリアルタイムでみることができるので、海底の崖などを観察しながら中央火口丘に近づき、海水の濁りが確認され、周辺に熱水が出ているのではないかと期待していた時に、岩の間に小さいカニの死骸のようなものが見えたので、「カニが腹をだして死んでいる」とつい口走ってしまった満澤氏。チームからは「そんなことがあるか、ははは」という感じで激しく笑われたそうです。この時の観察でも海水の濁りは確認されたものの、海底からの熱水湧出までは確認できませんでした。ディープ・トゥカメラはカメラを真下に向けた状態で、海底上2~3mから撮影するので良く見ていないと小さい生き物は見落としてしまいます。「ユノハナガニは薄い灰色の岩の隙間にいたので、見にくかったのですが、真っ白でカニの形をしていたので「腹を出して死んでる」ように見えたのです。私としては確かにカニの死骸と確信し自信があったので、調査終了後、すぐに映像を再生して皆で確認したところ、白い腹をだして死んでいるのではなく、白いカニが動いていて、良く見ると複数いることが確認できました。」日本の周辺で初めて熱水性の生物が確認された時の出来事です。
翌1988年5月に「しんかい2000」で潜航した際に、この周辺では岩のすきまから熱水が湧出していることが確認されたそうです。この時も残念ながらカニを採取することはできませんでした。ただ、同じ年の8月に海洋調査船「かいよう」での調査航海で、ディープ・トゥカメラの下にドレッジという海底の岩石を採取する装置を使ってカニの採取に成功。「確か10匹以上は採れたと思いますが、水深が450mぐらい、生きているカニも複数いたので、生きているカニはバケツで飼育しました。」
発見した満澤氏が飼育を担当することとなり、船員さんのアドバイスを受けながら航海中飼育を続けたそうです。「このころJAMSTECの船は日本水産系の会社が運航していたため、カニのことは皆さん非常に詳しく、雄雌の見分け方などもこの時に教えてもらいました。生息していた海底付近の海水温度が約12℃だったので、それぐらいの水温になるように氷でバケツを冷やし、船の賄さんに餌としてすすめられたイワシの切り身を与える等調査航海中世話をして、なんとか3匹活かして横須賀のJAMSTEC岸壁に帰港しました。」当時、JAMSTECには生物の飼育設備がなかったため、近くの京急油壷マリンパークに頼み飼育してもたったそうですが、しばらく活きていて、日本で初めての熱水性生物の一般向け展示も実施。この時は、まだ名前がなかったため「目のない白いカニ」と呼んでいたそうです。その後、名前を公募、温泉の湯の華のように白いカニという意味でユノハナガニという名前がついたそうです。
その後、新種として記載され、今ではJAMSTECでも研究のため飼育し、新江ノ島水族館などでも飼育展示されているそうです。
※尚、写真は JAMSTEC 満澤巨彦氏からお借りしました。
・写真上(左)は海形海山の海底に生息するユノハナガニ(「しんかい2000」で撮影)
・写真上(真ん中)は 最初に見つけた時の野帳の記載
・写真上(右)はユノハナガニを採取するために使用したディープ・トゥカメラ用のドレッジ
・写真下(左)は採取直後の写真
・写真下(右)は京急油壷マリンパークで公開した時のチラシ(公開時のチラシ。同館は2021年9月30日に閉館。)
参考:https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/project/3D/index.html(東京大学大気海洋研究所のサイト「ユノハナガニ」はタイトルのすぐ右にいます。)

2023.0915 O.A 「引越し完了!!」 [varied stories]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

「先月、引っ越しました。約2年半ぶりの引っ越しです。これまではタウンハウスに住んでいたのですが、今回はハウス、一戸建てです。」
タウンハウスは、日本語では連棟住宅と言うそうで、建物構造が一体となった2戸以上の住宅のこと。外から見ると屋根や壁の全部または一部が繋がっている建物。
新しい家は、前の家から歩いて15分ほどの隣町。以前はイーストゴスフォードという町、現在はポイント・フレデリックという町。
ブリスベンウォーターという河口に突き出た小さな半島に位置しているそうです。セントラルコーストでは最も古い地域の1つとか。
半島部分の突き当りに「パイオニア・パーク」という名前の公園があるそう。名前の通り、開拓者の公園で、公園内に小さな墓地があるのが特徴と鈴木氏。
最も古い墓石は1840年代のもので、日本は江戸時代。最も新しい墓石は1953年のものだそうです。
1974年に再建され、1977年にパイオニア・パークという名前になったそうです。
「たまたまなのですが1階部分がガレージで2階部分に居住空間があるという造りは、前の家と同じ。2階に玄関があるのですが、そこからはウォータービューというか、ブリスベンウォーターが見渡せます。日の出が見えるのが素晴らしいですよ。 」
今回のお家は賃貸。オーストラリアと日本の賃貸方式は少し違いがあるそう・・・。 まず、賃貸住宅から引っ越しをする場合、オーストラリアだと「2weeks notice」といって、通常は退去日の2週間前までに不動産屋さんに通知する必要があるそうです。通知を受けた不動産屋さんは次の借り手を探すために広告を出し、インスペクションという、日本でいえば「内見」の日が設けられます。例えば、土曜日の午前11時から11時半まで等と設定されウェブ広告が出るそう。
見たい人は誰でも見ることができます。このインスペクションは、住居に人が住んでいてもやるので、きれいに片づけておく必要があるそうです。
さて、家賃ですが、日本は月払いというイメージですが、オーストラリアは週払いが基本。これはオーストラリアの給与が週給制、つまり週払いが基本であることと関係があるとおっしゃっていました。 ちなみに週給の場合、給料の支払日は毎週木曜日と決まっていて、この日はショッピングデー、普段は午後5時で閉まる店も9時とか遅くまでやっているそうです。
また、日本では住宅を借りる場合、敷金・礼金がだいたいありますよね。敷金は保証金で、退去後に返金されるのが普通だと思います。礼金は大家さんに支払うお礼なので戻ってきません。 オーストラリアの場合、礼金はないそう。ただ、Bondという敷金と同じようなものがあり、これは通常、家賃の4週間分。退去後には「原状回復費用」を除いて返金されるそうです。 「これ自慢なんですが・・・オーストラリアに来てこれまで10回以上引っ越しをしましたが、Bond、敷金がすべて全額返ってきました。それだけ一生懸命掃除をするからなのですが。。。」
※写真は鈴木雅章氏からお借りしました。
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2023.0914 O.A アイドル [chord 5]

