SSブログ

ハシゴを降りて別世界リベンジ桂恋(境 智洋編) [fun science]

IMG_4467.jpg
IMG_4438.jpgIMG_4439.jpgIMG_4445.jpgIMG_4448.jpgIMG_4449.jpgIMG_4452.jpgIMG_4456.jpgIMG_4458.jpgIMG_4459.jpgIMG_4462.jpg
桂恋の東側のまず右側。干潮でいつもは海のところに入ることができました。ナンキンソウの海藻をとる人たちが・・・。奇岩あり。まるで怪獣みたい。
上の方が大きくて、下になると小さくなる。これもいずれ崩れ落ちてしまうのでしょう。
一旦、戻る途中で足元に汐見層が一部見えました。海の中にあった部分とだんだん陸に近い感じになったところの境目が見える感じです。
そして、今回のメインはかつてのリベンジ。鳥たちと同じ目線に立つ丘からさらに東側。
以前はハシゴを使って降りるのをためらわれる天候でした。雨が降った後で足元がおぼつかず次回に・・と残しておいた場所。
実は後ろ向きに降りるので少々恐怖を感じつつ、ロープを使い降りることができました。
こちらは汐見層がで〜んと広がっています。素晴らしい景色。その地層の中に小さな巻貝の化石がありました。
この周辺の地層の中で古いと言われる汐見層は、桂恋周辺で一部顔を出すのです、このあとしばらく東側には見えなくなります。
そして、地名がついている汐見で再び現れるのです。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/10fbvHeodN7EhqTmEFZtSM

カムチャツカのこと(笹森 琴絵編) [nature treasure]

①アトラソフ(阿頼度)島 アライド山  笹森.jpg②アンティフェロフ島 志林規シリンキ島のトドの群れ 笹森.jpg
③ルースカヤフィヨルドのシャチ 笹森.jpg ロシア北東部にあるカムチャツカは、ユーラシア大陸北東部から北海道の方向へ南西に突き出た半島。
北太平洋とオホーツク海とベーリング海に挟まれた北方四島から北の北千島諸島より北部の紡錘形の半島。
亜寒帯気候からツンドラ気候。オホーツク海側である西側は流氷がべたっと張り付き常に凍った状態。
一方、東側の太平洋は、流氷が比較的少なく、温暖な海です。
日本列島と同様、環太平洋火山帯に属し,約30の活火山を含む約300の火山が存在します。
ですから、日本人の大好きな温泉もたくさん。
未開発の自然が多く、半島北部は永久凍土に覆われています。
「とにかく世界遺産登録されている火山群の織り成す景色は、できすぎと思えるほどの美しさです。
陸の豊かな動物相や植物相は北方四島やかつての北海道と通じるものがあり、
カムチャツカ川等、多くの河川を介して陸の栄養がもたらされるオホーツク海もやはり圧倒的な豊かさ。
実際に、主要産業は漁業・水産加工業ということからもわかりますよね。」
自然や動物に興味がある人たちが世界中から訪れるそうで、中でも日本人が大変多いそう。
アラスカやカムチャツカというと星野道夫さんを思い出す方が多いと思ういますが、彼がなくなったことでも、日本人にとっては特別な土地です。
カムチャツカ半島東部沿岸にあるアバチャ湾は、シャチを初めとする鯨類の宝庫。
笹森氏の古い友人で、世界のウォッチング活動に通じるカナダ出身のエリック・ホイト氏が立ち上げたチームがアバチャ湾の鯨類情報を随時発信しているそうです。
全身ほぼ真っ白のオスシャチ、アイスバーグ(氷山の意味)を2010年に発見し世界に発信したのもこのチームなのです。
北海道と北方四島、カムチャツカの海は連続性のある位置関係。彼らとの情報交換でシャチや回遊性の鯨類の動向・温暖化等がもたらす動向変化も見えてくるそうです。
笹森氏は、某船会社が2014年と2015年に組んだカムチャツカへの船ツアーに同行し、船内でカムチャツカの自然や動物のレクチャー、
鯨を探しては乗船者に情報提供やガイドをしたそうです。北千島列島沿いに北上し、カムチャツカのアバチャ湾へ。
そこは、万年雪を頂く山々、入り組んだフィヨルドを背景にみる鯨たちの勇壮さがより際立っていたとおっしゃっていました。
いずれも6月、7月の航海で、船体しか見えないほどの濃霧に泣かされたそうですが、それでもシャチやミンク、ツチ、ザトウ、マッコウ、カマ、イシ、ネズミ、
トドやエトピ、ラッコ、ケイマフリ・・・次から次へと現れて、結果としては期待以上の種と頭数を観察できたと。
乗船者をみていて思ったのは「みんな鯨を見たいんだな」ということ。
「ピンポンパンポ~ン。只今左前方にシャチがでています」等と船内放送すると、乗船者がわ~っとデッキにあふれ出て、シャチを見ようとあちこち大移動。
船長が「これだけの人が一斉に片側によると、さすがにこの船でも傾くな」と笑うほどの熱狂ぶりだったそうです。
昨年秋に北海道東部太平洋側沿岸に大打撃をもたらした赤潮には、低水温に耐性の強いプランクトンが含まれていましたが、これは前年にカムチャツカ沿岸で大発生し、
海生生物を死滅させたプランクトンと同じ種とされています。「親潮でつながる北海道東部から太平洋沿岸の海洋生態系を語るには、北千島からカムチャツカに至る海も
併せて観察することが欠かせないのです。特に親潮が洗っていく釧路沿岸では・・・。」と笹森氏。確かに海は世界に一つ、世界中繋がっているのです。
※写真は笹森琴絵氏からお借りしました。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/0LDsRuAqvEThRJu5udUucP

