SSブログ

2021.0422 O.A 洋楽 [chord 5]

・Wuthering Heights / KATE BUSH
・Wow / KATE BUSH
・Running Up That Hill / KATE BUSH
・Sat In Your Lap / KATE BUSH
・Babooshka /KATE BUSH
~今回の洋楽編、KATE BUSH 特集です。
セレクトはToshi氏。今回の出演は、Toshi氏&midoriでお送りします。

海は生きている(黒田 寛編) [fun science]

fs0422 黒田氏.jpg
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所 水産資源研究センター 海洋環境部 寒流第1グループ グループ長の黒田氏。
海のない街に生まれ、海への憧れが相当あったそうです。小さい頃にお父様に連れて行ってもらった海での磯遊び。
潮だまりで出会った小さな生き物たち。海は強烈に少年の心に何かを残したのです。
小学生の頃から釣りにもはまり、その趣味は高校生になっても続きました。もちろん海釣りです。
高校の時には夜釣りにも出かけたそうです。その後北大の水産学部へ。ある意味素直な流れだったのかもしれません。
ただ、大学に入った途端釣りへの興味は失せ、その対象は海、そのものに移行します。
大学では海水温や海流の研究を続け今に至るそうです。現在は産業との関わりも主な仕事の内容にもなっています。
「海は生きているんです、海は動いているんですよ〜」と楽しそうに語る黒田氏。
陸上の風はなんとなく私たちは感じやすいものです。雲の流れを見たりしてもその動きというものを感じます。
同じように海も動いているとのこと。もちろんその動きは陸に比べると1/10くらいの非常にゆっくりした動きなのです。
でも1秒で1m動くとすると、1日では86kmも動くのです。そう考えるととてもすごい海の流れを感じます。

キタサンショウウオ覚えてね(照井 滋晴編) [nature treasure]

10.jpg 3.jpg 4.jpg
1.jpg
大学時代からキタサンショウウオの研究を始め、院時代にNPOを設立し、
今に至るのがNPO法人環境把握推進ネットワークPEG理事長の照井氏。
キタサンショウウオ、まだまだ名前を聞いたことはあっても見たことがないという方も多いのではないでしょうか?
頭の先から尻尾まで10cmくらいの大きさしかなく、可愛い顔と仕草がたまらない。
現在、日本にはサンショウウオは約40種類ほどいるそうです。
うち北海道には2種類のサンショウウオがいます。それがきたサンショウウオとエゾサンショウウオ。
ただ、その分布が全く違います。エゾサンショウウオは離島を除く北海道全域に分布。
キタサンショウウオは釧路湿原域と上士幌町、国後島に局所的に分布しているそう。
現在は、宅地化、農地開発、道路建設、太陽光発電施設の建設などの影響で生息環境が失われて生きてるのが現実と。
キタサンショウウオ今は繁殖期。湿原のブルーサファイヤとしても有名ですが、卵(卵嚢)が光を受けることで青白く光るのです。
大人になるのに3〜4年。寿命は5〜10年。飼育下では20年近くも生きるそう。それだけ自然の中では生息していくことが難しいということなのかもしれません。
人間との軋轢で彼らを絶滅の危機に晒すことはあってはならないこと。どうやって今後共生の道を探るのか?
釧路市や標茶町では天然記念物にも指定されています。
自分たちでは声をあげない、あげることのできないものたちを守っていくのも私たち人間のやるべきことなのだと思います。
※写真の一部は照井滋晴氏からお借りしました。