SSブログ

2024.0320 O.A 釧路保健所 所長 石井安彦氏 [close to you <dr.編>]

cd0320石井dr.jpg
最近、テレビ・新聞等で話題になっている「はしか(麻疹)」のこと。釧路ではどんな感じなのでしょう?気になってお応えいただきました。
厚労省のhpには、はしか(麻疹)は麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症と。
感染経路は空気感染・飛沫感染・接触感染。その感染力は非常に強いようです。
感染すると、それから約10日後くらいに、最初は風邪の症状が続くそう。発熱やせき、鼻水といった感じです。
2~3日、熱が続き、その後39度以上の高熱と発疹が現れるとのこと。
感染力が強いので、例えによってはインフルエンザの10倍と言われることもあるそうです。
合併症を引き起こすこともあり、稀にですが、死亡することもある、決して侮ることのできない病気なのです。
やはり感染しないためにはワクチンが有効とのこと。年代によって1回打ったとか、2回終わったとか、1回も打っていないという方がいらっしゃると思います。
基本的には現在は1歳と6歳の時に1回ずつワクチン接種をすることが良いとおっしゃっていました。
自分がワクチンを打ったかどうかわからないという方は母子手帳を見てくださいと・・・。
そこに記入している場合があります。もしくは親に聞いてみてとも。
それでもわからない場合は血液検査で抗体検査もできるそうです。本当に気になったらそのような方法もあるそうです。
さて、もしかしたら自分が感染したかもしれない・・・いつもの風邪と違う・・・と思ったら、すぐに病院には行かずに、まずは電話でかかりつけ医に相談するのが良いようです。万が一、麻疹にかかっていたら病院に行くことで他の方にもうつしてしまう可能性があるからです。
ちなみにインフルエンザやcovid19のような薬はなく、麻疹は対症療法しかないそうです。
「ワクチンは愛なんです。感染対策は愛です。」とおっしゃっていたのですが、確かに誰かにうつさない、ウイルスから守るためにはワクチンを接種するのが唯一の方法なのだと思います。

Facebook コメント