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ふるさと納税(西山 由佳子編) [varied experts]

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釧路・根室管内は、全国的にみても、ふるさと納税の寄付額が大きい自治体。2021年度の寄付総額の統計はまだ発表されていないので、2020年度の寄付額ベースですが、
市町村別で根室市が125億4600万円で全国3位、白糠町が97億3700万円で全国4位、弟子屈町が39億7100万円で全国20位。
いまや釧根管内の自治体財政は「ふるさと納税」抜きには語れそうにないのです。
釧根管内はもちろん、全国的にもふるさと納税の寄付額は増えているそう。20年度の寄付総額は6725億円と過去最高で件数、額とも大きく伸びました。
これには新型コロナ禍の影響もあると。巣ごもりでお取り寄せ消費への関心が高まったほか、本来なら料亭などで使われる高級食材が、コロナによる営業制限のために需要が低迷して返礼品に回ってきたり、生産者の支援を目的に農林水産省が返礼品調達費の一部を補助する制度を設けたりしたからとのこと。コロナの影響で苦しむ事業者に
ふるさと納税で支援ができるプロジェクトを始めるサイトもあったり、自宅でできる支援の一つとして活用された側面もあるそうです。
そもそも「ふるさと納税」はどういう仕組みなのでしょう。納税者が自分の好きな自治体や応援したい自治体を任意に選んで寄付できる制度。
自治体によっては返礼品として地域の名産品等を受け取ることができます。ふるさと納税の上限額までであれば、寄付額から2000円を差し引いた金額が住んでいる自治体に納める住民税などから控除される、つまり税金が減額されます。上限はあるけれど、寄付額の多い少ないにかかわらず、2000円の自己負担で返礼品が手に入る仕組みに
なっています。その原資はいずれにしても収めなければならない住民税なので、返礼品をもらった分だけお得になるとも言えます。
現在は、返礼品の調達費を寄付額の3割以下、送料なども含めた総経費を5割以下にするというルールはあるのですが、それでも元手が2000円と考えればお得だと考える人がほとんどではないでしょうか。この制度が始まったのは2008年度ですが、当初は、進学や就職で都市部に移り住んだ人に生まれ故郷などに寄付してもらい、
都市部と地方の税収の格差を縮めようという趣旨でした。後に地方創生を掲げた安倍政権が、その目玉としてふるさと納税で減税対象になる寄付額の上限を引き上げたり、控除を受けるための手続きを簡素化したことで寄付が急増。それに伴って寄付を多く集めるために豪華な返礼品をそろえようとする自治体間の競争が激化。
返礼品を幅広く扱ったり、比較したりするネットサイトも増え、まるで国がつくった「官製のネット通販」になっているという声もあるそうです。
それでも、税収が乏しく知名度の低い自治体がさまざまな返礼品を用意して寄付を集めようというのは理解できるお話し。
地元産品のPRになり、何より財政にプラスになります。例えば白糠町では水産会社が物流部門を新設して返礼品の包装や輸送を請け負って雇用の確保につなげたり、
ふるさと納税の関連業務を担う会社が白糠町に営業所を開設して、最大で100人を雇用するコールセンターの併設を計画していたりもします。
その一方で、問題があるのも確か。所得の高い人によりお得な仕組みになっていること。寄付額の上限は家族構成や年収で決まり所得が高い人ほど自己負担2000円で寄付できる金額が大きくなり、寄付額に応じた高額の返礼品を受け取れます。所得が高い人ほど税優遇の恩恵を受ける、事実上の富裕層減税になるのです。
ふるさと納税は<税>とうたっていますが、実際は寄付です。寄付はそもそも見返りを求めず、「有効に使ってほしい」と託すものではないかという考えもあるでしょう。
「問題は活用する納税者や自治体というより、制度の理念が形骸化し、欠陥が指摘されながらも、国が抜本的な見直しを避け、寄付が膨らみ続けるのを許していることかもしれません。制度の実績と問題点を検証した上で、地方にかかわる税制全体を見直す中で自治体の自主財源を確保するなどして、都市と地方の税収格差を是正し、
地方のPRや活性化にもつながる仕組みを考えるタイミングではないでしょうか。」皆さんはどう思いますか?

2022.0603 O.A 「ただいま石垣ですが・・・」 [varied stories]

田伏伸次さん(レコーディングスタジオクーパー代表)
https://studio-cooper.jp/

今回の収録は石垣島にいらっしゃる時、その後札幌にいらして、放送当日はおそらく大阪?のはず。
超ハードスケジュールと思ったのですが、「なんとなく今はパソコンがあればどこでも仕事ができるので、息抜きしつつ美味しい空気を吸ってリフレッシュしています。」
確かにそんな時代ですね。実はG.Wの時にも石垣島に仕事でいらしたそうで、2週間のうちに再び石垣島へ。
「もう観光客は戻った感じですね。こちらは観光業で成り立っている土地なので今は皆さん嬉しい悲鳴をあげているみたいです。ここ1~2年仕事にならなかったので、
今カラダが追いついていかないって。そうおっしゃっていましたよ。」
さらに中国や台湾からの観光客の方がいらっしゃる様になるとほぼ以前と同じ状態になるみたいです。
今回は石垣市公設市場周年祭 あやかり祭(石垣島の公設市場のリニューアルオープン1周年記念)のイベントのため大阪から飛んだそう。
地元の三線とうた、石垣島ご当地アイドル KI-HAT 、八重山アーティスト、八重山高校カラーガード部、舞踊等々のパフォーマンスが披露されたそうです。
梅雨の石垣島ですが、このイベントの日にはお日様が顔を出してくれたとおっしゃっていました。
さて、popo氏、この後林田健司アコースティックライブツアーで札幌へ。
『令和四年、孤虎旅、林田健司 虎べらー』は名古屋に始まり、大阪、博多、仙台、札幌、汐留、ラストは石垣島。
各地でそれぞれの良さが出た、素敵なツアーになっているみたいです。「ファイナルが一番豪華になりそうですよ〜。急遽2DAYsにもなりましたし・・・(笑)」
※写真は田伏伸次氏からお借りしました。
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