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2021.0722 O.A アイドル [chord 5]

・悲しみモニュメント / 南野陽子
・楽園のDoor / 南野陽子
・話しかけたかった / 南野陽子
・はいからさんが通る / 南野陽子
・吐息でネット / 南野陽子
~今回は邦楽アイドル編。南野陽子特集です。
セレクトは齋藤氏。出演 齋藤氏 & midoriでお送りします。

近年の獲れないサンマを科学する!(黒田 寛編) [fun science]

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夏と秋の便りを届けてくれるサンマ。道東のサンマ漁は7月の流し網に始まり、8月以降は棒受け網に。
実は流し網と棒受け網ではサンマの回遊ルートが違うそう。流し網は、日本列島に沿って北上してきたサンマを漁獲します。
一方棒受け網では、日本のはるか沖を北上し、その後千島から日本列島に沿って南下。その南下してきたサンマを漁獲します。
流し網も棒受け網も両方とも2010年頃から漁獲が減りました。
その理由や原因は未だ説明できないそう。現在、サンマ・海・プランクトン・遺伝子等の研究者が血眼になってその減少原因を調べているそう。
さらに2019年から状況は悪化。海だけではなく魚にも変化が表れているとか。2019年・2020年はついにサンマが千島列島に沿って道東まで南下してこなくなりました。
さらに去年は10月にならないとサンマが道東まで南下しなかったそうです。要は回遊の時期や回遊ルートに大きな変化が見られるということ。
さらに・・・獲れるサンマも大型がほとんどいないという状況なのです。サンマが産まれた場所・時期・餌環境等が変わってきている可能性が推察されているそう。
今年はどうなのでしょう?サンマはやってきてくれるのでしょうか?
現在、サンマチームがサンマの分布量を調査しているそうで、この結果に基づくサンマ長期漁海況予報が今月末に水産庁からプレスされるとのことでした。
「もし今年もサンマが獲れないなら・・・マイワシを食べましょう!!そうそう。最近の研究ではサンマとマイワシが同じ場所で取れないことがわかってきていて・・・」

ザリガニって知っていますよね・・・(照井 滋晴編) [nature treasure]

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とてもメジャーなザリガニ。北海道には何種類のザリガニがいると思いますか?正解は3種類。さらに日本全体でも同じ種類しかいません。
ニホンザリガニ、アメリカザリガニ、そしてウチダザリガニ。もともと北海道に生息していたザリガニはニホンザリガニだけ。 他は外国から来た外来種。
今回はそのうち、外来種についてのお話し、まずは日本でおそらく一番有名であろうアメリカザリガニ。アメリカの南東部からやって来ました。体長は10センチくらい。
昭和初期にウシガエルの餌として輸入されました。その後野外に逃げたものが爆発的に増えて、現在では日本全国で確認されているそう。
暖かい環境が好きなので釧路湿原ではまだ見つかっていないとのこと。
次にウチダザリガニ。体長が15センチくらい。3種の中で一番大きいタイプです。昭和初期にアメリカ北西部から食用にするため輸入されました。
北海道では摩周湖に放流されたのですが、それが生き残り、北海道東部を中心に分布しています。
外来種の2種は非常に繁殖力が強く猛威をふるい、いろいろな生き物に影響を与えているのです。
春採湖にも2002年にウチダザリガニの生息が確認されました。これが国の天然記念物に指定されているヒブナに悪影響を与えています。
ヒブナを含め魚類は湖内に繁茂する水草に産卵するのですが、ウチダザリガニが見つかった2000年頃に水草の生育状況が悪化していることも確認されました。
実際にウチダザリガニが水草を食べたり、切ったりしていることが明らかに・・・。この様な背景があり、2006年には本格的にウチダザリガニの駆除が始まりました。
駆除作業の成果として、近年では捕獲されるウチダザリガニの捕獲数の減少や体サイズの縮小傾向が確認されているそう。これは全国的にみても貴重な事例との事でした。
※写真は照井滋晴氏からお借りしました。写真左から体の小さい順に、ニホンザリガニ、アメリカザリガニ、ウチダザリガニ。