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2021.1216 O.A BAND [chord 5]

・Mambo Sun / T.REX
・Cosmic Dancer / T.REX
・Jeepster / T.REX
・Monolith / T.REX
・Get It On / T.REX
・Girl / T.REX
~今回のバンド編、初のT.REX特集です。
「単調で飽きやすいの曲が多いのですが、不思議な完成度があるんです。」と河口氏。
セレクトはもちろん河口氏。河口氏&midoriでお送りします。

岩見浜に戻る・・・(境 智洋編) [fun science]

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岩見浜に戻って冬の海探検!!とは言ってもこの収録の時は風が強く、波も高く、厳しい寒さを感じつつのあっという間の時間でした。
今回は、今まで探検していなかった岩見浜の東側です。ここでは別保層と汐見層の境目が見えるのです。
別保層は火山系の礫がいっぱい入っていました。例えば、花崗岩(御影石)。深いところでマグマがゆっくり冷えたものです。
花崗岩の礫はなかなか海岸線でみることができないそうです。ほかには安山岩も入っていました。
昔この辺の山の方に火山があって、そんな関係の石や、
あとは地殻の変動で花崗岩が出ているような場所があり、そこから流れてきたのか?
別保層そのものの石は黒っぽく見えるのですが、その中身をよく見るといろいろな火山の石が入っているのがわかるのです。
汐見層は泥岩が主体となっています。
岩見浜は西側はテンネル等の赤っぽいチャートが入った礫がたくさん出てきました。泥岩砂岩が多かったのですが、東側は火山系の石がいっぱい出てくるという面白さ。
数百メートルの間で、落ちている礫が転々と変わってくるって面白い!!
境氏曰く「岩見浜がいちばん観察するには面白いかな。いろいろな地層が見ることができて、いろいろな変化が見ることができて、さらに入っているものも違って・・・
歩くだけで地学の勉強ができて本当にここは面白い場所だと思うんですよ。」

イルカとクジラのヒレの話(笹森 琴絵編) [nature treasure]

1 背びれ 釧路のオスシャチ 笹森.jpg 2 胸びれ 釧路のザトウ  笹森.jpg 3 羅臼のマッコウ テール 笹森.jpg 4  背びれのないスナメリ 笹森.jpg
体の随所にヒレがあり、滑らかに泳ぎ、生まれて死ぬまでの一生を海や川などの水中で過ごすと言えば・・・暮し方や姿は、魚とよく似ています。
でも、クジラやイルカは魚類ではなく、人間により近い生き物。エラでなく肺で呼吸、変温でなく恒温、そして何より卵生ではなくて胎生。
鯨類はカバのように、水辺にすむ四つ足動物だった時期があるそう。実は遺伝子的にみて、一番近いのはカバだそうです。
尾びれは皮膚が進化の過程で派生したもの。その役割は、推進力を生み出す。船でいうとスクリューやプロペラ。魚とはヒレのつく向きも動く方向も違います。
胸びれと背びれは、いずれもバランスをとって姿勢を安定させたり、方向転換するのに使っているようです。
胸びれは、もともとは前脚だったものが進化の過程でかわってきたもの。なので今も、ヒレの中には5本の指の骨が残っているそうです。
泳ぐ方向に対して、胸びれの左右の位置や高さ・角度をかえることで体を安定させたり方向転換したりブレーキをかけたりしている感じとのこと。
ジャンプする種では、ザトウやシャチのように翼のように広げたり、マッコウの様に胸びれがぴったり入るポケットを持つ種ではここに収めたりと、色々。
背びれは、種によってずいぶんと形も高さも異なるそう。姿勢の安定を保つ、また、空気にさらすことで体温を下げる、示威的役割など。
この背びれ、スピードを要する生き方をするものはしっかりとした形をしているそうです。
一方で、ベルーガやザトウ、マッコウの様に背びれがない、又はコブ程度のものもいるのです。マッコウやツチクジラ等深く潜る種やベルーガの様に海面や海中に氷(障害物)が浮かぶ海で暮らすもの、さらには海底に潜む小さな生物を回転しながら掘り出すスナメリやコククジラ等は背びれは邪魔で無いほうが生活しやすいよう・・と。
「海でも、背びれや胸びれ、尾びれが欠けたものを、かなりの頻度で目にします。少しまたは半分が欠けていたり、ひどいのはほぼ全部なくなっていたり。
サメやシャチの様な天敵からの攻撃、仲間同士でじゃれているうちに怪我をして・・等色々考えられるのですが、厳然として起きているのがボートとの接触、
スクリューによるもの。ヒレは彼らにとって生きていく上での必需品。状況によって防具にも武器にもなるもの。何一つとして欠けてはいけないものなのです。
たとえ相手が鯨類であれ、理由が何であれ、不必要に傷つける権利は私たちにはないはずなのです。」
※写真は笹森琴絵氏からお借りしました。

what do you feel from this ocean? [close to you <art編>]

