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スコットランドの風土と食べもの(中村 隆文編) [varied experts]

1ハギス.jpeg 2ポリッジ.jpg 2カレンスキンク.jpg
3ジャガイモいりカレンスキンク.jpgスコットランドと道東の気候が似ているとはよく聞くお話しですが、本当なのでしょうか?
やはり夏の気候はとても似ているそう。湿原もあり、涼しい感じ。でも冬は雨が多いそうです。さらに氷点下10度を下回る時はあまりないとのこと。実は釧路の緯度が北緯42~43度。稚内で45度。スコットランドのエディンバラは北緯55度とさらに北になるのですが、気温がそこまで低くならない。不思議ですね。
さて、現在日本でも大流行りのオーツ麦。小麦はとれず、ウイスキーの原料となる大麦が中心。
このオーツ麦もそう。オーツ麦を使った伝統料理がスコットランドにはとても多く残っています。
まずはハギス。羊の胃袋に心臓ほか内蔵を詰め、さらにオーツ麦を入れてボイルして食べるそう。
ソーセージみたいな感じでしょうか。
そしてポリッジと呼ばれるお粥。こちらは基本的には水、塩を使うだけ。ただ、お店によってはミルクを入れたり、はちみつを入れたり、フルーツを入れて食べたりと言った食べ方も現在ではあるそう。
「僕はあちらに行って、トーストしたパン、卵料理、ベーコンやハムなどの肉類、チーズ等々そんな朝食に疲れたらよく頼んでいましたよ。」
そして、カレンスキンクスープ。これはタラの燻製を使った牛乳とジャガイモのスープ。とても美味しいそうで、缶詰を買ってお土産に持ってくるとおっしゃっていました。
そして、中村氏曰く、幻のスイーツ:クラナハン。オーツ麦と砂糖とクリームとウイスキーとベリーを使って作るそうですが、未だかつて本物に出会った事がないそう。
お店にはなく、聞いてみても知っているけれど、売っている場所はわからないと現地の方にも言われたそうです。家庭料理みたいな感じなのでしょうか。
そして、アンガスビーフ。実はスコットランド東部のアバディーンシャイア、アンガスの両州が産地。柔らかい肉が特徴の様です。
左上の写真から:羊の臓物とオーツ麦(今流行りのオートミール)を混ぜたもの。ポリッジ、カレンスキンクスープの缶詰、そしてジャガイモ入りのカレンスキンク。
※尚、写真は中村隆文氏からお借りしました。

2021.0625 O.A 「白夜がピーク!」 [varied stories]

上村知弘さん(フォトグラファー&ガイド)
http://www.tntnaturecon.com/

夜も明るい日々が続く白夜の季節がピークを迎えているそう・・・。
ゲル暮らしの中で上部からシーツをかけて、その中に頭を入れて寝る体勢を整えたり。全く暗くならずずっと夜も明るいそう。
何となくずっと明るいなんてウキウキする感じもするのですが、それが毎日となるとたまらないのでしょうね。私には想像するのがとても難しいのですが。
「夏は明るすぎで、冬は暗すぎ。極端なんですよ〜。」身体のリズムも狂いそう。夏至が終わり8月中旬くらいまでは続くそう。
最近は蚊も増えてきて悩ましい季節に突入ともおっしゃっていました。日本の蚊よりも数が多く種類も多く感じると。
春先は大きな動きの鈍い蚊が出てきて、今は小さな機敏な蚊が増えてきて、収録前にも犬の散歩に出かけたら蚊に襲われて大変だったとおっしゃっていました。
さて、先日、白頭鷲の可愛いヒナを見てきたと写真も送ってくださいました。
以前ユーコン川のそばに営巣していたのが、2年前に強風で巣が崩れ、別の場所に営巣していたそうですが、今年は元の位置に戻ってきたそう。
親の白頭鷲がエサを運び、それを小さくしてヒナに与えたり、眠くなったヒナを自分の翼の下に入れて雨風を凌がせたり、そんな様子も見ることができたそうです。
どうしてもワシというといかつい感じがしますが、やはりヒナはとても可愛いそうです。
収録したのは6月18日ですが、この時点でコロナ感染症の患者さんが増えてきたと最後に教えてくださいました。
今までは1日あたり0人から1人くらいだったそうですが、それが6月に入って週末あたりから急に増えてきたそう。
ワクチンも人口3万人くらいいる中で7~8割が終えたそうですが、新型コロナウイルスの感染予防対策が緩和されて人の行き来が復活して間も無くそんな感じになったそう。
どうやら変異株P1が猛威を振るっている様子とのこと。今後もまだ油断はできない状況が続きそうです。
※写真は上村知弘氏からお借りしました。
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