130 years of Western-style Painting in Japan [close to you <art編>]

高橋由一「鮭図」1879-80年.jpg岸田劉生「寒山風麗子像」紙本墨画淡彩」62.5x39.1cm 1922-23年 笠間日動美術館蔵.jpg 安井曾太郎「実る柿」油彩 46.3x65.2cm 1937年 笠間日動美術館蔵.jpg
どこかで見たことのある作品・・・教科書に載っていたあの巨匠の作品がずらりと並んでいます。
高橋由一の迫力満点の鮭。麗子像で有名な岸田劉生、黒田清輝、青木繁、梅原龍三郎、安井曾太郎・・・日本の洋画の草分け的な存在の作家の作品、一気に130年を
ご覧になることができます。贅沢な展覧会です。
具象表現の色々、表現方法は作家によって様々です。洋画の魅力をたっぷりとじっくりと感じていただけることと思います。
「日本の洋画の魅力はやっぱり写実だと思います。今回、具象表現の栄光というサブタイトルにしたのですが、具象とか写実って言いますが、
自分が目の前に見ているものをいかに本物そっくりに表現するか・・・ということに画家の人たちは皆、心砕いて油絵を描いてきたんですね。
油絵ならではの本当にリアルな迫真的な具象の表現もあれば、いかに省略しながら存在感を表現していくか・・というような目指しどころが違ってくるということも
今回の40点の作品をとおして見ることで感じていただけると思います。」と井内氏。
また、釧路会場独自の企画として、笠間出身のイコン画家、山下りんの作品の特集展示があります。
日本人最初のイコン画家として知られる彼女は、ロシアに渡りイコンの勉強をして、帰国後は日本全国のハリストス正教の教会のために聖画を描き続けた方です。
ですから日本全国に彼女の作品が残っていて、この道東にも存在しています。今回はそんな作品も展示されています。
イコンには、聖画像のこと。そこには、キリスト、聖母、聖人が表現したものの他に、キリストや聖母の生涯、聖人伝等、聖書の一場面であったり、
もしくは、複数の場面で形作られたものがあるそうです。
藤島武二「ヴェニス風景」油彩・板 23.6x32.8(山岡コレクション)『日本近代洋画への道』cat.143.jpg赤穴宏.jpg舟越保武.jpgコゼリシチナの生神女_X7A8422.jpg
※尚、写真は北海道立釧路芸術館 井内佳津恵氏からお借りしました。
※山下りんの作品「コゼリシチナの生神女」は、撮影:中村治/資料提供:白凜居
(日本の洋画130年〜具象表現の栄光は4/23〜6/19まで北海道立釧路芸術館で開催になります。)

