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collaboration with local companies [close to you <art編>]

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北海道教育大学附属釧路義務教育学校美術の授業で地元企業とコラボして商品のラベルパッケージデザインを作成。
地元のお菓子屋さんクランツの社長さんの快諾を得て、始めたのが今から3年前とのこと。
実際にお菓子を食べてみて、食レポをして、そこからデザインを考える。やはり食べてみると食感や肌で感じた印象をパッケージに込めたいと思う生徒が多いそう。
お菓子を買うお客様視点で考えた作品ももちろんあります。内容が見えた方が良いとか、味のイメージをわかりやすい色で表現したり、原材料に着目し、デザインに反映させたり。発送がとてもユニーク。
自分たちの考えたラベル・パッケージに入ったお菓子が店頭で販売される。この意義をしっかり認識して制作されたものばかりです。
この体験を通して学んだことは数多く、単にお菓子のパッケージ・ラベルを作ったというだけではないのです。生徒たちに与えるだけではなく、自ら考えさせる授業。
今までにも行ってきた地域を意識した課題やその取り組み。美術でどう取り込むのか・・・。
それは美術という枠を超えて、今後の生き方やその取り組みにつながるのだとあらためて思った私です。本来の授業とはこうあるべきなのでしょう。おそらく。。。
※写真は更科結希氏からお借りしました。

2024.0313 O.A 釧路労災病院 院長代理 小笠原和宏氏 [close to you <dr.編>]

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毎年、年に一度開催される患者満足度調査。全国にある30くらいの労災病院関連施設で行われるそうですが、結果が良くなかった・・・と。
約60くらいの質問を200~300人を対象に実施。その結果、去年と比べると接遇面の評価が良くなかったそう。「労災病院の接遇が悪くなったというよりは、忙しくて一時的に患者さんに申し訳ないことをしたのかな?という風に感じて、そうであってほしいと願っています。」と。ほかの高い技術で安心できる医療していますか?というような質問では結構高い評価を受けていたようだとおっしゃっていました。医療の質そのものは決しておとさない。良質な医療を地域の患者さんに提供しているという自信はあるのですが、そのためにはもちろん人も大事ですが、設備投資も大事。
小笠原氏が計画して実行したその中の一つにHCU(ハイ・ケア・ユニット)があります。ICUは集中治療室、HCUは高度治療室。ICUほど生命に関わる危険な患者さんを診るのではなく、手術直後の患者さんやより慎重に観察しなければならない患者さんを診る感じと・・・。そして自分の足で歩けるようになったら一般病棟に戻るという、そのような一時的に重傷の患者さんを診る治療室がHCU。今まではなかったので、手術が終わった患者さんは麻酔から醒めてまだボーッとしている状態で一般病棟に帰ってきて、ナースステーションの近くにある個室に入ってもらっていたそうです。
大きな病院の中にはICUもHCUもある病院もあるそうです。その労災病院のHCUは5月初旬には動き出しそうな感じとおっしゃっていました。
そして、もう一つ、構想から実際に運営開始したのが緩和ケア病棟。まず、入れ物があることによって働く人たちの意識も変わったそうです。
緩和ケア病棟をつくったことは非常に有意義だったと・・・。
緩和ケアはチームで動きます。「この数年間で小田先生のおかげで看護師も薬剤師もリハビリも栄養士も・・・皆、数段スキルが上がっていると思います。
それは何よりも・・病院の財産だと思います。」と嬉しそうに教えてくださいました。