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posters of A.M cassandre: a graphic revolution [close to you <art編>]

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カッサンドルのポスターは名前は知らなくても「どこかで見たことある」という方が多いのではないでしょうか。
1920年〜30年代を中心に活躍なさったのですが、後半は全く制作内容が変わります。
カッサンドル は1901年、ウクライナに生まれ、フランスで活躍した20世紀を代表するグラフィックデザイナーです。
キュビスムやバウハウスの影響を受け、1920年代に制作した幾何学的でダイナミックなポスターは時代の先駆者的な表現として、ある意味革命的な衝撃を与えます。
アールヌーボーの時代もポスターはありましたが、アール・デコ様式を用いたスタイルは今までにないものだったのです。
今見ても古くない、斬新なものを感じる方が多いと思います。デザインしかり、構図しかり、色彩然り。
鉄道・豪華客船・ワイン・百貨店・新聞・家具等がテーマとして扱われることが多かったのですが、そこから時代がしっかり感じとることができます。
1935年、画家バルテュスとの出会いでその後の制作が一変します。ポスターとのタッチは違い叙情的な雰囲気を醸し出しているそう。
その後、舞台装飾にも関わり、また、アメリカでのファッション雑誌「ハーパーズ・バザー」の表紙を手がけるなど活動の幅を広げていったのです。
今思うと、古き良き時代なのかもしれませんが、そこから私たち現代人が今、考えるべきこともあるのではないかと思います。
※尚、写真は北海道立帯広美術館 薗部容子氏からお借りしました。
(カッサンドル ・ポスター展は9/26まで北海道立帯広美術館で開催中)

2021.0804 O.A 愛知県がんセンター 名誉総長 大野竜三氏&杉元内科医院 副院長 杉元啓二氏~1~ [close to you <dr.編>]

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今回は釧路に避暑にいらっしゃっている血液内科の大家、愛知県がんセンターの名誉総長、大野竜三氏にスタジオにお越しいただきました。
実は今まではお嬢様のいらっしゃるイギリス オックスフォードに夏は涼みに行かれていたそう。
ただ、お孫さんも大きくなりそろそろ潮時かな?と思いネットで色々検索していて夏の気温がほぼオックスフォードと同じ日本の釧路が目にはいったそう。
そこで今から4年前に夏は釧路にいらっしゃっているとのことでした。釧路では杉元啓二氏のお母様と知り合い、縁ができ、毎年楽しい時間を過ごしていらっしゃるそう。
釧路は何より夏が涼しいのが素敵と。(今年は少しいつもと違いますが)それから釧路の人が「お久しぶり」ではなく、「お帰りなさい」と言ってくれるのがとても嬉しいとおっしゃっていました。あまり言いたくないと小声で教えていただいたのですが、大野氏は81歳。
とてもお若く姿勢も素晴らしいダンディな先生です。著書もたくさん。白血病に関するものはもちろんですが、他には「認知症にならないために」
「医学的根拠に基づく健康法 がん、メタボ、認知症にならない健康長寿を目指す」「タバコとわたしたち」
「リビング・ウィルとアドバンス・ケア・プランニング (ACP)」「やすらかな死を迎えるためにしておくべきこと」等々。気になる文字が並んでいます。
現在の長寿社会。いつまでも元気で長生きしたいという思いは誰しも同じだと思います。
実は、がんやメタボや認知症にならない生活習慣には共通点があるそう。まず、ガンにならないためにはタバコ、強いアルコールはNG。そしてメタボを改善すること。
タバコは発がん物質が含まれているので、肺がん以外、多くのがんの原因になっているそうです。
認知症に関しては、メタボ予防に加えて、できるかぎり脳を使うように心がけるしか予防法はないそうです。大野氏は一日5000歩を目標にしていらっしゃるとのこと。
なかなか5000歩を歩くのは大変だと思いますが、例えばスーパーの中で買い物をしながら歩くとかでも結構な歩数は確保できると。確かにそうかもしれません。
運動をする・歩く等、実行することはもちろんですが、まずはその心がけ、気持ちが一番だとお話しを伺っていて感じました。