・虹をわたって / 天地真理
・草原の輝き/ アグネス・チャン
・おかあさん / 森昌子
・ビューティフル・サンデー / 田中星児
・青い珊瑚礁 / 松田聖子
・星屑のステージ / チェッカーズ
~今回は邦楽アイドル編。選抜高校野球大会の入場曲になったアイドル特集です。
セレクトは齋藤氏。出演 齋藤氏&midoriでお送りします。

ユーカリシトリオドラ(レモンユーカリ)(野村 香編) [fun science]

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今回は秋にぴったりとおっしゃるレモンユーカリ。ユーカリは700種類以上あるそうです。
ユーカリでメジャーなのが、グロブルスやラディアータ。主成分は1,8-シネオール。ただ、今回のレモンユーカリはシトロネラールが主成分。
テルペン系のアルデヒド類。水蒸気蒸留法で葉や枝から抽出。
この時期になると秋疲れと言われる症状が出てくる方も。背中や肩こり、腰痛、筋肉痛等。抗リウマチ作用や帯状疱疹等にも有用だとか。
また、イライラしがちな時やストレスが溜まっている時にも・・・だそうです。
さらに、ホームケアにもレモンユーカリは活躍するそう。レモンユーカリとペパーミントを水に入れてシュッとするだけ。
ソファやベッド等の寝具にオススメとのことです。抗ダニ!!
「整骨院には欠かせない1本です。心にも体にもそしてお家にも色々使えるアロマですよ。」
今回ご紹介いただいたのは自分で試してみたい時は芳香浴が良いかと思います。ホームケアを除いては。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/48Jr6OTy5ssakD87vQwiAY

釧路市長をspecial guestにお迎えして・・・(齊藤 慶輔編) [nature treasure]

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以前から一度、蝦名大也釧路市長と対談したいよね・・・とおっしゃっていた慶輔獣医。
この度色々な条件が重なり急遽実現できたのが8月31日。
ノープランで原稿なし。進行は慶輔獣医にお任せ〜ということでスタートしました。
そして・・・突然市長から出されたパンフレット。「昨夜届いたばかりなんだよ〜」とのことで、そのことについても触れています。
それにしても蝦名市長の笑顔最高!!です。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/3O1kg5uJEqyEDyauiIYh2j

Home [close to you <art編>]

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コロナ禍で「stay home」という言葉をよく耳にしました。
実はそんなことがきっかけで集められた作品たち。ところが状況が徐々に変化し、そのHomeの意味も少しずつ解釈が変わったそうです。
家、住まい、家庭といったイメージに加え、故郷という意味もあります。もっとも身近で安心できる場所、子供の頃の懐かしい思い出・・・
ただ、それだけではない孤独や寂しさを思い起こすような作品もあるそうです。
ご紹介いただいた作品・・・・・・
岡部昌生「オビヒロ・マトリックス1991の10ピース」〜帯広の街の表情や歴史の痕跡を記録にとどめ作品化したもの。フロッタージュ作品。
長谷川哲「HOME 1997-2」〜自宅付近の風景写真が元になっている。独自の制作技法で幻を見ているような印象を与える。
写真をモノクロコピー機に通し、インクが熱で紙に定着する前の段階で取り出し、その画像の上にドローイング。それをさらに撮影し、印画紙にプリント。
ロイ・リクテンスタイン「青い床の室内が描かれた壁紙」〜シルクスクリーン。人が全く描かれていない室内の雰囲気、鏡に映った構図も無機質な印象。
矢柳剛「飛んだえんぴつ バレンタインデー」〜十勝の小学生が作った短詩8編とそのイメージを元に作者が制作した版画を収めた8点組の詩画集の中の1点。
Homeという言葉からどんな印象を受けるでしょう?切り口がホームとして集められたコレクションの数々。
それぞれが心の中に描くHomeとどの作品が共鳴するでしょう・・・。
※尚、写真は北海道立帯広美術館 耳塚里沙氏からお借りしました。
(Homeは11/19まで北海道立帯広美術館で開催中です。)