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2021.0805 O.A 邦楽 [chord 5]

・あー夏休み / TUBE
・ガラスのメモリーズ / TUBE
・さよならイエスタデイ / TUBE
・恋してムーチョ / TUBE
・ダンス・ウィズ・ユー / TUBE
・夏を抱きしめて / TUBE
~今回は邦楽一般。 夏といえばのTUBE。今回はアゲアゲ!TUBE特集です。
セレクトは村田氏。出演 村田氏 & midoriでお送りします。


偏西風の蛇行(中山 雅茂編) [fun science]

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IMG_2342.jpg 最近は日本だけではなく、世界から気象災害のニュースが届きます。
6月下旬からヨーロッパ東部〜ロシア西部〜東シベリア〜カナダ西部〜米国北西部と、
北海道よりも緯度が高い地域で、北半球を一周する様にとても気温が高い状態が続いていることが報告されています。
ニュースにもなった6月29日のカナダ西部のリットン。カナダの最高気温49.6度を記録。
このリットンは北緯50度。稚内は北緯45度ですからもっと北にあるのに・・・。
また、このリットンでは山火事も多発し、リットン村の90%が焼失したそう。
気象庁の説明資料の中に以下の説明があったそうです。
「これらの一連の顕著な高温は、北半球全体で偏西風の蛇行が大きくなったためと考えられます。
また、顕著な高温の背景には地球温暖化に伴う全球的な気温の上昇も影響したと考えられます。
なお、偏西風は日本上空では南に蛇行しており、6月下旬の梅雨前線の南下や上空の寒気を伴う不安定な天候に寄与した可能性があります。」ここで気になる偏西風。中学2年生の教科書に偏西風のことが載っているそうです。
それによると、日本付近の中緯度地域では西寄りの風が吹いていてこれを偏西風といい、
低緯度地域では反対に東寄りの風が吹いていて、北極付近の高緯度も東寄りの風が吹いています。北半球では3つの大きな大気の流れがあるのです。
この日本の上空を含めた中緯度帯の上空に一年中、西から東へ吹いている偏西風ですが、たまに南北に大きく蛇行するのです。
この大きく蛇行した状態が続くと、気温や降水が平年とは異なり、極端になると異様気象の要因にもなってしまうということの様です。
※なお、写真は中山雅茂氏にお借りした資料です。

オンネトーの水の色の謎〜続編(尾山 洋一編) [nature treasure]

1オンネトー湖底の沈殿物.jpg2オンネトー上流の錦沼.jpg3錦沼からオンネトーに流れる川.jpg
今回は、前回のオンネトーの水の色の謎を解明!通常湖底の色は黒や灰色。川から流れてくる砂や泥、プランクトン等の生物の死骸などが湖底に沈んで溜まっていきます。
オンネトーの湖底が黄色いということを調べるために沈殿物に何が含まれているのか、元素分析。その結果、沈殿物には鉄や硫黄が比較的多く含まれていることが判明。
鉄は、酸化すると赤色になります。硫黄は黄色い色をしています。これらの成分が比較的多く含まれる事で湖底の色が黄色くなったり、或いはオレンジ色になっていると。
ではその鉄や硫黄はどこから?オンネトーの上流に錦沼という赤い色をした沼があります。ここでは高濃度の鉄イオンを含む水温約8度の冷水が沼の端から沼に流れ込み、
沼からさらに下流のオンネトーに鉄イオンや鉄の沈殿物を供給していることが分かったそうです。
一方、硫黄についてはまだ十分にわかっていないそう。ただ、通常黄色い硫黄は、硫化水素のガスが酸素と触れることで生成されます。
おそらく錦沼で硫化水素が発生して硫黄を作り、これがオンネトーに流れ込んでいたり、あるいはオンネトーで硫化水素が発生して湖の中で硫黄が作られているかもしれない・・・・・これは想像ですが。
オンネトーに近い雌阿寒岳の周辺では硫化水素を含む火山ガスが出ているところもあり、また、オンネトーでは湖底から火山ガスが出ていることがわかっているそうです。
オンネトー湖底の沈殿物に色をつけている成分は、錦沼から供給されていると考えられるので、錦沼がオンネトーを色付けていると言っても過言ではないかも。
「錦沼はオンネトーに向かう道の途中にあるので見過ごされがちなんです。でも今日のお話しのような視点で錦沼を眺めてみてくださいね!」
※写真は尾山洋一氏からお借りしました。