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コミュニケーション能力小学生以下の場合(Chris Knoepfler編) [varied experts]

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今回はコミュニケーション能力の小さな子供達の実例からのご紹介です。
小学生以下の子供たちの特徴をいくつか教えていただきました。まず何と言っても音に敏感なこと。
例えば、赤ちゃんはどの言語の音か区別できるのはよく聞くお話しです。
最初は、文字ではなく、音、音声から入る。歌・チャンツを使って音韻認識を育てることが大事と。
クリス氏の姪っ子や甥っ子のお話しも出ましたが、「Blue」のボールをとってと英語で話すと、発音もブルーではなく、Blueと綺麗に発音するそう。
それは意味よりも音をそのまま認識して音として話す、口で発音するということなのでしょう。
次に失敗しても大丈夫。そして想像力があり、とてもアクティブ。さらに曖昧さへの耐性が強いとその特徴を語ってくださいました。
小学生の英語の教科書もお持ちいただいたのですが、従来の中学校や高校の英語のものとは大きな違いがありました。
基礎知識は文法構造ではなく、例えば、誕生日についての会話や夏休みについての会話、レストランでの会話など場面や話題ごとに構成されていました。
単語ひとつひとつを覚えていくことももちろん必要なことですが、センテンスをまとめて覚える。例えばそれはネイティブでも同じことがあるそうです。
また、小学6年生になると、「Where do you want to go?」「I want to go to Egypt.」「What can you do in Egypt?」「You can see the pyramids!」
と話を広げていくのです。反復練習ではなく、伝えたい内容や表現を結びつけていくのが大切と。
相手に向けてどのように伝えれば良いのかを考えていく・・・まさにコミュニケーション能力がそこで培われることにつながるのです。
「英語の授業は英語だけではないのです。」とクリス氏。お話しを伺っていて、英語を勉強することは他の教科以上にコミュニケーション能力を育てることに
まさに直結していると、そしてそこには相手を知ろうとする気持ちが一番大事なのだと感じた私です。


2022.0923 O.A 「今回は祭りシリーズ!」 [varied stories]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

オーストラリアはイギリスの国王または女王を国家元首とするイギリス連邦の国です。
エリザベス女王は1952年に即位してから70年間でこれまでに計16回、オーストラリアを訪問したそうです。
「僕も2006年に女王がオーストラリアを訪問した際、シドニーのオペラハウスで行われた式典を取材に行ったことがあります。
エリザベス女王は当時80歳でしたが、とてもお元気そうで、かくしゃくとしていて、驚いた記憶があります。 」
女王が亡くなった11日には、チャールズ皇太子を国王とする宣言が行われました。
22日には故エリザベス女王のメモリアルサービスが首都キャンベラで行われ、1回限りの公休日に。
ただ、イギリスの国王または女王を国家元首とする立憲君主制の国から、君主を持たない共和制に移行すべきだという論議は以前からあり、
1999年に国民投票が行われましたが、共和制への移行に反対が54.9%と過半数だったため、否決されているそうです。
今年1月の世論調査では共和制移行への支持が54%と不支持の46%を上回っています。今の前の前の首相のターンブル首相は熱心な共和制移行支持者で知られていたそう。
オーストラリアにとって君主が変わったことによる最も大きな影響はコイン、硬貨。
オーストラリアのコインは、5セント、10セント、20セント、50セント、1ドル、2米ドルの6種類で、すべて故エリザベス女王の58歳の時の肖像が描かれているそう。
来年にはチャールズ国王の肖像が描かれた新しいコインが流通することになりそうです。
さて、今回は祭りシリーズ。まず、地元で開催されたセントラルコースト・ミュージック・フェスティバルについて。
今年が初開催で、地元の音楽産業の成長と発展に貢献するのが目的と。 地元のミュージシャンがカフェなどで演奏するほか、各種ワークショップを行われたそうです。
例えば、アカペラの歌い方、ミュージシャンのライブ写真の撮り方、映画音楽の作り方、DJのやり方など。大体のワークショップは無料で参加できるそう。
また、17日にはメーンイベントとして、地元のスタジアムでフリーコンサートが開かれたそうです。
そして、 もう1つ、9月3日から11日までシドニー市内で開催された「日本祭り(ジャパナルー)」について。
2021年の東京オリンピックの開催時期に合わせて初開催された、日本とオーストラリア交流のためのお祭りで、今年が2年目です。
日本の物産や観光、文化、スポーツなど各種プレゼンテーションがあり、植物園で盆栽祭りも開催されたそうです。
「僕は最終日にシドニー市内チャッツウッドで開催された『日本祭り』に行ってきました。お好み焼きやたこ焼き、焼きそば等の屋台、ヨーヨー釣り、
プラスチックの金魚すくいなどもあり、土曜日ということもあり、多くの人が集まっていました。 」
このほかにもシドニー市内ダーリングハーバーで毎年12月に「Matsuri Festival Sydney」が開催され流とのこと。こちらは2006年に日豪友好30周年を記念して初開催。
最大で5万人以上がある集まる大きなフェスティバルだそう。ただ、新型コロナのパンデミックで2019年と20年は中止となり、昨年、2年ぶりに開催されたそうです。
※写真は鈴木雅章氏からお借りしました。
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