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2022.0217 O.A BAND [chord 5]

・Johnny Blue / RCサクセション
・つ・き・あ・い・た・い / RCサクセション
・こんなんなっちゃった / RCサクセション
・SUMMER TOUR / RCサクセション
・君を呼んだのに / RCサクセション
~今回のバンド編、RCサクセション 特集です。
RCサクセション特集 第2弾。さあて・・・第1弾は一体いつだったでしょう?(笑)
セレクトはもちろん河口氏。河口氏&midoriでお送りします。

冬しか見れない・・・ver.2(境 智洋編) [fun science]

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樹氷を見るべく午前6時にスタートしてまずは、細岡展望台へ。写真だけ見ると夕方みたい。でも朝です。
日の出前の時間帯はまるでこれから夜になるみたいな感じ・・・。ただ、ここからの時間が勝負。
刻々と変わる空の色。空をキャンバスに絵が帰る絵画のごとくアートな世界が広がる。
日が昇るまでの時間帯に展望台から川の近くへ行ったり来たり。
日が昇ると阿寒の山々にスポットがあたり、ピンク色に空が染まりました。
川はけあらしが出現し、まるで夕日の時の様な色合いに変わり・・・。
60分の間にどれだけの空のグラデーションを楽しむことができるのかと本当にワクワクドキドキな時間を過ごしました。
体感的には気温はそんなに低く感じなかったのですが、おそらく氷点下14度前後。
ただ、やはりいつもの年よりも気温が暖かいのかもしれません。川の氷の感じやフロストフラワーが見えなかったり。
いつも思うのですが、ほんの少しだけ早起きするだけで素晴らしい世界を体験できるのです。
キラキラ光る道路脇の植物たちはまるで自然のイルミネーションみたいに輝いていました。

イルカとクジラの家族の話(笹森 琴絵編)  [nature treasure]

1 鯨類の家族 シャチ.JPG2 鯨類の家族 タッパナガ.jpg3 鯨類の家族 カマの母子.jpg4 鯨類の家族 マッコウ.jpg
鯨類の場合、家族で行動するのは基本的に母親とコドモのペア。ミンクやナガス、ザトウなどヒゲクジラはこのタイプが多いそう。
母子が集まったママ友グループの様な子育て群を作る種もあり、こちらはカマ、マッコウ、シャチなど。そもそも比較的大きな群れを作るハクジラに多いと。
父親は子育てには参加しない、というかどの個体が父親か不明というのが普通だそうです。でも、父親を含むオスたちが群れのエサ取りをコントロールしたり、
母子を敵から守ったり、人間でいうところの父親らしい役割を果たしている種は多いとおっしゃっていました。
子育て期間については、ミンククジラのように半年ほどで母子が離れる種もいればシャチの様に、子育て期間が数年におよび、メスはそのまま群れに居残る種もいます。
単独行動を基本とするヒゲクジラの仲間たちは短期間で仔を離すのですが、ハクジラの仲間で社会性の強いものほど時間をかけて子育てするそう。
いずれも、個体の生き残り確率をあげるための戦術の一つかもしれません。
続いて、家族の絆が強い種について。まずはシャチ。釧路沖にも来遊するシャチは、メスとコドモたちが核となった10頭前後のポッドと呼ばれる血縁のある群れを作り、
メスたちは協力して子育てをします。ポッドには決まったオス個体がいて、群れを守る役割を果たしているようなのです。 
どこまでもコドモに対して大らかな印象が強いと笹森氏。「シャチは群れ全体で子育てをしている印象が強いですね。」
ハクジラで最大の種であるマッコウは、メスは自分が生まれた暖海(日本では黒潮流域)で、同じ群れで暮らし続け、妊娠、出産、育児もこの中で完結します。
コドモたちを真ん中に、メスたちが中心に頭を向けて取り囲む菊の花の様な形の陣形が特徴的。自分たちの体を盾にコドモたちを守るのが主な目的とされているそうです。
次はカマイルカ。噴火湾では母子のペアが集まった子育て群れを作り、皆でコドモを守りつつ協力しあっているそう。
「出産直後の母子を観察したことがあるのですが、必死で息をしようとする赤ちゃんに母がピッタリ寄り添い、背中に乗せたりヒレで支えたりしていました。
生き延びさせるためにありとあらゆる手を尽くす母の真剣さと、コドモの必死さが伝わって、息をするのも忘れて見守ったことを思い出します。」
最後は・・・釧路沖にも毎年現れるザトウクジラ。家族の単位は、やはり母子のペア。国内では、座間味や小笠原で冬を過ごす時に生殖活動と出産、子育てをし、
春には高緯度の海へ連れ戻って餌場を教え、翌秋にまた座間味に一緒に戻って繁殖の海を教え、そこで独立させる・・というサイクル。
母クジラは妊娠したその時から、出産し、授乳させ、長旅ができるまでに育て上げ、繁殖や餌とり、回遊など生きるに必要な場所や術を身に着けさせ、独立させるまで
ひたすらにコドモのために生きて、尽くすのです。「鯨類の生活史は種によって多様だけれど、10か月前後も身の中で育て、生まれた瞬間から今度は常に目を離さずに
呼吸させ、授乳して、半年から複数年も面倒を見続ける、そんな母の献身的な子育てする姿は、決して人に勝るとも劣らず感動的。
彼らにとって家族と過ごしたといえる時期は、幼児期の母親との1年余に限られますが、それは人の10年にも匹敵するような濃密さだと思います。」
※写真は笹森琴絵氏からお借りしました。