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takeo's half-life story vol.2 [close to you <art編>]

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海外には何度も色々なところに行かれているので、今回はそのお話しから。最初はオーストラリアへワーキングホリデーとして出発。
それは日本を外側から見たいと思ったから。もちろん英語も話せる様になりたかったそう。他いろいろな国に行っているのは、小学生の頃の思いがそこにはあるそうです。
NHK特集 シルクロードをよく見ていて、東と西の交流、文化的交差を含めて、物事を様々な観点から見ることに興味があったと。さらに誕生日が12月8日ということで、
なぜか平和について考える子供だったとか。12月8日は日本では、真珠湾攻撃により太平洋戦争が始まった日として知られています。
さらにジョンレノンが暗殺された日という事も関係しているそう。「内面世界・精神世界は僕の中では東洋的な話。西洋美術、またはクラシック音楽、
その様な音楽は表のもので、西のものというイメージがあったんです。それを自分の中で、生きている間に把握したいという気持ちがありました。
最初に海外にいった時に自分は日本文化を何も知らないと気づき、合気道と三味線を始めたんです。」
内面的なものはインドへ行ってヨガをやったり、瞑想をしたり。また、9.11があった時にはハワイにいたそう。当時はストリートミュージシャンをやっていて、
ストリートパフォーマーの友達がたくさんいたとおっしゃっていました。基本的には海軍の方が多く、アーティスト活動もやっている感じ。
その時に友達の様子を見ていて、平和ボケしている自分に気づいたのです。その時にメディアリテラシーを初めて読んだと。
情報がどう作られて、どう伝わるか、その仕組みを理解してニュースやテレビを見ないと・・・ということに興味の対象が移ったとおっしゃっていました。
その間色々あり、再度小さい頃からのシルクロードへの想いが膨らみ、その後の旅へと出ることに。
当時、影響を受けた本が2冊。一冊は風姿花伝。世阿弥最初の能芸論書。三味線をやっている時に自分が体得したものを言語化してしてすごくシンパシーを感じたと。
あと1冊は小澤征爾の本。彼は西洋音楽を日本人の感覚として初めて世界に認められた方というところで興味深く思っていたそう。
「音楽、表現というものを感動を夕日に例えて、人は今あるものがなくなっていく様や、そこで美しく燃える様なもの、永遠に続くものはないと感じさせられる瞬間を
夕日に例えていたんです。そのロジックは良いと思いました。さらにアントニオガウディの言葉「建築とは地中海のものである」も心に残っています。
僕が西と東という風に対比している文化の交流は仏教の伝来方法であったり、紅茶の歴史だったり、シルクロードもそうだけど、日本に伝わってくる過程の中で、
そのレイヤーとグラデーションを体感したいというので海外へ何度も旅に出たのです。」
今興味のあることは、自分の生きている時代。あとその未来について。テクノロジーもそう、いわゆる我々が生きていく世界がどう変わっていくのか?
それに対してどういう風に生きるべきなのか等に興味があるとおっしゃっていました。彼がどんなことをこれから展開していくのかに私は興味があります。

2022.0309 O.A 林田クリニック 院長 林田賢聖氏~1~ [close to you <dr.編>]

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超高齢化社会を迎えている日本、多くの高齢者が気にされている病気の一つが、認知症と言えるのではないでしょうか。認知症は加齢とともに誰でもなりえる病気。
ただ、日々の食生活を改善することで発症確率を下げることができるそう。ということで、今回は認知症予防に関する食の研究からご紹介いただきました。
マインド食(MIND食)とは、2つの食事法を組み合わせた新たな食事法のことで、アルツハイマー型認知症の予防に効果があるとされていて、
2015年にアメリカのラッシュ大学医療センターから発表されたそうです。研究では、シカゴに住む58~98歳の男女、923人を対象に4年半にわたり追跡調査をしたところ、マインド食をしっかりと実践していた人たちは、していなかった人たちと比べてアルツハイマー型認知症の発症リスクが50%以上も低くなることがわかったのです。
マインド食として採用された食事法は、地中海沿岸の国で伝統的な食事とされる「地中海式食事法」と、高血圧の予防に効果のある「ダッシュ食」。
まず、地中海食は、20世紀中頃のギリシャやイタリア南部の人たちの食生活を取り入れた食事法で、生活習慣病、心疾患、認知症の発症率が低くなるそう。
特に重要視される食品としては魚、野菜、フルーツ、オリーブオイル、ナッツ、赤ワインなどがあります。
ダッシュ食(DASH食)は、高血圧予防を目的としてアメリカで考案された食事法。脂肪分やコレステロールを減らし、野菜、果物、豆類、魚介類の摂取を増やすもの。
マインド食は、厳密な決まりがあるわけではないので、続けやすいことでも知られているとのこと。
「摂取すべき10食品」と「摂取を控えたい5食品」を足し合わせた15項目の内で、8項目から10項目を満たしていると効果が期待できると・・。
摂取すべき食品とは、緑黄色野菜とその他野菜、ベリー類、オリーブオイル、鶏肉、豆類、魚、ナッツ類、全粒穀物、(赤ワイン)。
摂取を控えたい5食品とは、赤み肉、ファストフード、バター・マーガリン、菓子パン・お菓子・スイーツ、そしてチーズ。
赤み肉、バター、ファストフードには「飽和脂肪酸」が多く、これを過剰に摂取していると悪玉コレステロールが多くなります。
多くなった悪玉コレステロールは、血管の中で酸化して硬くなり、本来しなやかなはずの動脈を徐々に硬化。動脈内を流れる血のめぐりが途絶えてしまい、
認知症などの重大な疾患につながるのです。チーズは飽和脂肪酸の多い牛乳から作られていることや、塩分を多く含んでいることから動脈硬化と関係します。
血管や神経の廊下との関連性が指摘されているAGEが比較的多く含まれているので長期間熟成されるチーズには多く含まれているそう。
何よりもバランス、そして量が問題なので、自分の食生活を見直すきっかけになればと思います。