2022.0420 O.A 市立釧路総合病院 泌尿器科 森田研氏&医療技術部 検査科 北川史彬氏~2~ [close to you <dr.編>]

cd 0420森田dr&北川氏.jpg
前回に続き、臨床検査技師の仕事について。今回は細胞検査士の業務について教えていただきました。
細胞検査士になるには、年に1度行われる細胞検査士試験に合格すること。その受験資格は、臨床検査技師として主として細胞診検査の実務に1年以上従事しているか、
細胞検査士養成所あるいは養成コースのある大学を卒業、または卒業見込みである人。さらに資格取得後も5年おきに資格更新を行う必要があるそうです。
さて、細胞診検査とは、ガンの早期発見や早期診断を目的に、患者さんから採取された細胞を顕微鏡で観察し、ガン、あるいはガンになりうる細胞を発見して報告。
例えば、細胞診検査で一番多いのは子宮頸がんのスクリーニング検査。子宮頸がんの発生リスクであるヒトパピローマウイルスに感染している細胞が出現していないか?
あるいはすでにガンになっていないのか?をスライドガラスに塗抹された細胞を染色し、塗られた全ての視野を観察するそうです。
ほかには喀痰・尿・胸水や腹水等の体腔液や内視鏡化で採取された検体等、生体から採取されるものであれば、どんなものでも検体になり、検査の対象になると・・・。
提出された検体は、その後、顕微鏡で見る為に標本を作製。検体の種類により処理の方法は様々。
全ての検体はまずスライドガラス上にのせられて固定という作業を行います。
次に十分に固定されたスライドガラスを染色という作業を行い、細胞に色をつけていきます。
この様に作製された標本では細胞や核の構造がわかり、細胞が正常な形態なのか、あるいは異常な形態なのかを調べることができるようになるそうです。
そこでもし異常が見つかった場合、細胞検査士認定を持った病理専門の医師と他の細胞検査士と共にディスカッションが行われ、陽性であることを確定。
そして依頼のあった医師へ報告。また、陽性の見落としをなくすために陰性の標本も、もう1人の細胞検査士に見てもらい、ダブルチェックも行なっているそうです。
また、細胞検査士は現場に出向く機会もあるそう。顕微鏡や染色道具をもち、標本を作製して顕微鏡で判定をすることがあるそうです。
例えば、一番出向く機会が多いのは、肺の気管支鏡検査の時と教えてくださいました。肺がん等が疑われる場合、気管支鏡を挿入して細胞を採取するそう。
内視鏡下で本当に目的とする腫瘍に到達しているのかを目で確認することが難しいことが多くあるそうです。
現場で、気管支内をブラシでこすり、スライドガラスに細胞を塗り、染色を行い、顕微鏡で観察。
そこに目的とする異常な細胞が出現していれば、細胞をつまみ、採取することが可能になるということなのです。

3.11「ちきゅう」での出来事(満澤 巨彦編) [varied experts]

