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charge energy [close to you <art編>]

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以前、博物館浴についてお話しを伺った緒方 泉氏、今回釧路にいらっしゃるとのことで、その後についてお話しを伺いに出かけました。
日本では、<博物館といえば勉強する場所、知識を得る場所>と感じる人が多く、敷居が高い場所と思われがち。もちろん学びの機会を提供すること使命かもしれないのですが、それ以外のことがあるのです。
誰にでも開かれているはずの博物館を、限られた人だけが勉強する場所にしておくのはもったいないと緒方氏。そこで日本でも健康という切り口で博物館の新しい価値を提示したいと博物館浴の研究を始めたのです。museumに行くとなんとなくホッとする気がした・・とか気持ちが軽くなったとか感じたことはありませんか?
それを見える化してエビデンスを集めようと全国のmuseumに出かけ、実証実験を行っていらっしゃいます。世界中でも様々な都市で行われているので、同じ方法で実験しているそうです。
目指せ1000人だったのですが、現在900人くらいの方のデータが集まっていると。
museumといっても様々な形式があります。美術館、科学館、自然史博物館、民俗資料館、天文台等々・・・。
「今日はこんな気分でこんな体調だから、どこに行こうかな」と思った時に、アプリで簡単に自分をチェックできて、行った方が良いmuseumがわかるなんて最高ですよね。そんなアプリがあったら即スマホに入れたいと思う私。
たくさんのデータに基づいて、それをその時に必要なmusuemと紐付けする。
いずれそんなことが可能になりそうな予感を緒方氏と話していて感じました。
現在までに見えてきた心配な中高大生の様子も浮かび上がってきたそうです。museumとWell-beingの関係をさらに追求し可視化することによって、もっと身近なmuseumがこれから広がっていきそうな感じがしました。

2024.0320 O.A 釧路保健所 所長 石井安彦氏 [close to you <dr.編>]

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最近、テレビ・新聞等で話題になっている「はしか(麻疹)」のこと。釧路ではどんな感じなのでしょう?気になってお応えいただきました。
厚労省のhpには、はしか(麻疹)は麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症と。
感染経路は空気感染・飛沫感染・接触感染。その感染力は非常に強いようです。
感染すると、それから約10日後くらいに、最初は風邪の症状が続くそう。発熱やせき、鼻水といった感じです。
2~3日、熱が続き、その後39度以上の高熱と発疹が現れるとのこと。
感染力が強いので、例えによってはインフルエンザの10倍と言われることもあるそうです。
合併症を引き起こすこともあり、稀にですが、死亡することもある、決して侮ることのできない病気なのです。
やはり感染しないためにはワクチンが有効とのこと。年代によって1回打ったとか、2回終わったとか、1回も打っていないという方がいらっしゃると思います。
基本的には現在は1歳と6歳の時に1回ずつワクチン接種をすることが良いとおっしゃっていました。
自分がワクチンを打ったかどうかわからないという方は母子手帳を見てくださいと・・・。
そこに記入している場合があります。もしくは親に聞いてみてとも。
それでもわからない場合は血液検査で抗体検査もできるそうです。本当に気になったらそのような方法もあるそうです。
さて、もしかしたら自分が感染したかもしれない・・・いつもの風邪と違う・・・と思ったら、すぐに病院には行かずに、まずは電話でかかりつけ医に相談するのが良いようです。万が一、麻疹にかかっていたら病院に行くことで他の方にもうつしてしまう可能性があるからです。
ちなみにインフルエンザやcovid19のような薬はなく、麻疹は対症療法しかないそうです。
「ワクチンは愛なんです。感染対策は愛です。」とおっしゃっていたのですが、確かに誰かにうつさない、ウイルスから守るためにはワクチンを接種するのが唯一の方法なのだと思います。