SSブログ

barbizon & tokachi [close to you <art編>]

CIMG0772.JPGCIMG0820.JPG CIMG0828.JPG
CIMG0830.JPGバルビゾン・・・フランス中北部の都市、フォンテンブローの近郊にある小さな村。
19世紀中頃、ミレー、コロー、テオドール・ルソー等、後にバルビゾン派と呼ばれる画家たちがそこに滞在し、
自然豊かな風景や農民の生活を描いたことで知られる場所。
十勝も豊かな自然に恵まれた土地。山々と平原が作りだす雄大な景色、雪の積もった静かな木立、
みどり豊かな森の眺めなど・・・
フランス バルビゾン、日本 十勝にゆかりのある作家の油彩、版画、写真等が展示されています。
例えばジャン フランソワ・ミレー。バルビゾン派を代表する画家の一人。その「耕す人」の版画を展示。
農民を主題とした作品を数多く制作した作家です。現存する同じ構図の油彩、パステルよりも前に制作されたものです。
大地を背景に農作業に従事する二人の男性が堂々と描かれています。
そして、ジャン フェルディナン・シェニョー。こちらは羊をモチーフにして描いた作品が人気。
今回の油彩「草原の羊飼いの少女と羊の群れ」からは表情豊かな羊の様子が生き生きと伝わってきます。
十勝に生まれ十勝で制作を続けた中西堯昭。展示作品は油彩「凍林」。厳冬期の麓にある白樺林がモチーフ。
彼は主に白樺をモチーフに、四季折々の様子を瑞々しい色彩と柔らかな筆致で長年描き続けたそうです。
そして、能勢眞美の描いた「樹草」。白老町に生まれ、帯広へ移住。そこで緑豊かな自然の風景を描きました。
「バルビゾンと十勝の共通点は、どちらも自然豊かなこと。相違点は、空気感や光の感じでしょうか」と耳塚氏。
遠く離れた土地ですが、そこにある自然、そして人々の生きる生活感から何かを受け取ることができると思います。
また、ご覧になった方が共通点や相違点を見つけてみるのも面白いですね。
※尚、写真は北海道立帯広美術館 耳塚里沙氏からお借りしました。
(バルビゾンの風景 十勝の風景は3/13まで北海道立帯広美術館で開催中。)

2022.0209 O.A 杉元内科医院 院長 杉元重治氏 [close to you <dr.編>]

0209cd.jpg
2022年2月8日現在の新型コロナウイルス感染に関して釧路の現状からお聞きしました。報道でもある通り、3桁の感染者が確認されている状態が続いていると。
減ってきているという実感は全くないとおっしゃっていました。逆にどんどん増えてきているのかな?という感じだそうです。
最近、みなし陽性という言葉が聞かれるのですが、家族の中で誰か一人が陽性者がでた場合、ほぼ他の家族の方は濃厚接触者として扱われています。
その後、家族の中から熱が出るとか、喉が痛いとかコロナに関連した様な症状が疑われた場合、本来であれば検査をするべきところですが、
その検査がなかなかできないということ、そして感染拡大を広げないためにも、その時点で症状があれば陽性とみなすということ。
検査キットに関してはまだ足りないのが現状の様です。クリニックでも検査キットを発注はしているそうですが、それもなかなかきていないというのが現状。
テレビ等では増産しているという報道もありますが、現実問題としてはまだまだの様です。
現在、釧路では釧路医師会と釧路市と釧路保健所がタッグを組み、なるべく医療が逼迫しない様に体制を作る努力をしているそうです。
その中の一環として、今までは保健所に全部情報を集約するということでやってきたのですが、保健所の電話もなりやまない現状もあるので、
それを回避しましょうということで、相談窓口をかかりつけ医のある方はかかりつけ医だけでも問い合わせができるということになりそうです。
よりスムーズになる感じでしょうか。ただ、かかりつけ医の無い方やどこに行って良いのかわからない方は、今まで通り保健所を通すということになるそう。
保健所の窓口業務を軽減する対策とのこと。現在、経口剤は発熱当番病院(市立、労災、日赤、孝仁会、協立、三慈会)には配備されているのですが、
今後、クリニックでも適応のある患者さんがいれば投与できる様な体制が進みつつあるそう。
そして、今まで感染症と認定された方で自宅療養なさっていた方は、保健所のシステムで観察しているのですが、患者数が増えてきたので、
今後かかりつけ医の医師が患者さんとお電話で健康観察をするということが一部で始まる可能性があるとのこと。
「自分でできることは一つずつやって、感染対策をしていただく。風評等が広がらない様に正しい知識を持っていただく。これが大事だと思います。」