ve0415満澤氏.jpg
東北地方太平洋沖地震が起きた3.11の時、満澤氏は広報課長だったので、JAMSTEC調査船の一般公開や見学について受け入れ担当者として現場対応をしていたそうです。
3月11日午後、「ちきゅう」は八戸港に着岸中で地元の小学5年生48人と校長先生や担任の先生4人、52人の見学が行われていました。
いくつかの班に分かれ、JAMSTEC職員数名が引率して船内見学をしていたそうです。
満澤班は研究ラボの見学中、ホワイトボードの前で研究者の説明を聞いていた時に、急に船体が「がたがた」と振動し始めました。
船の揺れとは違う振動で、一瞬なんの振動かわかりませんでしたが、すぐに地震による振動だと思ったそうです。
午後2時46分過ぎ、振動は2分位続いたと記憶していると。子供たちにしゃがんでじっとするように指示。このまま、震動が治まらないのではないかと、不安に感じたとも。
震動がおさまりしばらく子供たちと一緒にその場で待機し、船内放送で船内の集合場所の指示が出たため、子供たちを連れてその部屋に移動。
班によっては船の上部にあるヘリポート見学中の班もあり、その中央に集まって震動をやり過ごしたそうですが、とても怖かったのではないかとおっしゃっていました。
子供たちを不安にさせないように地震が発生してからずっと子供たちと一緒にいたので、実際に外がどのようになっているかは知るすべがなかったと。
幸い子供たちの付き添いで、校長先生、担任の先生3人も一緒だったので、皆、落ち着いていて、私たちと一緒にきっと降りれることを期待して待っていました。
地震発生後1時間位で津波がきたのですが、「ちきゅう」は5万トン級の大型の船。
部屋の中では揺れというより、スラスター(プロペラ型の推進器)の音が普段と違いかなり船内に響いていたそうです。「私の経験から、スラスターを使い、
岸壁から離岸して沖に出ようとしている?と思っていたのですが、実際は八戸港の中で津波に翻弄され船の位置保持ができなくなっていたんです。」
船が津波で流されないように、船の先の左右、両舷のアンカーを降ろして位置保持しようとした状態で1回転以上したため、左右のアンカーが絡んでしまったり、
船底についている6台のスラスター1台が岸壁に接触し脱落したりと「ちきゅう」自体も相当なダメージを受けていたのです。
船長以下船員も必死で操船して対処したことで、ダメージはあったものの岸壁に乗り上げるという最悪の事態はさけることはできましたが、「ちきゅう」は八戸港の中で、着岸することも動くこともできない状態となってしまったのです。結局、地震が発生した11日は、子供たちは降りることはできず、船で一泊することに。
「ちきゅう」にはヘリポートがあるので、それを知っていた八戸市議や八戸市、青森県が海上自衛隊に依頼し、急遽12日の昼過ぎに海上自衛隊の救難ヘリコプターが来る
ことになり子供たちと先生を無事におろしてもらったそう。子供たちの学校は内陸にあったので、津波の影響もなくご両親ご家族も無事であったと後で聞いたそうです。
「私たちも、その後14日に、連絡船で下船することができました。その時、八戸港の岸壁の上に大型の漁船数隻が横倒しでうちあげられているのは衝撃でした。」
乗船していた子どもたちとは、その後、何度か会う機会があり、彼らが高校3年生になった時には八戸市の協力で「ちきゅう」の一般公開に招待したそうです。
「子供たちの中には船の機関士になりたいと言っていた子もいて、その子ら数人を「ちきゅう」の機関室に特別に案内したりもしました。
その子は今、機関士になって船に乗っていると聞いています。」
「ちきゅう」はその後修理され震災の翌2012年、東北地方太平洋沖地震調査掘削、JFASTというプロジェクトで、地震の原因となった断層帯の掘削を行い、
まさに滑った境界部分の試料採取に成功し、また地震時に動いた断層の摩擦熱を計測するため高精度温度センサーで構成された長期孔内観測装置を設置するなどを実施。
この時、長期孔内計測で設置した温度センサーは2013年に「かいれい/かいこう」で回収しているとのことでした。
○「ちきゅう」船内の小学生に関する情報(発信情報の履歴の3/11、3/12参照)https://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/earthquake201103/
○東北地方太平洋沖地震調査掘削の解説(ジュニア向け、大人の方もどうぞ)https://www.jamstec.go.jp/j/kids/press_release/20131206/
※尚、写真は JAMSTEC 満澤巨彦氏からお借りしました。
・写真は2017年9月16日 6年後の再会(八戸港)

