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130 years of Western-style Painting in Japan〜岸田劉生 [close to you <art編>]

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現在、北海道立釧路芸術館で開催中の「日本の洋画130年〜具象表現の栄光」の中から、
今回は岸田劉生の2作品について熊谷学芸員のお話しをお送りします。
岸田劉生といえば・・・麗子像で有名です。様々な技法に挑戦し続けた麗子像が
たくさん残されています。
1910年、19歳で文展に初入選し、白樺派の画家として画壇に登場した岸田劉生。
その作風は、ポール・セザンヌやゴッホらの後期印象派から、
北方ルネサンスのデューラーらの写実表現へと移行。
最後は浮世絵や中国の宋元画に傾倒したものへと変化したのです。
今回のポスターにも使われている「寒山風麗子像」。
岸田劉生が32歳で宋画に取り憑かれていた時代の作品。
自分の愛する娘をこの様に表現する・・・・。
もともとの寒山の作品と比べると、顔の表情、歯の多さ、口角の上がった口、目元、
そして、手足の爪の長さ等に共通点を見ることができます。
ただ、手足の小ささは寒山には見られず。
また、手に持っている果実、そのポーズは独特なものと思われます。
見れば見るほどに不思議な絵に見えてきます。
そして、もう一点が「村娘之図」。モデルは麗子の遊び友達、劉生の自宅の近所に住んでいたお手伝いの娘だそうです。
髪の毛の繊細な表現、キリッとした目元はとても丁寧に描かれていますが、着物の方はどちらかというとラフな感じです。
彼女の存在感は顔だけで十分に伝わってくるので、その様な描き方をしたのか?それともこれは下絵だったのか?色々な妄想が頭の中で広がりました。
(日本の洋画130年〜具象表現の栄光は6/19まで北海道立釧路芸術館で開催中です。)

2022.0608 O.A 市立釧路総合病院 泌尿器科 院長 森田研氏& 看護部 看護部長 鈴木直美氏 [close to you <dr.編>]

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今回は皆さんにもお馴染み看護師の業務について。看護師の業務は主に二つ。一つは患者さんの療養におけるお世話。入浴や食事、排泄の介助、
日常生活を快適に過ごすことができるようにお世話をすること。ただ、介助するのではなく、症状やその人個人に合わせて行うことが大事。
健康を取り戻せるようにいろいろな専門的知識や技術を持ってサポートしているのです。
そしてもう一つは医師の診療の補助。医師の指示のもと、注射や点滴、検査の準備・介助、医師の補助となります。
看護師の世界も最近は細分化し、専門性も求められるようになってきたそうです。今回は認定看護師と専門看護師の仕事についても伺いました。
認定看護師は、高度化し専門分化が進む医療の現場において水準の高い看護を実践できると認められた看護師。現在、救急看護等21分野が特定されているそう。
市立釧路総合病院では10分野15名の看護師が認定看護師として活躍なさっています。
また、専門看護師は、水準の高い看護を効率よく行うための技術と知識を深め、卓越した看護を実践できると認められた看護師。
がん看護等13分野があり、市立釧路総合病院では現在、がん看護と精神看護分野に専門看護師がいらっしゃるそうです。
また、専門看護師は看護師に教育することも。全国的には病院の他、大学等の教育の現場や訪問看護ステーション等で活動なさっている方もいらっしゃると。
さて、実際に現場を見て、どういうことをしているのかを見学するチャンスが7月と8月にあります。学生対象のインターンシップです。
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今年は7月25日(月)9:00〜13:00 ・8月12日(金)9:00〜13:00 (この日時以外でも対応可能とのことです。)
オリエンテーションや病院の概要説明、施設見学、ヘリポート見学、看護体験等 実際に体験できるチャンスです。
締め切りは7月22日(金)詳しくは市立釧路総合病院 0154-41-6121(人工透析室3530)まで。
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「看護師は病気や怪我で苦しんでいる患者さんを近くで支え、人の役に立つ、手助けする、とてもやりがいのある仕事です。市立釧路総合病院は高度急性期医療を
掲げているので、救急の場面で患者さんの命を助けなければならないという緊迫する場面も多くあります。その中で医師や他職種とともに、回復までのサポートをすると
いうこと、チームで協働していくこと、その家族までも笑顔にできる部分でもやりがいを感じることと思います。
やはり、患者さんにありがとうとお礼を言われた時にやってて良かったと思いますね。」