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the value of decaying things [close to you <art編>]

2模刻のモニュメントーアイー.jpg3模刻のモニュメントーサパンペー.jpg4模刻のモニュメントーノンコー.jpg5模刻のモニュメントー鍬ー.jpg
最近のアート、芸術についてのお話しから・・・。
実際にコロナ禍で、アート界では思う様に展覧会が開催できなかったりする事は世界中で感じている人が多いと思います。制作者もそれを見る側も。
ただ、一方で最近はアートマーケットが活発になっていると。作品をいかに売るのかを重視している動画等も多く見かけると。
それは純粋なるアート作品という意味ではなく、投資目的としてのアートとして。
そんな中でアートに限らず、個々人が自ら考える力を鍛えないと、これから生活していくのが厳しくなのでは?と感じているそうです。
いわゆるクリエイティブ脳を鍛えるということ。知らず知らずに自分が選んでいるつもりでも、選ばされているという環境が作られている・・・確かに頷けます。
今後デジタル化の波はどんどん進んでいくと思われます。それに関しては歓迎していると。
なぜなら、経費をかけなくても会えなかった人に会えるとか、ガソリンを使わなくても済む等、より省エネな生活ができると思うから。
去年くらいからNFTがアート世界のトピックスとしてマスコミでも取り上げられていました。これもどちらかというと投資目的なものを感じるとレオ氏。
「質量のないものって忘れられていくと思うんですよ。質量のある、作品としての強度のあるものは時間を重ねることによって朽ちていきますよね。
朽ちていく・・・そこに価値観が生まれるのでは?と感じています。デジタル上って変化しないじゃないですか。」
だから彼はこれからもアナログで創り続けていくと。ただ、デジタルとはどういう感じになるのかはわかりませんが、それを利用していく考えはあるそう。
現在は、今までの作品のテーマは変わらず、別なアプローチから制作をなさっているそうです。
過去の遺物、例えば土器や石器や昔の道具を自分で作ってみる、追体験をしていると。
そこから見えてきているものはたくさんある様です。例えばそこから思想や哲学を含め、理にかなったものが作られていることを感じることでアートへ昇華させる。
まだまだ彼は進化し続けるということをお話しをお聞きしていてあらためて感じました。次回はどんなお話しをお聞きできるのか、今からとても楽しみです。
6模刻のモニュメントー石斧ー.jpg 7模刻のモニュメントー浅鉢形土器ー.jpg 8模刻のモニュメントー板状土偶ー.jpg 9模刻のモニュメントー木製馬ー.jpg
※尚、写真は藤沢レオ氏からお借りしました。

2022.0316 O.A 林田クリニック 院長 林田賢聖氏~2~ [close to you <dr.編>]

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今回は低炭水化物食と代替塩についてのお話しです。
国立がん研究センターがん対策研究所予防関連プロジェクトの研究グループが低炭水化物食とがん罹患との関連を調べたそうです。
それによると、炭水化物の割合が低い場合、がん罹患リスクが高かったと報告され、脂質およびタンパク質の摂取源が動物性食品の場合はより顕著であったとのこと。
食事における三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)の摂取割合は、炭水化物が少なければ、相対的にタンパク質と脂質が多くなる関係にあるそうです。
この研究は1995年、1998年に。岩手県や秋田県、長野県、沖縄県、新潟県、茨城県、高知県、長崎県、大阪府内の10の保健所管内に在住していた45〜74歳の男女で
ガンの既往歴がない9万人以上の方で調査されました。
炭水化物の摂取を少なくすることで代わりに動物性タンパク質や脂質等を摂取する割合が増えることにつながることが問題のよう。
炭水化物もやはり、その摂取する量が大事ということのようです。
続いて、代替塩のお話しです。こちらは北京大学の医師達による論文からのご紹介です。
従来の食塩摂取と代替食塩との比較した2万人以上の大規模長期ランダム化比較試験の結果から。
脳卒中発症、心血管イベント、死亡率において、代替食塩にすることで、発症率が低下したというものでした。
代替塩とは、通常の塩に含まれる塩化ナトリウムの一部を塩化カリウムに置き換えるもの。味の素では「やさしお」という商品が販売されているそう。
塩分(食塩相当量)の半分を野菜や果物に含まれる「塩化カリウム」に置き換えることで、塩味はそのままに、塩分50%カットを実現した塩ということ。
「ただし、KCL(塩化カリウム)はK(カリウム)を含むため、高度腎不全の患者さんは、高カリウム血症に注意が必要です。
摂取時は主治医と相談して、血清カリウムの測定などをお勧めします。今回の中国の論文では高カリウム血症は差がなかったとされていますが、
登録症例の腎機能の詳細は不明です。」と林田氏。
前回に続き、食事に関するお話しでしたが、食事は毎日摂取するもの。やはりその時の空腹感を満たすだけではなく、本当に自分の体にとって必要なもの、
摂取すべきものを選びたいですね。そのためにはやはり自分自身の体を知ることが第一歩と言えると思います。