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2021.0826 O.A BAND [chord 5]

・I'm Falling / DEAD OR ALIVE
・That's The Way {I Like It] / DEAD OR ALIVE
・You Spin Me Round / DEAD OR ALIVE
・Lover Come Back To Me / DEAD OR ALIVE
・Brand New Lover / DEAD OR ALIVE
・Something In My House / DEAD OR ALIVE
~今回のバンド編、前回繋がりでニューロマンチック、ユーロビート系。今夜はDEAD OR ALIVE 特集です。
セレクトはもちろん河口氏。今回の出演は、河口氏&midoriでお送りします。

釧路沖の水温と温暖化(黒田 寛編) [fun science]

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最近、釧路でも暑い夏が増えています。8月は特に2005年を過ぎてから顕著。気温だけではなく、釧路や北方四島沖の海も暑くなっています。
こちらは特に2010年以降。いわゆる海洋熱波=マリンヒートウェイブという現象です。
釧路沖の海洋熱波は様々な要因で発生するそう。気温が高いことで海が温められる。太陽からの日射がガンガン海に注げば海は温められることに。
さらに海には暖かい水の塊、暖水塊があり、この大きさは最大直径が300~400kmになり、最大で北海道くらいの大きさになることも。
この暖水塊が2010年以降、毎年夏になると釧路沖にやってきて発達・停滞する現象が確認されているそうです。
さらに、2010年、特に2017年以降は冷たい水を運ぶ親潮も急激に弱い年があるとのこと。
ですから暖水塊の停滞と親潮の弱化、夏の暑い気温と日射の影響で、釧路沖では「高水温化」「海洋熱波」が発生しやすい状況にあるのです。
今後どうなっていくのでしょう?地球温暖化が止まらなくなると高水温化はどんどん進行していくと考えられます。ただ、一時的に今よりも冷たくなることもあるそう。
釧路沖の海面水温は、地球温暖化とともに100年くらいをかけて徐々に水温が上がるだけではなく、20~30年間隔で冷たい時期、暖かい時期を繰り返すのです。
要は釧路沖の水温は階段の様に上がって、下がって、また上がるのです。
現在は、階段を上がった状態にあり、そんな中で海洋熱波が頻発すると海はめちゃくちゃ暑くなるという様な状況。
いつ訪れるかはわからないのですが、少なくとも次に階段を下りる時期が訪れるまでは海の暑い夏が続くことは間違いのないことの様です。

トガリネズミはネズミじゃない?(照井 滋晴編) [nature treasure]

2オオアシトガリネズミ.JPG 1トガリネズミ.JPG3全身の様子..jpg
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この小さなトガリネズミ、ご覧になった事はありますか?
あまり見たことがないという方が多いと思うのですが・・・。ネズミという名前がついていますが、これは食虫類というグループに入る動物でモグラやハリネズミに近いグループ。
日本には6種類のトガリネズミがいて、そのうち4種類が北海道に分布しているそうです。
オオアシトガリネズミ、エゾトガリネズミ、ヒメトガリネズミ、トウキョウトガリネズミ。
中でも一番小さいのがトウキョウトガリネズミ。重さにして1.5~2.0g。一円玉くらい?
どのトガリネズミにも共通の特徴があり、それは燃費の悪さ。餌を食べれない場合、数時間で餓死してしまうそう。
このトガリネズミは冬眠をしません。餌の少ない冬にどうしているのでしょう?実はすごい方法で冬を越しているのです。
それは・・・冬が近づくと頭蓋骨や脳などを縮小させ、エネルギーの消費量を抑えるという信じられない生態が知られています。(海外のトガリネズミの例)
北海道にいるトガリネズミ4種のうち3種は釧路湿原で確認されています。確認されていないのはトウキョウトガリネズミだけ。
ただ、道東では根室、浜中、釧路町などで確認されているそうです。
2019年、オオアシトガリネズミの色が真っ白な個体を確認した照井氏。
アルビノの個体は色素が欠損していて毛や皮膚が白く、網膜の血管になるヘモグロビンの赤色がすけて瞳孔がピンク色に見えたりするそうです。
アルビノのトガリネズミは非常に珍しく他の種でも1例しか報告されていないそうです。その1例が浜中町で2011年に捕獲されたヒメトガリネズミ。
照井氏の発見した全身白毛のオオアシトガリネズミのアルビノは少なくとも国内初の事例だったそうです。
※写真は照井滋晴氏からお借りしました。