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北海道教育大学 附属釧路義務教育学校8年生の美術の授業がとっても面白い!!
実は実際に海に身をおき、「海は何を語るか」を感じ、
そこで考えたものを1枚のポスターにする・・・というものです。
当日の岩見浜は波も高く、ゴミがあふれていたそうです。
こんな経験をする生徒も多くはなく、何よりゴミの多さに圧倒された方が多かったそう。
自然と人間との関わりをこの海から教わったと答える生徒が多く、
自分なりの自然との向き合い方、その大切さ、ゴミ問題、環境問題にも視線は向けられた感じです。
現場で様々な写真を撮り、教室に持ち帰りプリントして切り貼りしたり、そこに絵筆を加えたり、
もちろんポスターなのでキャッチコピーを考えたり、B4サイズの中におさめました。
中には隠しで表現されているものがあったり、とにかく表面上だけではない、
奥が深いところまで考えて表現しているものが多いと感じました。
今回は、8年生を代表して、3人の生徒さん(安代さん、飯村さん、河野さん)と美術教諭の更科結希氏にインタビューさせていただきました。
それぞれの作品を胸に撮影させていただきました。
その他、一部の作品を見せていただいたのですが、どれもこれも力作揃い。
この授業がきっかけで生活する上で変化があったという生徒さんもいらっしゃいました。
机の上だけでは感じることのできない何かを大自然の中で感じとり、自分のものにした方も多かったのでは?と思います。
「人として考えなければならないことに目を向けてくれたとしたら、最高です。自然と向き合いことの大切さを私もあらためて教えさせていただいた感じです。」とは
更科氏もおっしゃっていました。
こんなに素敵な作品をもっと多くの方に、大人の方にもご覧いただける機会があったら良いなと思います。
現在、更科氏はその算段を練っているところ。もしかすると今回の作品が皆さんの目に触れる機会が生まれるかもしれません。
そんな時にはじっくりと作品をご覧になって、何かしらの思いを持ってお帰りいただけると嬉しいと思いました。
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※尚、下段の写真は更科教諭からお借りしました。

2021.1215 O.A 杉元内科医院 院長 杉元重治氏 [close to you <dr.編>]

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今回は12月6日の収録です。この日は、国内で3例目となる新型コロナ オミクロン株の感染が確認されました。現時点でわかっていることを伺いました。
ウイルスは生き残るために形を変えるので、また別のものに変異して他の株のものが出てくる可能性もあるということ。
ただ、コロナウイルスというものの中では、同じカテゴリーなので、どんどん顔が変わってきているということのようです。
ウイルスは変異を繰り返すと感染のスピードや感染力は強くなる。けれどもそれほど重篤な状況にならずにだんだん弱くなって行くというのがウイルス学的特徴との事。
今回のオミクロン株についてはまだ詳細はわからないそう。今後私たちはどうしたら良いのでしょう?今までの感染対策を徹底するということ以外はないのでは?と。「ワクチン接種率も高い状況で・・・その様なことを考えると恐れることは必要かもしれませんが、必要以上に恐れすぎる必要はないと僕は思います。」
他の国に比べてなぜ日本は感染者が激減したのでしょう?正確にはわからないそうですが、状況証拠からいうと、ワクチンの接種率が高いのでワクチンが効いたという説、もともとウイルス自体が変異する中で自爆するものが出てきたという説、日本人の元々のウイルスに対する抵抗力があったという説、ほかには衛生面。これだけマスクをしている国民は日本くらいかもしれません。等々様々な要因がうまく重なって、それほど感染が広まっていないことに繋がっているのかもしれません。
そんな中、3回目のワクチン接種の話題が出ています。すでに医療関係者は始まっているとか。「これは非常に悩ましい・・。抗体価が下がったことで抵抗力が低下するのか?といったことも誰も検証したことがないと思うのです。ですから3回目接種が本当に良いかどうかは科学的根拠はないと思うんですよ。ただ、なんとなくしないよりはした方が良いのでは?といった感じだと僕は思います。確かに医療者や高齢者の方、持病をお持ちの方等、抵抗力がもともと低い方に対しては3回目接種は有効かな?と思います。」今後は治療薬も日本に入ってくる予定があったり、飲み薬も開発されているので、ワクチン以外にも別の選択というのも出てくるのかもしれません。
先月末の北海道新聞に「抗原検査キット 続々登場」という見出しで、薬局で医療用の販売が解禁になったと掲載されていました。
このキットを使ってコロナに感染しているかどうかを判断するものの様ですが、これだけで判断するのは危険と杉元氏。感染していてもマイナスと出ることはあるので、絶対的にこれは感染を証明をするものにはならないそう。「逆に言えばキットで陽性と出たら多分陽性。ただ、陰性だから大丈夫と喜ぶのは時期尚早ということ。
しかも症状ありの使用前提なんです。ということは・・・自覚症状のある人が薬局に行って買うということ自体変ですよね。もしかしたら広めることになるかもしれないですし。。。この抗原検査キットがあるがゆえに心配事が増えた感じもします。皆さんもこれに関しては一旦冷静に考えて欲しいと思います。」