2022.0415 O.A 「春近し〜大忙し〜」 [varied stories]

上村知弘さん(フォトグラファー&ガイド)
http://www.tntnaturecon.com/

前回、お話しいただいたユーコンと日本をつなぐコラボ企画、オーロラ中継。なんと・・・
ユーコンでは雪が降り、日本では雨が降ったそうで。。。
翌日は両地域で快晴。オーロラも爆発!!あと1日後だったら最高だったのに〜と。
「ホントに大変だったんですよ。半年くらいミーティングを繰り返したり、機材も用意したり、凍った湖に上にテントを張って・・」と悔しそうな上村氏。
でもこればかりは自然に任せるというか、自然の流れにはどうすることもできません。
ただ、日本に向けてユーコンの色々をご紹介することができたそう。
彼は、オーロラの過去の写真を紹介したり、なぜオーロラが発生するのか?等々話すことができたとおっしゃっていました。
さて、ユーコンでも日差しに春を感じるようになってきたそうです。やはり一番最初は日差しに春を感じるのは北海道と似ているのかもしれません。
そこで、彼はアイスフィッシングに夢中。なぜなら冬のアクティビティのラストチャンスだから。地面には雪があっても、空気は暖かく釣りをするには最高と。
日本にはいない?ホワイトフィッシュという魚を釣ることにハマっているみたいです。釣った魚は揚げ物にしているそう。
浅いところで釣れるので、餌に食いついたかどうかは見えるそうなのです。まさに魚との知恵比べ?根比べ?
30~40センチくらいの大きさなので釣り上げた感じは手応えもあって楽しいのでしょうね。
これからオーロラがあまり見えなくなると白夜の季節がやってきます。ですから、これからの季節は、ガーデニングやら、春・夏の準備などで皆忙しくなるそうです。
彼もカヌーの準備もしなくてはならないし、やることはたくさん。でも冬の遊びのラストチャンスなので、それも楽しみたいし。。。
なんとなくわかる感じもしますね。白夜がきたら眠ることができなくなるから、今のうちに寝ておかなければ?と言う私に、
「大丈夫です。冬の間にたっぷり寝ていますから・・」なんておっしゃっていました。
※写真は上村知弘氏からお借りしました。
1.jpg2.jpg4.jpg5.jpg3.jpg6.jpg

2022.0414 O.A アイドル [chord 5]

・僕笑っちゃいます / 風見しんご
・天国のキッス / 松田聖子
・時をかける少女 / 原田知世
・禁区 / 中森明菜
・探偵物語 / 薬師丸ひろ子
・めだかの兄弟 / わらべ
~今回は邦楽アイドル編。83年アイドルHITS特集です。
セレクトは齋藤氏。出演 齋藤氏 & midoriでお送りします。

スポーツ愛好家やアスリートにオススメの植物(野村 香編) [fun science]

IMG_4364.jpg IMG_4366.jpg
さあ!これから運動しよう!!と思っている方も、すでに始めていらっしゃる方も多いのでは?と思われるこのシーズン。
そんな時にオススメの植物を教えていただきました。
スポーツを始めるには、ウォーミングアップとクールダウンが大事です。さらに大きな大会に出場するとなるとメンタル面でのケアも大事です。
まず、ウォーミングアップですが、この時にはブラックペッパーがオススメとのこと。いわゆる黒胡椒。
ブラックペッパーにはカリオフィレンが20%以上含まれているので、体液の循環を促進したり、胃酸の分泌を抑えて胃の粘膜を保護したり・・・
鋭敏な感性を取り戻す等には有用のようです。キャリアオイルに1滴。擦り込むと良いそう。
クールダウンには・・・ローズマリーシネオール。乳酸を素早く排出してくれるので、運動後のお風呂に天然塩とローズマリー3滴を垂らして。
お風呂が難しい場合は足浴でもひじ浴でも良いとのことです。
ハッカは熱射病予防に首の後ろやワキに。アルニカやカレンデュラは傷や打撲や捻挫等に。ウィンターグリーンは痛みがある時に使うこともあるそうです。
そして、メンタル面ですが、大会前の緊張した状態の時にはレモンの香りを嗅ぐのが良さそうです。
当日はティッシュにレモンの精油をつけて・・・。緊張しすぎず、緩めすぎずという、心に優しい香りのようです。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/1dh0uYZ8rvnH8P8HPJrw8K

覆隠試験?(齋藤 慶輔編) [nature treasure]

