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fhe light received by the tree [close to you <art編>]

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ずっと木と対話する作家とご紹介してきた藤原千也氏。
今までにシナ・ニレ・セン・カツラ・エゾアカマツ・ケヤキ・ポプラ等様々な木と向き合ってきました。
彼の作品はオブジェと簡単に一言で言えるものとは違う感じがします。
大きな木に抱かれながら作品作りに没頭する姿は作家というよりも、
もしかすると木に取り憑かれたといった表現が妥当なのかもしれないと感じる私がそこにいました。
木は種類によって全て違うそう。
硬さや柔らかさ、繊維の強さ、粘り強さ、割れ方、その違いが魅力と。
今回ポプラの木をメインに使ったそうですが、
「ポプラって水がそのまま固まった様な感じがするんです。潜るとか泳ぐとか、流れているとか・・・
そんな川や海にいる感じがしました。生きている感覚・・とても不思議な感じがしました。」
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今回の展示はポプラをメインに他の木々を接合してあるそう。
今までは自然の木がそのまま倒れている感じの展示だったのですが、今回はあえて枝等があり、
ご自身が感じている木を作りたいとのことで、生命そのものを表現なさったのかもしれません。
「ご覧になった方の反応がたくさんあり、声をあげて感嘆なさっていたり、
生と死を感じて涙ぐまれている方もいたり・・・。」
実は木はもちろんですが、その木が受けてきた光、
その光を見て欲しいとのこと。
体験して欲しい。体で感じて欲しいとおっしゃっていた意味がお話しをお聞きして理解できた様な感じがしました。

※尚、写真は藤原千也氏からお借りしました。
(藤原千也氏が出品している札幌美術展 アフターダークは4/10まで札幌 芸術の森美術館で開催中)

2021.0407 O.A 杉元内科医院 院長 杉元重治氏 [close to you <dr.編>]

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新型コロナウイルスワクチンに関する釧路の現状をお聞きしました。釧路市内では釧路労災病院の医療従事者からスタートし、感染担当病院(市立釧路総合病院、釧路赤十字病院、孝仁会記念病院、釧路協立病院、釧路三慈会病院)の病院のスタッフの方は次々と接種している状況。開業医やその従事者、介護スタッフの方はまだとのこと。ワクチン自体は市内に届いているので、間も無く調整が済んだら随時接種という段階まではきているのかな?とおっしゃっていました。4月5日の収録段階では、具体的な日程はまだとの事でした。医療従事者が終わったら65歳以上の方・・となっているのですが、実は管轄が違うそう。医療従事者や介護従事者は北海道。一般の住民の方は自治体の管轄になるそう。そこで接種時期が重なる部分があるのでは?という懸念があり、その調整も進んでいる最中とのこと。
最近はよく外来で「ワクチンを受けた方が良いですか?」という質問が多いそう。「色々資料を見たり、実際接種なさった先生方のお話をお聞きすると、当初から言われていた痛みや発熱とかはあるかな?といった感じもしますが、厚生労働省が出している接種基準で見ると、僕の解釈の中では高度なアレルギー反応、例えば食べ物をとってすぐ蕁麻疹が出るとか、息苦しくなるとかがなかったり、かつてインフルエンザのワクチンや肺炎球菌ワクチンでアレルギー反応(即時型)がなければ、大抵の方は接種しても良いのでは?と思っています。」最近気になる変異株。「情報はネット上でしかわからないのですが、感染力は強いかな?といった感じはしますね。重症化しやすいのでは?という懸念はありますが、実際それがどのくらいの割合で増えて行くのかがわからないので、今の段階ではなんとも言えないですね。」と。ワクチンに関しては、新聞報道では4月下旬くらいに一般65歳以上の方の分が1000人分くると言われていますが、多分1回分しか来ないと思うと。2回目はどうする?という話もあり、実際釧路市には65歳以上の方が56000人位いらっしゃいます。1000/56000ですから、本当に少ししかこないというのがわかると思います。ですから1回目が行き渡るのにどの位の日数がかかり、2回目を皆が果たして打ち切ることができるのかどうかはまだ不透明なところがあるというのが現実の様です。
マスク・手洗い・ソーシャルディスタンス・多人数での会食等は徹底すべきであり、その皆で気をつけ合う事、心配りが全体の感染予防になるとおっしゃっていました。