前ジテ・後ジテの関係 ~二場物の能~(中西 紗織編) [varied experts]

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どうして能では主人公が入れ替わることがあるのでしょう?とても疑問に感じてお聞きしました。
「これが正解というものはなささそうですが、おそらく面白い!から・・ということではないでしょうか。」と中西氏。
世阿弥の時代からこの形式(前場・後場で主人公が入れ替わる)はあり、世阿弥は伝書の中で、様々な意味において「面白し」とか
「見所の批判」(観客の目や評価)ということをとても重視していたそうです。
能の(演劇的)構成に注目すると、二場物・一場物という分類ができるそう。
主人公が入れ替わる能は「二場物(にばもの)」、つまり二つの場面がある能。
入れ替わらない能は「一場物(いちばもの)」ということになるそうです。
ただ、二場物でも、前ジテ・後ジテが化身・本体ではなく、全くの同一人物というものもあるそうで・・・。明確には分類し難いものもあるのが現実。
その中で、二場物の典型として複式夢幻能と現在能というものがあります。夢幻能とは、亡霊等の超現実的な存在をシテ(主人公)とするものです。
世阿弥が確立した作劇法では多くは二場物なのだとか。対して現在能とは、この世に生きている人物をシテ(主人公)とします。
上の左の写真は、井筒。これは前ジテが里の女で、後ジテが紀有常の娘の霊。
そして真ん中の写真は、船弁慶。前ジテが静御前で、後ジテが平知盛の怨霊。こちらは前ジテと後ジテが全く別個の役柄を演じます。
ちなみに船弁慶は仇同士という設定です。同じ人が一つの舞台で全く別の人格を演じる・・何と無く聞いただけだととても難しそうな感じがするのですが。。
この他には、前ジテ・後ジテが単に全くの同一人物ということもあるそうです。
例えば、狂女物や斬組物によくある一旦退場したシテが扮装を変えて再登場することが多いそう。
シテが入れ替わる能、ちょっと気になってきませんか・・・?

2021.1210 O.A 「野生のペリカン」 [varied stories]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

ペリカンは、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、ユーラシア、オーストラリア、ニュージーランド、スリランカ等の沿岸や湖沼などの暖かい場所に生息する鳥。
世界には、ペリカンは全部で約8種類、たいていは群れで行動しているそう。日本の動物園によくいるのはモモイロペリカン(White pelican)だそうです。
最大種はハイイロペリカンで全長170cm。大きいですね。ペリカンは、くちばしの下の袋(咽喉嚢)が特徴。 主に魚類、たまに甲殻類を食べることも・・。
獲物がないときは鳩やカモメを食べることもあるとか???。獲物を水ごと含み、水だけを吐き出すそうで、咽喉嚢には約10リットルの水をためる事ができるそうです。
また、人によく馴れ、時には主人の元に魚を持ってこさせたりするほどにしつけることができるそうで、ペットとして飼育されることもあると。
一般的に寿命は約10~25年くらい、ただ、人に飼育される場合は、50年以上生きることもあるそうです。
オーストラリアに棲息しているのは、オーストラリアン・ペリカンのみ。日本語だとコシグロペリカンといって腰のところが黒くなっているペリカン。
「我が家から車で北に30分ほど行ったところにジ・エントランスという場所があり、ペリカンの餌付けで有名なんです。
The Pelican Capital of Australia、オーストラリアのペリカンの首都とも呼ばれています。」
毎日15時30分にペリカンの餌付けショー、ペリカン・フィーディングが行われ、休日には多くの観光客が集まるそうです。
実は、ペリカン・フィーディングは30年ほど前、地元のフィッシュ&チップスショップのスタッフが毎日ペリカンに残飯を与えていた事から始まったそうです。
そのうち、ペリカンはスタッフに餌を要求するようになり、現在のような餌付けショーにつながったとのこと。そして、1996年に地元の再生計画の一環として
地方自治体とスポンサー企業の協力でペリカン・プラザが建設され、ペリカンに365日、新鮮な魚を与える事ができるようになったそうです。
餌付けショーは無料ですが、餌代や怪我をしたペリカンの救助や治療に必要な器具の購入のために、ショーの最後に寄付を集めているそう。
現在は、残念ながら新型コロナウイルス感染拡大の防止策として、ペリカンの餌やりショーは中止になっています。
「ショーはやっていない事はわかっていたのですが、先日行ってみたんですね。餌やりは無いにも関わらず、シドニーあたりからやってきた観光客とペリカンたちは結構いました。なんだかじっと佇んでいる姿に寂しさというか悲しさを感じましたね。」
※写真は鈴木雅章氏からお借りしました。
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2021.1209 O.A アイドル  [chord 5]