2.jpg 3.png 4.jpg
列車にはねられたシカを餌と認識し、そこに群がるワシ達が後続の列車にひかれてしまう・・・この状況をどうにか打破することができないのか?
試行錯誤・・・現在、覆隠試験をセンターで始めました。はねられたシカを見えないようにし、後続の事故につながらない様にするには何が適しているのか?
まずははねられたシカを隠すこと。そして、その隠したカバーも重すぎず、軽すぎず、丈夫で簡単に飛ばないこと等が条件。
今回は、ハンターの清水氏に協力いただき、シカを準備。それを1つのケージに2個用意しました。
一つは何もしないもの、もう一つは見えない様に覆いを付けて。
オジロワシのケージ、オオワシのケージ、そして混合のケージにそれぞれ2個ずつ入れて監視。
結果、オジロワシは全くシカに興味を示さなかったそうです。???
オオワシはやはり、覆っていないシカにすぐかぶりついたそうです。
そして、混合のケージでは、オジロワシが覆っていないシカに飛びつき、その後覆ってあるシカに若いオオワシが興味をもち、遊んでいる?と少しだけシカが見えて、
その後は・・・想像の通り・・・たくさんのワシ達がそれを食べたそうです。
ということで、ある程度目隠しをすることに効果はあると判りました。覆い被せるものの色や材質については今後も実験が続きます。
線路脇のシカの死体を猛禽の目から効率よく隠すための飛びにくいシートの開発は始まったばかりですが、何らかの道筋が少し見えてきた感じがします。
そして、忘れていけないのは、そこで活躍しているのは、野生に戻ることのできない終生飼育の希少猛禽類たちなのです。
※写真は齋藤慶輔氏からお借りしました。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/5jltTJARMCealCEQWVO8IK

scenery in art [close to you <art編>]

アートの中の風景1.JPG アートの中の風景2.JPG アートの中の風景3.JPGアートの中の風景4.JPG アートの中の風景5.JPG アートの中の風景6.JPG
「風景」に焦点をあてた作品群。風景画?だけではありません。
4つのコーナーに分けて観光ポスター、油彩、日本画、版画等、作家は60人、作品は90点ほどが展示されます。
1)さあ、旅に出よう・・・ここではポスターがメインに展示されています。
ご紹介いただいたのは、アルベール・ベルジュヴァンの「アヴランシューモン・サン・ミシェル湾」
赤い傘を持った女性の後ろ姿。片手には望遠鏡を持ち、遠くにモン・サン・ミシェルが見えます。まさに出かけたくなるようなワクワクする作品です。
2)旅人のまなざし・・・作家が旅行先で見たものが描かれているコーナーです。
例えば、六郎田天鈴の「朝霧はるるキリマンジャロ」
雄大さが目立つ日本画。キリマンジャロとその麓に佇む馬の群れが深い色合いで表現されています。日本画でキリマンジャロというのも面白い感覚です。
3)親みのある場所・・・作家がある場所に住んだり、何度も足を運んだ愛着のある場所で描かれたもの。
アレクサンドル・ドゥフォーの「農家の中庭」こちらは、牛や鶏たちがいるのどかな農家の庭先が描かれています。
同じコーナーで紹介されている竹山義雄の「早春山野」春先のトムラウシ山を望む風景が描かれています。明るい陽光に照らされて草木が芽吹く春の訪れを描いた作品です。
4)心で見る風景・・・作者が見た風景をそのままでなく表現した作品。現実ではなく心の中に思い描いたり、浮かんだり、刻み込まれている風景等を表現した心象風景。
ここでご紹介いただいたのは、出店久夫の「私風景、過去-2000-未来 No. II」
様々な写真のコラージュを上下左右対象につなぎ合わせ着色。現実と虚構が入り混じった世界を表現しています。
・・・この会場に入ったら思わず旅に出た気分になることができる・・・そして本当に旅に出たくなる・・・そんな展示になっていると思います。
まだ、自由に旅する気分になることは難しい日々が続いていると思いますが、一足先に旅気分を味わってみてはいかがでしょうか。
※尚、写真は北海道立帯広美術館 耳塚里沙氏からお借りしました。
(帯広美術館コレクション アートの中の風景は4/16〜6/26まで北海道立帯広美術館で開催になります。)