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能の歴史続き・・・(中西 紗織編) [varied experts]

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今回は「声」に焦点をあてて、日本音楽史の中の声楽表現についてお話しを伺いました。
まずは催馬楽(さいばら)伊勢海の音源を。平安時代に隆盛した古代歌謡。元来存在した各地の民謡・風俗歌に外来楽器の伴奏を加えた形式の歌謡です。
管絃の楽器と笏拍子で伴奏しながら歌われた「歌いもの」の一つであり、多くは遊宴や祝宴・娯楽の時に歌われたそうです。
雅楽の中の声楽。能の古い時代に遡ると日本音楽の中でこの様なものがあったという一つの例です。
そして声明(しょうみょう)常楽会の音源。声明とは、仏典に節をつけた仏教音楽の一つで、儀礼に用いられるそうです。
催馬楽に比べるとよりお経の様な感じで、仏教的な要素が含まれているのが感じられました。
ところで、西洋ではどうなのでしょう?声明とグレゴリオ聖歌はよく比較されるそうです。
声明は仏教の聖歌。グレゴリオ聖歌はキリスト教の聖歌。どちらも神様やお釈迦様を讃えるもの。
宗教的要素や目的が似ているのが共通点で、そしてどちらも単旋律です。
グレゴリオ聖歌は複数の人数で歌い、そこに不協和音が起こると濁ってしまう。できるだけそれをなくす歌い方をします。
声明はその様なことを求めていないので複数のお坊さまが一緒に唱えても問題ないのです。その考え方、美意識は大きく違うところかもしれません。

2021.0709 O.A 「6週間経ってもあまり変化はないかも・・・」 [varied stories]

田伏伸次さん(レコーディングスタジオクーパー代表)
https://studio-cooper.jp/

ワクワクしながら6週間後の変化を楽しみにしていましたが、あまり大きな変化はなさそうです。
観光客の姿はあまり見ないそうですが、地元客なのかどうかは不明ですが、人出は多くなっていると思うそう。
緊急事態宣言がとけると、出かけたい気持ちが大きくなって・・・という方が多いのかもしれません。
お酒をお店で飲める様になって嬉しそうなpopo氏。
ただ、色々な規制のある中できちんと守っているお店が多いと。特に老舗と言われるところはその様です。
逆に守っていないお店は街全体の1~2割くらいかなとおっしゃっていました。
夜遅くまで飲めなくても、昼から飲むことのできるお店もあるそうで・・・。
暑い日々が続いている大阪ですが、やはり以前に比べると暑いと感じるそうです。特にここ数年は天気予報を見て気温を確認するとそう思うそう。
でも体感的には子供の時に夏休みとかに感じた暑さの方が暑い感じがするとおっしゃっていました。
先日、夏川りみさんのライブにお邪魔したそうですが、やはりそれを支えるスタッフの多さに、これだけの人たちが今まで仕事ができなかったんだな〜としみじみ。
アーティストの方ももちろん大変なのですが、イベンターや音響や照明のスタッフ等々関わる人たちもたくさんいらっしゃる訳です。
その様な方々が少しでも早く、また元の生活に近い状態になることを願わずにはいられません。
さて、6週間後はどんなお話しができるのでしょう・・・。(前回と同じこと言ってる・・)
※写真は田伏伸次氏からお借りしました。
新世界・通天閣。天王寺動物園。あべのハルカスの様子です。
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