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2024.0321 O.A BAND  [chord 5]

・世界でいちばん熱い夏 / Princess Princess
・19 GROWING UP / Princess Princess
・恋に落ちたら / Princess Princess
・ジュリアン / Princess Princess
・KISS / Princess Princess
~今回はバンド編です。みんなが知ってる Princess Princess 特集です。前回のプリプリ特集は2015年の10月とのこと。すごい記憶力〜〜〜!
セレクトは河口氏。出演は、河口氏&midoriでお送りします。

追いかけて・・・根室(境 智洋編) [fun science]

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霧の摩周湖は有名ですが・・・まさか冬に・・・。
海外からの観光客で賑わう・・・摩周湖。結氷は・・・なし。雲から顔を出す太陽で刻々とその表情は変わる。
ということで、目的を変更し、流氷を探しに根室方面へ。ついたのが野付半島。
ここの流氷は本体から離れて岸にたどり着いた模様。
流氷が賑やかにおしゃべりする。。。はるかかなたから日本について何を思う?
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さらに流氷の本体に迫る・・・根室方面のある岬。あまりにもスケールが大きすぎて、どこまでも広がる流氷の白。
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流氷が岸にやってきて砕けて丸くなる・・・まるで小石のように。
対象物があるとその広大さがわかる。
流氷はどこで生まれ、どこからやってくるのか?諸説あるそうで。。。
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いったいどこまで流氷がきているのか・・・ということで納沙布岬まで。
ここまでくると岸からは離れ、その数も減る。
そして、灯台から太平洋側に目を向けると・・・その姿はだいぶ変化する。
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※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/0kwmlOwz0BO25UGvQEk31V

クジラ関連のニュースを考察!(笹森 琴絵編) [nature treasure]

笹森①2005シャチ.png笹森②マッコウ.png笹森③ミンクb.png
「今年も、一年が始まった早々、クジラのニュースが立て続いているので、ご紹介がてら考察しましょう。」
まずは、大阪湾のマッコウクジラ〜1月中旬から目撃情報があったらしく、一か月近く滞留し、2月19日に堺市の港で死んでいるのが確認された。彼らは深海のイカなどを食べています。ひと月も餌が獲れないうちに体力や免疫が落ちて命を落としたのでしょうか・・・。
昨年の1月に淀川河口付近でマッコウクジラが。その4日後に死亡が確認され、解剖後、紀伊水道沖まで運ばれ、海底に沈められました。
続いて、北海道でもクジラの座礁〜2月18日に北斗市の海岸でミンククジラの死骸見つかる。体長約7m、体重6トンほどの雄。死後1週間ほど。致命傷らしき外傷はなく、函館市が20日、埋設処分に。
さらに2月は、羅臼でシャチの群れが氷に挟まれることも・・・〜6日午前7時頃に羅臼町海岸町の沖合約1.6キロの位置で、狭い開氷面に閉じ込められているのを発見された。「スパイホップ」と呼ばれる、水面から頭を突き出して周囲を見渡すような姿勢で、かわるがわる呼吸する姿をテレビや新聞等で見て、胸を痛める人は多かったよう。7日未明に見たという情報があるが、それ以降は姿を消す。2月末までにそれらしき目撃情報も座礁や死骸をみたという情報もないので、助かったと思いたい。
さて、羅臼では、冬もシャチがみられるのでしょうか?笹森氏も羅臼で4年程に亘り、毎月周年で鯨類調査を行ったのですが、羅臼の海は釧路と違って陸からも観察可能とのこと。船が出られない時化の日や流氷が押し寄せている時期でも、やって来ていればわかる場合が多いそう。逆に言えば、5~6月のシャチのハイシーズン以外は、少なくとも羅臼側には、ほぼ来遊していないと考えてよいのではないかとおっしゃっていました。
以前、2005年にも流氷期のシャチ座礁があったそう。2005年2月、海岸近くで子供を含む群れが流氷に挟まれ死んだそう。流氷期に知床周辺に現れるシャチは、流氷上で出産と子育てをするアザラシ狙いとみていいのでは?と。当時の座礁個体の解剖結果から、氷の巻き込まれる前にアザラシを食べていたことがわかっているそうです。岸へと追いやられて命を落とした2005年と違いの一つは、現場が沖合だった点。比較的、退路を見出しやすかったのかもしれない・・・と。ただ、このようなことは私たちの目の届かない海域では想像以上に多く起きているのかもしれないのです。
ところで、流氷が薄くなって、動きも変化していることなどと関係があるのでしょうか?2005年にもその指摘はあったそう。流氷シャチに限らず、水温と相関関係がある鯨類の動きが、上昇傾向にある水温に合わせて変わるのは必然。餌生物は、鯨類よりも遥かに海水温の変化に対してセンシティブ、餌の分布などによっては育児域を変えざるを得ない種も・・。寒冷期、つまり海水温が下がる時期は南で、温暖期、つまり海水温が上がる時期には高緯度でエサ取りや子育てを行うのですから。
「シャチもマッコウも、海で起きることは自然の流れに委ねる方が良いのですが、ただ、それが人間活動に起因している、あるいは私たちの行動の歪みで起きているとはっきりしている場合は、また別の話。自分たちの行動の責任を取るという意味で、解決すべく手を尽くすという考え方は重要だと考えます。自然なことと、そうでないことの見極めは難しいのですが、闇雲に騒いだり嘆き悲しんだりといった過剰反応をせず、成り行きを見守る姿勢も必要だと思います。」
とはいえ、このような機会に野生動物や自然界に関心を持ち、知識や情報を得ようと、身近と捉えていなかった海や動物に親近感や共感を抱くことは、環境や動物保護の観点からこの上なく大切なことだと思うとおっしゃる笹森氏に同感する方は多いのではないでしょうか。
※写真は笹森琴絵氏からお借りしました。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/7HJtxORxcJNMBacwjWqWJk