・卒業 / 菊池桃子
・赤いスイトピー / 松田聖子
・夏にご用心 / 桜田淳子
・C-Girl/ 浅香唯
・秋桜 / 山口百恵
・One Night In Heaven 〜真夜中のエンジェル〜 / WINK
~今回は邦楽アイドル編。アイドルの春夏秋冬特集です。
セレクトは齋藤氏。出演 齋藤氏 & midoriでお送りします。

ジュニパー(野村 香編) [fun science]

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ジュニパーはブランチとベリーがありますが、一般的なのはベリー。ブランチは医療関係の方々が使われるそうです。
ブランチは枝、ウッディな香りで、マッサージに適しているとのこと。
主な含有成分は、αピネン・サピネン・ツヨブセン。炎症や痛みを鎮めたり、特に男性のホルモンの関係による抜け毛の予防。
そして、老廃物の排出(むくみ、スリミング)。刺激が強いので、全身に使うというよりは部分的に使うことが多いそうです。
ベリーは実。ジンの香りつけに使用されることも・・・。ギリシャやローマ、アラブ等では消毒液として用いられていたそう。
また、フランスの病院ではローズマリーと一緒に拡散して空気浄化に使っていたりするそうです。
主な含有成分は、αピネン・ミルセン・サピネン。
ニキビや吹き出物、デオドラント作用が期待できると。また、胃腸の調子を整えるので、ハーブティーなどで飲用されることも多いとのこと。
「お正月にはジュニパーがオススメ。美味しいものを食べて、あまり運動しなくて・・・この時期きになるという方はジュニパーでスッキリ。
ぐっすり眠ることもできるんです。」とスタジオにお持ちいただいたのは、ジュニパーとグレープフルーツホワイトを少量垂らしたヤシの実のキャリアオイル。
老廃物が溜まっていると睡眠の質にも影響がありそうなので、ジュニパーにこのお正月は頼ってみようかな?と思った私です。

クラファン始めました!(齋藤 慶輔編) [nature treasure]

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猛禽類医学研究所に、一命を取り留めたとしても重度の後遺症が残り、二度と野生に帰る事ができなくなってしまった終生飼育個体が決して少なくない現実。
限られた飼育施設の中で、高いQOL(Quality Of Life)を提供するには、多くの経費と労力がかかるのです。
終生飼育を余儀なくされた大型猛禽類は35羽以上。これらの動物の飼育管理に割り当てられる専用の予算は環境省から支給されていないそう。
そこで、本来傷病動物の治療などに使うべき資金を支出せざるを得ない状況が長年続いたそうです。
そのままでは獣医療の質に支障が出る恐れがあり、2016年4月に猛禽類医学研究所はすべての終生飼育個体を環境省の事業対象から切り離す手続きをしました。
そして、飼育管理や餌に要する費用を独自に調達することを引き受けることに・・・。
1日1羽1キロの餌を必要とします。それが1週間、1ヶ月となると、ものすごい数字に。
もちろん寄せていただいた好意はまずは餌代や人件費に充てられます。
もし余裕があれば、医療機器や車のメンテナンス、そして環境教育にも・・とおっしゃっていました。
ただ、寄付していただくことの他に、何よりこの現実を広くいろいろな方に知っていただきたいと。
目を向ける機会になればと慶輔氏。その想いが一人でも多くの方に伝わって欲しいと切に思います。
https://readyfor.jp/projects/IRBJ
※写真は齋藤慶輔氏からお借りしました。